コピックマルチライナーの紹介&レビューです。

コピックマルチライナーの紹介とレビューです。

コピックマルチライナー

コピックマルチライナーは.Tooさんから出ているドローイングペン
いわゆるミリペンです。

.Tooさんは画材を製作販売しているメーカーで
有名な画材と言えばやはりコピックではないでしょうか。

コピック&コピックインク

このコピックマルチライナーもコピックの名を冠しているだけあってコピックの
線画を描くことを想定して作られているミリペンです。

色に関して

色に関してですが、
ブラック
クールグレー
ウォームグレー
セピア
ブラウン
ワイン
コバルト
オリーブ
ピンク
ラベンダー
の全10種類があります。

ボディチェック

ボディは全体的にラメが入っているような凝った仕様になっていますね。

高級感がありますのでこれだけでも所有欲を満たすことが出来ます。
ボディに関しては色ごとにボディの色が変わっていきます。
こういう細かいところはさすが.Tooさんと言ったところでしょうか。

ただ、セピアとブラウンはあまり変化がないので間違って使ってしまったことがありました。
ここはもっと差をつけてほしかったです。

線幅

線幅は黒では0.03/0.5/0.1/0.3/0.5/0.8/1.0mm
となっています。
全部で7種類の線幅から選ぶことが可能です。

またほかの色では
ピンクとラベンダーが0.03から0.5までの5種類
クールグレー・ウォームグレー・セピア・ブラウン・ワイン・コバルト・
オリーブ・などは0.05~0.5mmまでの4種類となっています。

イラストで主に使うのは0.05や0.1mmのタイプを使うことが多いと思います。
この線幅はそろえておくと良いと思います。

コピックマルチライナー

インクについて

インクは水性顔料インクを使用しています。
水性なので乾くまでに少し時間がかかりますが、乾いた後は顔料が紙の上に
残るので耐水性が期待できます。

以前の動画で耐水性の実験をしてみましたが、見事な耐水性がありました。

書き味に関してはインクが出すぎることもなく描きやすいミリペンの部類だと思います。
特に欠点はなく、まさに優等生と言った感じですね。

ライン

ペン先もドローングペンらしい作りになっています。
このため太さを均一に描くことができます。

定規でラインを引いてみるとこんな感じです。
美しく線を引くことができました。

消しゴム

消しゴムをかけてみましたが、ほとんど消えませんでした。

イラストで使用する場合、消しゴムを描けることってかなりあると思います。
その際に薄くなったりするのはある程度仕方ない部分もありますが、薄くなってしまったら最後に書き足せばよいことです。
このコピックマルチライナーはわりと粘り強く線が残ると感じました。

耐水性

耐水性に関してですが、水、コピック、Tombow ABT ステッドラーの水彩色鉛筆で
試してみました。

線を引いてから乾くまでの時間はだいたい1時間ほどあればよいと思います。
しかし、環境によっても変わってきますので余裕があれば1日おいておくと良いでしょう。

水 水は筆でわりと多めに濡らしてみました。
ですが、まったくといって良いほど線のにじみは見受けられません。

コピック
コピック専用のミリペンというだけあって安定感があります。
わたしの経験ですが、特にセピア、ブラウン系はかなり信頼できます。
ただ、黒に関しては若干溶けやすいと感じることがありましたので注意した方が良いでしょう。
可能なら最後に黒は入れてあげると安心ですね。

トンボウ ABTは水性染料インクを使用しています。
筆先は固めなので今回はやさしくなでるように塗っていきます。
筆先を思いっきりあててしまうとやはり線が崩れてしまいますので
片目の筆の場合は注意が必要でしょう。
ステッドラーの水彩色鉛筆です。
水彩色鉛筆ですが、まずは溶かさないでどこまでいけるのかを
試してみました。
わりと力を入れて塗ってみても線の崩れ等はありませんでした。
おなじくステッドラーの水彩色鉛筆です。
水彩色鉛筆で塗った後に水で溶かしてみたものです。
やはりこれも水と同じで問題はありませんでした。
一覧にしてみても特に溶けていたり、滲んでいるところもありませんでしたので。
やはり優秀だと感じます。

ただ、線には厚みが生まれていますので筆先が固い筆で削れてしまうのは注意が必要です。
また水性顔料インクですので乾くまでに時間がかかる点も注意しましょう。

特に黒は他の色に比べて溶けやすいと経験的に思います。
ですので重ね書きした場合やインクが濃く溜まっているところはやはり溶け出しやすいです。
そのために良く乾かして不安なところはあらかじめ消しゴムをかける
ことによってある程度顔料を飛ばしておくと失敗は少なくなると思います。

消しゴムをかける場合は良く乾かさないと伸びてしまうので注意してください。

おすすめの色

イラストでよく使うのはやはりセピア
イラストの線画として考えた場合柔らかい印象である程度なんでも使えるのがセピアなどの茶色系です。

ですのでまずは基本となる黒やセピアなどを最初に購入しておくことを
おすすめします。

太さは0.05mmや0.1mmなどがあると良いでしょう。

まとめ

コピックマルチライナーはイラストを描くクリエイターにとっては必須のミリペンと言えます。
何よりイラスト用に開発されていますので色に関しても嫌みがない彩度で
おちついた色味になります。

コピックマルチライナー

特にコピックとのマッチングは最高です。
ぜひアナログイラスト絵描きには持っておいて欲しいミリペンの1本です。

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