フリーのイラストレーターになるにはどうすれば良いのでしょうか。
イラストレーターに憧れている人も多くいると思います。
誰にも雇われることもなく、自分の力だけで稼いでいく。
そして何より多くの名声を手に入れる。
なかなか難しいですが、それは不可能ではないかも知れません。
そんなフリーのイラストレーターになる方法について今日は書いてみたいと思います。
目次
フリーのイラストレーターのなり方
まず一般的なフリーのイラストレーターの条件としては絵で食べていくことですね。
まあ、その絵についても色々とありますが、今回はいわゆるアニメやゲームや漫画で使われる絵についてです。
例えば代表的なものは
ライトノベルの挿絵
ゲームのキャラクターデザイン
カードゲームのイラスト
雑誌の表紙やカットイラスト
などなど
他にも
個人からの依頼
個人経営のお店のキャラクターデザインやカットイラスト
個人サイトのイラスト
などなど、多岐に渡ります。
まずはこのお仕事の相場をみてみましょう。
雑誌の表紙などの仕事 20万円〜40万円ほど
カードイラスト2万円〜10万円ほど
モノクロイラスト5000円〜4万円ほど
などなどとなります。
高いと思うか、安いと思うかは人それぞれだと思います。
これはあくまで目安ですので経験がなかったり、実力がないと安くなるし、逆に大御所さんを起用すると高くなってしまいます。
基本単価は交渉次第です。
初心者だと安く買い叩かれることはありますが、実績を作れるのも事実。
そこは考えようですね。
ただ、最低時給は考えておいた方が良いでしょう。
それではイラストレーターのなり方についてです。
まず、最初の絶対条件が絵が上手いこと。
え?それが難しいのに!
と言う人がいると思いますが、もうそれは日々の努力を重ねて上手くなるしかないでしょう。
そして、絵が一通り描けるいうになった後のことですね。
フリーのイラストレーターになるためには知名度と実績が必要
まず、フリーのイラストレーターになるためにはそれなりの知名度と実績がなければなりません。
なぜなら、お願いする企業もまずはここを見ていると言って良いでしょう。
会社もこの知名度を利用して商品の売り上げを狙おうとします。
この商品は膨大な予算で製作される場合が多く、やはりファンを多く持つ知名度のあるイラストレーターさんにはそれなりの報酬が支払われるわけです。
テレビのCMに出ている芸能人なんかを見ればなんとなくでも想像ができるでしょう。
ということで知名度が無ければ安くなるし、自社のデザイナーさんを使えば良いだけの話なのでいかに知名度や実績が重要になるかが分かります。
ですので、まずはこの実績を積んで有名になる方法がイラストレーターの道と言っても過言ではないでしょう。
ゲーム会社経由でフリーのイラストレーターになる
知名度を得る方法にゲーム会社に入社するという方法があります。
ゲーム会社に入社すれば実績がまず作れます。
○○のタイトルに携わった。
などなどです。
ただ、これだとイラストの仕事に携わったというには少し弱い部分もあるでしょう。
それ以上の実績を積むためにはやはり上に行って実際にキャラクターデザインなどの仕事をすることです。
ただ、そのためにはそれなりの年数を要するので気が短い人は要注意。
下手に嫌になってすぐに辞めてしまうと実績を作るどころかすぐに辞めたというのが履歴書に残ってしまうでしょう。
最初に期待してゲーム会社に入る人は大勢いますが、最初はやはり下積みの仕事が多くなります。
それを確実に早くこなせるようになってどんどん上に上がっていくのです。
ですので、最初に絶望を感じる人がいるのも事実なのです。
あと何年も我慢できないよ。
と思ってすぐに辞めてしまう人もいるので要注意。
コンテスト経由でイラストレーター
小説系コンテストでイラストレーターのお仕事をいただくという方法。
これは純粋に実力でコンテストに応募して入賞を目指します。
有名どころでは電撃イラスト大賞、コバルト・イラスト大賞などがあります。
応募は各サイトにアクセスしてください。
電撃イラスト大賞では大賞が
電撃イラスト大賞
大賞 正賞+副賞 300万円
金賞 正賞+副賞 100万円
銀賞 正賞+副賞 50万円
コバルトイラスト大賞
大賞10万円
入選5万円
となっております。
もちろん上位入賞すれば挿絵などのお仕事も依頼されます。
ただし、その後継続して依頼されるかはその後の評判によるでしょう。
pixiv経由でお仕事をもらう
イラストSNS、pixivに掲載してお仕事をゲットしている人達もいます。
例えばソーシャルのカードゲームのイラストや個人からの依頼など。
イラストレーターとしての最初の仕事では利用するのも良いと思います。
ただ、安く買い叩こうとしている企業が利用しているのも事実、最初のうちは受けて実績を積み徐々に値上げできるいうに交渉していくのが良いと思います。
ホームページやブログ経由でお仕事をもらう
pixivなどのSNS以外にも昔からの正攻法、ホームページやブログを持つのも良いと思います。
ブログであれば日々の作業風景や実績をアピールするページを作成することもできますし、ポートフォリオ(ギャラリーまたは作品集)ページを作成して集客を行なっていきましょう。
友人同士でリンクを貼ったり活動の幅が広がります。
お仕事マッチングサイトを活用する
クラウドソーシングと言ったりします。
企業と在宅の橋渡し的存在で、企業の案件を受注したりまたは個人に対して企業から仕事を申し込むことも出来ます。
有名なところは
などがあります。
同人誌で名を売る
イラストレーターになる一つの方法として同人誌で名を上げる方法があります。
同人誌の経済規模は700億円以上、それだけの市場で有名になればその効果は計り知れません。
もちろん有名になれます、ファンが多ければ企業からの依頼が来るでしょう。
ただ、そこまで有名になったら同人誌で稼いだ方が実入りがいいかもしれませんね。
ちなみにダウンロード形式で出店することも出来ます。僕も活用していますが、勝手に売れてくれるのが大きな利点ですね。
ゲーム会社の外注
これはイラストレーターというよりゲームのお仕事になります。
着彩や原画、アバターやカードイラスト、背景など多くの種類があります。
まずはここで生活費や実力をつけてから上記の方法でイラストレーターになる方法もあります。
外注を希望する場合は企業のホームページや求人を見て応募することになります。
サイトを見ていると興味のある求人がいくつか出てきますね。
そのまま正社員の求人に応募してしまうのもアリかも?
自分でビジネスを立ち上げセルフプロデュースする
これは究極の方法かも知れません。
自分で商品の企画を立てて自分でイラストを描いて自分で売ってしまう。
同人誌もこれの類ですが、今やネットを使って販売することもヤフオクを使って販売することもそんなに手間がかからずに出来ます。
また事業計画書と貯金があれば機関から融資を受けることも出来ますし、クラウドファンディングを活用する方法だってあります。
イラストレーターは収入さえあればイラストレーターとして独立していることになります。
ただ、この方法はよほどビジネスへの知識やセンス、実行力が無いと難しいでしょう。
まとめ
イラストレーターになる方法も十人十色。
人それぞれで違うほど多様です。
これからイラストレーターを目指そうとしている人の参考になればと思います。
イラストレーターはフリーランスが多く、上手くいけば有名になれたり働く場所を選ばないなどその恩恵はとても大きなものがあるでしょう。
それに年齢を重ねても技術があれば仕事ができるのでいつまでも稼ぐことが可能です。
これから目指す価値は十分あると思います。
イラストレーターになるために日々の努力を大切に頑張りましょう。