カメラ購入のための基礎知識

カメラの基礎知識

イラストの資料集めは大きい一眼レフか、それとも小型のミラーレス一眼なのか、それともコンデジではダメなのか…

イラストの資料集めで色々なカメラの購入を検討している人も多いと思います。
値段も様々だし、機能もよく分からない…
店頭であれこれ触ってみるもスペックが分からず迷っちゃいますよね。

そんな方のために今回はカメラの種類やスペックなどの基本的なことを簡単簡潔に書いてみたいと思います。

ぜひカメラ購入のために参考にしてください。

大まかなカメラの種類

まずはカメラには色んな種類があるということ。
基本的には

・デジタル一眼レフ
・ミラーレス一眼
・コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)
・スマートフォンのカメラ
・ウェアラブルカメラ

などがあります。

簡単に説明します。

デジタル一眼レフ

カメラボディ

デジタル一眼レフは最もみなさんが想像するカメラらしいカメラです。
プロが使用していることも多く最もカメラ愛好家に使われているカメラでしょう。
基本的にはボディとレンズを組み合わせて使用することにより、色んなレンズを使って写真を撮ることが可能です。
ですのでレンズを交換する画角を変えたり、明るさを変えたり
そして撮像素子(人間で言うと網膜の部分でセンサー)が大きく少ない光量でも高画質な写真が撮りやすくなります。

ミラーレス一眼

ミラーレス一眼

ミラーレス一眼はデジタル一眼レフのミラーの部分がありません。

そのためボディとレンズが小型になり持ち運びが楽です。
しかし、撮像素子はデジタル一眼レフと同じ大きさのものもありデジタル一眼レフと同等の高画質で撮影することが出来ます。

センサーサイズは大きいものだと富士フイルムの中判サイズ(FUJIFILM GFX 50S)やソニーのα7やα9などのフルサイズなどがあったり、小型のマイクロフォーサーズなどがあり、プロも使用するほど一眼レフとの画質の差はありません。
センサーサイズは下記に書きます。

コンパクトデジタルカメラ

コンパクトデジカメ

ポケットに入るほどの小型のデジタルカメラです。

また価格も安く最初に購入する人も多いと思います。
このタイプはカメラとレンズが一体化しているためレンズ交換は出来ません。
また撮像素子はデジタル一眼レフと比べて小型になります。

スマートフォンのカメラ

iPhone
スマートフォン、いわゆるみなさんの多くが持っているスマホのカメラのことです。
このタイプは本体と一体化しているためレンズ交換は出来ません。
画角は多くの人が入るように広角レンズであることが多いです。
アクセサリーを使うことにより、望遠にしたり魚眼にしたりすることが出来ます。
撮像素子はかなり小さくなります。
このタイプはすでに持っていることが多く追加出資が必要なくいつも持っているため気軽に撮影出来るのがメリットでしょう。

ウェアラブルカメラ

ウェアラブルカメラは一枚絵の撮影よりは動画を撮るビデオカメラに近いです。
耐久性が高く、小型軽量で激しく動くスポーツやアウトドアで使用することが多いでしょう。
基本的には広角レンズで迫力のある映像を撮影することが出来ます。

ウェアラブルカメラの例としてはGoProのHERO5 BLACK CHDHX-502などがあります。防水で4K動画の撮影が可能です。

ここまで簡単にカメラの種類を説明してきました。自分の用途を考えるとおのずと購入するカメラが決まってくると思います。

カメラのスペック

次はスペックについて
カメラを購入するときにスペックの見方が分からないということがあると思います。
ここではカメラのススペックについて書いていきます。

・画素数
・撮像素子
・焦点距離
・F値
・動画性能
・メーカーごとの特殊能力

では1つづつ見ていきましょう。

画素数

写真という一枚絵は小さなドットの集まりで出来ており、画素数が多ければ高解像度になり一枚の写真の中に多くのドットが入っていることになります。
つまり画素数が多いと高精細な写真が撮れることを意味しています。

例えば1600万画素だと4608×3456ドットになります。
下記は画素数とドット数の表です。

画素数 ドット
 500万画素  2560×1920
600万画素 3008×2000
700万画素 3072×2304
800万画素 3504×2336
1200万画素 4200×2900
1600万画素 4608×3456
2470万画素 6000×4000

基本的には高解像度の方が大きくプリントする際に有利になります。
A4サイズで出力したい場合は3532×2504ドット必要になります。

また高解像度にも弱点があります。

高画素、高解像度の弱点

・ファイルサイズが大きくなる
・高感度に弱くなりやすい

ファイルサイズが大きくなる

高感度になればなるほど記録するファイルサイズが大きくなるためそれを処理するパソコンのスペックも上げる必要が出てきます。
処理するのに重くなるし、保存場所も確保しないといけないなど扱いづらくなってきます。

高感度に弱い

高感度とは夕方などの光量が落ちた場合にカメラの感度を上げて撮影することです。
感度を上げることにより少ない光量でも撮影することが可能ですが、ノイズが多くなるという弱点があります。
画素数が多くなるとこの耐性が弱くなりノイズがのりやすくなります。
これは最新機種であればあるほど改善されていくので(画像処理エンジンの進化)一概に高画素機が弱いわけではありません。
画像処理エンジンが最新であればあるほど優れています。

ちなみにソニーが出しているミラーレス一眼のα7Sはあえて画素数を落として驚くべき高感度耐性を実現しています。

SONY α7S ILCE-7S

撮像素子(センサーサイズ)

撮像素子はレンズから入ってきた像を受け止めるセンサーのことです。
昔のカメラで言えばフィルムの役割を果たしています。
つまりフィルムがデジタルセンサーになったようなものです。

このセンサーサイズは高感度耐性に影響します。
センサーサイズが大きいほど受ける取る光の量が多くなり暗いところでも感度を上げて撮影することが出来るようになります。
そういう意味でセンサーサイズが大きくなれば高画質と言えるでしょう。

センサーサイズはその大きさで呼び名が決まっています。

センサーサイズ一覧

カメラのセンサーサイズ一覧

カメラのセンサーサイズ一覧

大きめなのは「中判サイズ」は大きめで高解像度な製品が多いですが、最もプロが使用しているのは「フルサイズ」センサーサイズでしょう。

フルサイズはフイルムの35mmと同じ大きさのサイズでアナログの一眼レフと同じように使用することが出来、センサーサイズも大きいので高画質です。

そして次に大きいのは「APS-C」このサイズは多くの一眼レフカメラで採用されているサイズです。入門用から中級機あたりまではこの「APS-C」で値段も比較的安価です。
ただし、レンズの画角が35mm換算(フルサイズ)で考えるとニコンで1.5倍キャノンで1.6倍しなければなりません。
つまりレンズの表記が35mmであればニコンなら1.5倍の52.5mmの画角になるということで注意が必要です。

そしてミラーレス一眼の中でもオリンパス、パナソニックが採用しているマイクロフォーサーズという規格があります。
これは「APS-C」サイズよりも小さいサイズです。
カメラ本体やレンズの大きさをコンパクトに出来るため小型なミラーレス一眼の一つのセンサーサイズです。

そしてコンパクトデジタルカメラに採用されているのが1.0型、1/1.7型、1/2.3型、1/2.5型などがあります。
これはもう、その大きさ並みの画質と考えると分かりやすいです。
小さければ小さいほど高感度に弱くなり価格も安くなります。

ちなみにコンパクトデジタルカメラでもいわゆる高級コンデジでは大きめのセンサーサイズを採用しているものもあり、一眼レフに近い画質で撮影できる機種もあります。

例えば
ソニーのRX100シリーズでは1.0型が採用されており、キャノンのPowerShot G1 X Mark ⅡではAPC-Cに近い1.5型、パナソニックのDMC LX-100ではマイクロフォーサーズが採用されています。

焦点距離

焦点距離はレンズに依存しており単位はmmで表記されます。
このmmが小さければ広い範囲を写すことができる広角レンズです。
そしてmmの数字が大きければより遠くの物を引き寄せて撮ることが出来る望遠レンズです。

望遠

望遠

標準

標準

広角

広角

ちなみに標準レンズが人の見た目に近い画角と言われています。

レンズ 焦点距離
広角レンズ 35㎜以下
標準レンズ 50mm
望遠レンズ 70mm以上

一眼レフやミラーレス一眼はレンズ交換式のためレンズさえあれば画角を変えて撮ることが出来ます。
一方コンパクトデジタルカメラなどは交換式ではないためあらかじめレンズが一体となっているため購入時にどれだけの画角があるか確認しないといけません。
ちなみに24mmまで広角で撮れる方が良いと思います。
スマホのカメラは画角は変わらない固定で、広角レンズが採用されています。

レンズの例 ニコン AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRの場合24~70mmの焦点距離なので広角の24mmから望遠の70mmまでカバーしているということになります。

F値

レンズ性能にはこのF値が表記されています。
このF値が小さいほど明るいレンズです。
基本的には明るいレンズの方が良いです。
明るいと暗いところでもシャッタースピードを稼げるためブレにくくなります。
またF値を小さくすると背景をボカした写真を撮影することが出来いいことづくめです。
ちなみにF値が小さいレンズでも絞ることによりボカさない撮影ももちろん可能です。

基本的にはズームレンズはF値が大きい暗いレンズが多く、単焦点レンズは明るいレンズが多い傾向にあります。
明るいレンズは大きく重く値段も高価になる傾向があります。

キャノンの短焦点レンズ、EF50mm F1.8 STMはF1.8の表記の明るさになり、焦点距離は50mmです。

またキャノンのズームレンズEF24-105mm F4L IS Ⅱ USMはF4の表記によりF4の明るさとなり、焦点距離は24~105mmということになります。

このFの表記を見れば明るさが分かります。

また、同じF値でもセンサーサイズが違うと受け取る光の量が異なることにも注意が必要です。

35mmフルサイズと比べてAPS-Cでは同じF値のレンズでも暗くなります。

明るいレンズによるメリット

・暗い場所でもシャッタースピードが稼げる

暗い場所で撮影

・背景をボカすことが出来る。

背景をぼかす

動画性能

これはどれだけ大きいサイズの動画が撮れるかですね。
フルHDなら1920×1080ドットで撮れるし4Kなら3840×2160ドットで撮れます。
もちろん4Kで撮れる方が高価です。

重量

重いカメラ

あと注意しておきたいのが重量ですね。
フルサイズなどの一眼レフは大きく重くなるので取り回しが面倒になります。
キャノンのフルサイズ一眼レフEOS 5D Mark Ⅳはボディで800g、ニコンのD850は915gあります。
しかし、重量を抑えたいのであればミラーレス一眼にするのも手です。
同じフルサイズでもソニーのミラーレス一眼α7Ⅱ ILCE-7M2は556gになります。

センサーサイズによる画質も同じなので風景やポートレートであればミラーレス一眼も視野に入れても良いでしょう。
AFは一眼レフの方が優秀な場合があるため動物などの動き物の撮影が主な場合はカメラごとの性能を見て決めた方がよいでしょう。
昔はミラーレス一眼は動き物が苦手でしたが、最近ではかなり改善されてきているため一概にどちらが良いとは言えないですね。

動き物に強いとされるカメラ。
ニコン D500  連射約10コマ/秒 153点 AFシステム
キャノン EOS 7D Mark Ⅱ 連射10コマ/秒 オールクロス65点AF
OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ 最高18コマ/秒
パナソニックの6K&4KフォトのLUMIX DC-GH5
などがあります。

また他にも見逃せないのがメーカー毎の特殊能力でしょう
この特殊能力はかなり長くなるため別の記事に書きます。

ぜひカメラ購入の参考にしてくださいね。

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