絵が上達しない原因

イラストが上達しない原因…
そんな悩みを抱えている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

何回も何回も練習しているけど上達しない。
もう描き始めて3か月経ってみたけど上達しない。
何回描いても下手だ。
こんなんなら絵を始めなければよかった…

という感じの方もいらっしゃるかもしれません。
正直たくさん描いても上達しないのはショックですよね…
将来イラストレーターを目指している場合には特に深刻な悩みだと思います。

そこで今回は絵が上達しない原因について書いてみたいと思います。

間違った方法で練習している

一番やってしまいがちで一番やってはいけないのがこの間違った方法で練習していることです。例えば顔のバランスが崩れた状態で顔を描いているといつの間にかそれが染みついてしまったり…また間違った色使いをずっとやっているとそれに違和感を覚え無くなったり…そんな風になってしまうと上達どころかマイナスになってしまいかねません。恐ろしいことです。

模写について

例えば模写をしていてもただ適当な模写になっていて身になっていなかったり。
そもそも模写する対象が下手な絵だったらそりゃ上達しないです。

模写は慣れないうちはきっちり比率を計ったり、模写する対象に対してアタリを割り当ててみたりとなるべく正確に模写できるように努めます。

そしてその模写に対して一体何を学ぶべきなのかをハッキリと意識しながら取り組むのも良い方法です。
例えば今回は線の引き方を真似てみる、だとか今回は目の描き方、鼻の描き方、口の描き方をもっと真剣に取り組むだとか。

そういう目標があれば模写も自分の成長に役立つようになります。

アタリを使っていない

絵を描く上で初心者にありがちなのがアタリを使っていない。
ということ。

顔を描くにしてもアタリを取らずに描いていたり…
体を描くにしてもアタリを取らずいきなり描いていたり…

そんなことをやっていてはお決まりの絵しか上達はしないでしょう。
一番描きなれているものはアタリなしでも何とかなってしまいますが、それで違う絵を描こうとするとまた一から描けるようになるまで練習しなくてはなりません。
いくら何でもそれは効率が悪いでしょう。

それにアタリを取るというのはまず基本的なバランスを学ぶことです。
そしてそのアタリで体のバランスが崩れていないかなどの確認を行います。
それに他のキャラクターを作成するときにはそのアタリを使って比率を変えていくのです。

ですので、このアタリを勉強して使用していくことによって短期間に勉強していくことが可能になります。

ですが、たとえアタリを勉強してもそれを上手く使えなければ意味がありません。
まずはアタリを徹底的に覚え込ませるために、まずは自分の絵を置いておいて確実に習得できるように勉強していくことが重要です。
アタリを覚えてからそれに自分のキャラクターを当てはめていくほうが良いでしょう。

筋肉の勉強をしていない。

キャラクターを描くときにどうしても必要になってくるのが筋肉の勉強です。
これは基礎なので確実にやっておかないと絵が上達することは難しいでしょう。
どこにどんな筋肉があるか分からなければ体を描くときにどこにどういう凹凸が出来るのかがまったく分からないということになります。
この状態でたくさん描いても絶望的でしょう。

どこにどんな筋肉があるのかを覚え、模写をするときにも体にどんな凹凸が出来るのかの勉強も出来ます。

それに筋肉を覚えれば覚えただけすぐに絵に反映できます。
結構学びがいはあると思うんですよね。

短期間で結果が出ないと焦る

絵は短期間で上達できる。
そんなわけはありません。
それなりの期間描いていなければ上手くはならないでしょう。

確かに知識系のパースなどは短期間で習得しやすいですが、何度も描いて練習する技術系はやはりそれなりの期間が必要なものです。
まずは短期間よりは長期間を視野に入れて練習していくのが自然です。

ですが、練習だけだと飽きやすいと思いますので
作品を仕上げたりなど自分で飽きない工夫もしていく必要はあるでしょう。

ただ単に練習時間が足りない。

単純に練習時間が足りないと当然上手くなりません。
例えば1日30分だけ描いて上達しない。
または一日中描いていなくて上達しない。

当然ですね、そんなんで上手くなるほど絵は簡単ではありません。

もちろん、短時間で絵が上達する方法はないわけではありませんが、まずは絵を長い時間練習できることが前提です。

ですので、一日5時間くらいは絵を描いてほしい所です。
そうでなければ絵は短時間には上達することは難しいでしょう。

人の意見を受け入れられない

絵を描いていて人に見せて悪い所を指摘されても受け入れられない人って意外と多いと思います。
悪い所を指摘されても機嫌が悪くなったり、無視したり…

しかし、この人の意見って意外と大切なんですね。
第三者の目なので結構冷静に突っ込むことが多いでしょう。

無駄にプライドがあるとこういう意見って聞き入れきれないことが多いように思います。
それにたいていの人は上手いねってお世辞を言って済ませることが多いけど、欠点を指摘してくれる人ってとても大切だと思いますよ。
少なくとも参考にはなるでしょうから、しっかり受け止められるようになりましょう。

実は上達しているが自覚がない

これがおそらく一番多いのではないでしょうか。
目標が高すぎていっぱい練習するけれども自分の目標にぜんぜん届かないという焦り。
おそらく多くの人にあるのではないかと思います。

もちろん描けば描いただけ上達はします。(正しい練習であればの話ですが)

しかし、もともと絵の上達はかなりゆっくりなので自分が成長していることに気づいていないんですね。

というかまったく満足できていない。
ですので、3か月前の絵を並べて見て比較してみてください。
おそらく大半は上達しているはずですよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
練習していても上達していないととても不安になりますよね。
それでついつい焦ってしまうということばかりではないかと思います。
特にプロを目指しているならなおさらです。

しかし、短期間で上達できないからと焦っても結局は何も解決しません。
とにかく描くしかないでしょう。

描いていれば自然と上達したと思える気づきを得る機会が多くなり、それでどんどん上達していけると思います。
そこまで頑張ったのであれば後はそれを続けてさらにレベルアップしていきましょう。

また、苦手な分野にも手を出していくことも重要です。
いつまでも同じものを描いていてもそれ以上の上達は得にくいと思いますよ。

なかなか上達しないな、という人はこの記事を読んで不足していれば参考にしてみてくださいね。