絵は無料?
絵はいろんな人が描いています。
小さい子供から学生、社会人、または老人などさまざまです。
だから絵を描く人は周りにあふれていたりもします。
その実力は置いておいてですが、、
中にはちょっと上手い人にお願いして絵を描いてもらうこともあるでしょう。
それもちょっと描いてくれないか。と言った具合にです。
こういう風にちょっと描いてくれるだけなら無料でいいじゃん。
という感覚になっていくのではないかと思います。
そのためか絵を描いてもらうのにあまり価値をみいだしていないにも関わらずお金を払う気ないのに気軽に描いてもらうことをお願いする人が多いのも事実です。
友人同士の仕事ではないものであれば良いかもしれません。
またアマチュアであればそういう余裕もあるでしょう。
ただ、プロに頼む際に無料でやってもらうというのはあまり褒められたものではありません。
中には相手がプロであると言うことを忘れているのか、もしくはかなり絵描きという職業を軽視しているのか、そういう人は後を絶たないのが現状です。
やはり絵描きも技術職ですからその技術でご飯を食べていかなければなりません。
それをタダでやっていたら生活が成り立たなくなってしまいます。
意外と絵なんてタダでも良いじゃん。
と思っている人が多いのでそういう認識の人は注意してください。
と言ってもなかなかその認識を変えることは難しいようです。
私が仕事をしてきた経験上中には仕事として依頼してきたにも関わらず法外な値下げを要求してくる人もいるのが現状です。
私は仕事を完遂させてもお金を払ってもらえずトンズラされたことが何度もあります。
絵を仕上げて提供したにも関わらずです。
その絵は商品として売られています。
そういう悪質なクライアントもいるのでフリーランスでイラストレーターをやっている人は注意して欲しいという意味でこの記事を書いています。
このブログで口を酸っぱく言っている支払いを厳しく注意することはそういう背景があるからです。
それをないがしろにすると痛い目を見ることが多いからですね。
絵に対して無料でやって欲しい、もしくは絵なんて無料だろ?
と思っている人は実際にいます。
悪質なクライアントも根底にこういう思想があるのだと思います。
絵は職人芸、技術
絵はその人が長い時間かけて身につけた技術ですのでそう安いものではありません。
その1枚の絵には何年、もしくは何十年も描き続けてきた努力があるのです。
スポーツ選手が短時間の試合で多くのお金を稼ぐのは、その裏で努力してきた技術を提供しているからです。
カメラマンが記念日に撮影してそれに対してお金を払うのは良い写真が撮れる確率が高い技術を持っているプロに頼むからです。
つまりそこを無視して無料でやってくれ。踏み倒しても大丈夫。
という人たちは技術をリスペクトしていないのです。
それなのに要求レベルは高かったりします。
後から契約内容を一方的に変更させられることもあります。
結論から言うとそういうクライアントとは縁を切るべきです。
誰だって自分を尊重してくれていないのに付き合うなんて考えられないでしょう。
お金を払わないというのはその人をそれだけの価値しかない人だと思っている証拠です。
速攻で遠ざけてください。
もし依頼されてもあなたの貴重な時間をその人にかける必要はまったくありません。
きっぱりと断ってください。
そういうクライアントを見抜くヒント
俺様的に考える人
世の中にはお金を出しているんだからワガママが通ると思っている人がいます。
クライアントと絵描きは同じ立場ですが、かなり高圧的に接してくる人は要注意です。
特にあなたのためにやっているんだ。とか予想より売れなかったから報酬を勝手に下げる。
といった具合にいかにも俺様的な態度を取るクライアントは要注意です。
立場が弱いことを理由に一方的なことを平気で言ってきます。
そういった言動が見えてきたら要注意。
相手を打ち負かそうとする人
自分の利益さえ良ければ相手はどうなろうと構わないという人もいます。
これはビジネスは戦いで、常に相手をどう打ち負かせるか、ということを普段から考え行っているのでしょう。
こういう人は取引でも不利な条件を相手に突き付けてきます。
連絡先を公開したがらない人
連絡先を公開せずに仕事を依頼してくる人がいます。
論外ですが、意外にこういった仕事を引き受けてしまう人もいます。
仕事をしても途中で連絡がつかなくなったり、報酬を支払わないで逃げるといったことがとても起こりやすい状況になります。
連絡先が分からなければ内容証明も送付できません。
友人知人
友人や知人からの依頼は少し考えたほうが良いです。
情に流されやすく厳しく言えないと言った事態になりかねませんし、金額的にも低くなりがちです。
なるべくなら情に流されない相手の方が良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
絵描きをやっているとこういった人たちから依頼を受けることも少なくありません。
しかし、こういった人たちからの依頼は絵描きにとっては望ましい相手ではないでしょう。
こういった仕事はやればやるほど経済状況が悪化していき精神的にも疲弊していくので手を出すべきではないのです。
それを見極めるには依頼量の調節やお試し期間を設けるなど工夫していく必要があるのです。
あまりに不利な契約を持ちかけてきた場合はキッパリと断ることも重要です。
最初はなかなか見抜けないこともありますが、経験を積んでいけば次第と見抜けるようになっていくでしょう。