初心者向け イラスト学習の始め方

初心者向け イラスト学習の始め方

初心者ってイラストを学ぶときに何から始めればいいのか分からないという人も多いと思います。
いったいどうやって学び始めれば良いのか、今日はそんな疑問を解消していきたいと思います。

まずはこの学習の目標から設定していきます。

目標設定

pixivに投稿したり、同人活動が出来るようになる。

まずは短期の目標設定をしましょう。
絵は一生続けられる趣味でもありますが、やはりなかなかそんな長期のことだけを考えるのも難しいので、短期で設定を作ってみます。

pixivには絵が上手い絵師さんがたくさんいますね。

そんな方々と肩を並べてみたいと思う人は多いはずです。
ぜひ、その情熱をまずは大切にしてくさい。

目標投稿数
まずは3枚

まずは3枚pixivにアップすることを目標にしてみましょう。

え?人に見せるのは恥ずかしいって?
大丈夫です。

他人はそこまであなたを気にかけてはいません。
で、あればまずは自分がやりたいことをやってしまった方が良いです。
有名になればアンチも出てくるでしょうが、全く気にする必要はありません。
インターネットというのはそういうもんです。

PIXIVのサイトはこちら
https://www.pixiv.net/

手順

手順としては
pixivのアカウントを作ってアップするだけなので簡単。

同人活動について

同人活動を考えているなら、まずは小さいもので良いので作ってみましょう。
同人誌というと漫画を描いたり、イラストを描いたりと大変な作業です。
それだと目標にたどり着く前に諦めてしまいかねません。

まずは気負わずに簡単なものから始めるのが良いでしょう。

私がおススメなのがシールなどです。

キャラクター1体描けばそれだけで一つの商品が作れてしまいます。
それを複数作成すればそこから同人活動を行うことが出来ます。

目標設定のまとめ

Pixiv投稿であればまずは登録してアカウントを解説しよう。

同人活動であれば、まずはシールを作ってみる。

という目標を立てましょう。

もちろんこれ以外でも自分で納得のいく目標を立てても大丈夫です。

環境準備

パソコンとソフトを購入すれば十分

絵を描くにはパソコンとペンタブレットとソフトがあれば十分です。
しかもそんなにハイスペックである必要はありません。

ソフト

最近ではタブレットPCで画面にそのまま描き込めるものもあります。
ソフトはCLIP STUDIO PAINTがあれば十分です。
CLIP STUDIO PAINT PROはダウンロード販売で5000円ほどで購入できます。

漫画も描きたいのであればCLIP STUDIO PAINT PROよりはCLIP STUDIO PAINT EXの方がおすすめです。価格は高いですが。

他にはプロが使用しているPhotoshopもあります。
これは月額980円はかかるのでちょっとお高いですね。

ペンタブレット

ペンタブレットは板タブ液晶ペンタブレットがあります。

板タブは画面に直接描き込むことは出来ず、机に直接置いて描き込むタイプです。

板タブはシンプルで値段が安いのが利点ですし、慣れれば全く問題ありません。
しかも壊れにくいですしね。

一番小さいSmallよりは中くらいのMediamの方がおすすめです。
Wacomの板タブを買っておけばまず問題はありません。
また初心者用とプロ用があります。
初心者用はIntuosでプロ用がIntuos Proという名前になっています。

超初心者用にOne by Wacom もありますが。

初心者用のIntuosは筆圧感知などが異なっています。
比較表を見てみてください。

板タブ性能比較 Intuos Art medium CTH-690とIntuos Pro Medium PTH-660/K0

Intuos Art medium CTH-690(初心者用) Intuos Pro Medium PTH-660/K0(プロ用)
パッケージ    
 筆圧感知 4096レベル 8192レベル
傾き検出  _ 60°
読取分解能 2540lpi 5080lpi
マルチタッチ _
読み取り範囲 Medium:216.0×135.0mm Medium:224.0×148.0mm
サイズ Medium:264.0×200.0×8.8mm Medium:338.0×219.0×8mm
 カラー  ブラック、ピスタチオグリーン、ベリーピンク  ブラック
 接続  USB/Bluetooth  USB/Bluetooth
重さ 410g 700g
価格 約13000円 約33000円

Intuos Art medium CTH-690とIntuos Pro Medium PTH-660はやはり性能差はあります。特に筆圧感知と傾き検出についてですね。
読み取り範囲も若干Intuos Pro Medium PTH-660が大きいです。

One by Wacomもちょっとだけ紹介。
筆圧感知2048レベルで、ペン入力のみ対応しています。

One by WacomとIntuos Art medium

One by Wacom ペン入力専用モデル(超初心者用) Intuos Art medium CTH-690(初心者用)
パッケージ  
 筆圧感知  2048レベル 4096レベル
傾き検出  _  _
読取分解能  最高0.01mm 2540lpi
マルチタッチ  _ _
読み取り範囲  216.0×135.0mm Medium:216.0×135.0mm
サイズ  277.0×`89.0×8.7mm Medium:264.0×200.0×8.8mm
 カラー  ブラック  ブラック、ピスタチオグリーン、ベリーピンク
 接続  USB  USB/Bluetooth
重さ  431g 410g
価格  約6000円 約13000円

価格は最も安いし、値段重視ならありでしょう。

Intuos Proとどちらが良いのか

読み取り範囲はそれほど差はありませんし、筆圧感知と傾き検出がさほどきにならなければ初心者用のIntuos mediumで問題ないでしょう。

私は筆圧感知1024レベルで絵を描いているので気にはならないです。

初心者向け液晶ペンタブレット
液晶ペンタブレットであれば
最近リリースされた16インチの初心者用Cintiq 16 DTK1660K0Dがあります。

ただ色再現性が低いのが要注意の製品だと思います。
しかし7万円くらいと価格は初心者向けの製品です。
描き心地は上位機種とあまり変わらないようです。

板タブか液タブか

大きく分かれるのがこの板タブか液タブか問題。
やはり値段が大きく異なるので迷ってしまいます。

個人的には板タブで問題ありませんが、慣れる時間は必要です。
ここは好みですのでどちらでも良いと思います。

パソコン

パソコンは色々とありすぎるのでここは私が普段使用しているパソコンを紹介します。
正直現代のパソコンであればメモリ8GB以上あればほぼ問題なく絵を描くことが出来ます。

私が使用しているのはSurface Proです。
今はSurface Pro6が出ています↓が私が使用しているのは2世代前のSurface Pro4で画面は12.3インチでどこにでも気軽に持ち運べて絵を描くことが出来ます。
スタイラスペンで画面に直接描き込むことが出来ますので。別途で上記のペンタブレットは買う必要はありません。

ただし、キーボードとスタイラスペンは別売りとなっていますのでご注意ください。
キーボードは右手で別途使えるキーボードの方が絵描きとしては使いやすいです。

Surface Proはどこでも持ち運ぶことが出来ますので、自宅はもちろんですが、カフェなどでも絵を描くことが出来ます。

メモリは8GB以上の購入がおススメです。

※普通のパソコンであればWACOMのペンタブレットか、液タブがおすすめです。
自宅でがっつりやる予定の人はパソコンに接続できるペンタブレットが良いでしょう。

パソコン購入で注意したいところは予算を上げすぎないことです。
絵を描くだけなのでそこまでハイスペックでなくても問題ありません。
パソコン屋さんの店員はあれこれ言ってハイスペックのものを言ってきますけどね…
無理はしないようにしましょう。

ノートパソコンには少し注意が必要

ただ、ノートパソコンはちょっと注意が必要です。
普通のノートパソコン↓こんな形状のやつです。
こういうノートパソコンと板タブの組み合わせはお勧めできません。

キーボードが前にあって取り外すことも出来ないのでディスプレイと板タブの間に距離が出てしまいます。
ですので描きにくいと思います。
要注意ですね。

OSについて

イラスト学習であればWindowsもMacも関係がありません。
どちらでも行うことが出来ます。

ソフトもそれほど差はありません。

上記で紹介したSurface ProもWindowsですしね。

基礎学習

独学で学ぶ方法

基礎学習はデッサンや人体のアタリの取り方や模写を学んでいきます。

人体のアタリの取り方は本でも学ぶことが出来ます。
人体のバランスをまずは学びましょう。

そしてデッサン人形もおすすめです。
私が特にお勧めするのはフィグマのデッサン人形。

腰の作りが人間に近いのでアタリとしても使うことが出来るのです。

逆にこういうデッサン人形は買ってはいけません↓

腰の形や足の付き方が人間と違いすぎます…

書籍について

おススメの本はこの「やさしい人物画」です。基本の8頭身や男女の描き分け方。

そして筋肉など基礎中の基礎はこの本で学ぶことが出来ます

この本もおすすめです。

パースならこのパース塾がかなり分かりやすい

パースを勉強するならこの本。

1点透視図、2点透視図、3点透視図が漫画で分かりやすく解説されています。

学校で学ぶ方法

オンラインレッスン
オンラインレッスンであればどこでも絵を学ぶことが出来ます。
プロの講師と直接会話しながら学んだり絵を添削してもらうことが可能です。

私もこのオンラインレッスンで教えています。

利点としては遠くまで通学する必要が無いこと、また少人数制なので常に講師に教えてもらえます。

専門学校の夜間コースを利用する場合
専門学校には週1なおで夜間コースを行っているところもあります。
そういったところに通うのも良いでしょう。

なぜ教えてもらう必要があるのか

絵って自分で良し悪しがなかなか判別できないものです。
特に初心者であれば自分の絵を見てどこが間違っているのか分からないということになりやすいです。
ですので、プロの方から見て添削を受ける必要が出てくるのです。

また独学だと変なクセがついてしまうとなかなか取れないものです。
そうならないように最初からプロに学んだ方が近道です。

ある程度基礎練習が出来てきたら実践練習がおすすめです。

実践練習はイラストを量産しながら学んでいくというものです。
例えば3日に一枚だとか1週間に一枚だとか短期間でイラストを制作し、それを繰り返していく方法です。
こちらの記事で紹介しています。

絵描きとして早く成長する方法

ここまでやるとだいたい3枚以上の作品数は出来ていますので
サクッとpixivにアップしてしまいましょう。

また同人としてシールを作成するにはプリンターが必要です。
プリンターとシール台紙があれば出来ます。

質問もいくつかいただきました。

質問
アタリを勉強していますが、体が硬いとよく友人に言われます。

回答
アタリだけを勉強しても体の硬さは取れません。
アタリと同時に体の流れの線を描き込んでみましょう。
その線に沿って配置すると良いです。

質問
線画を描きたいのですが、なかなか思い通りの線画引けません。

回答

線画はCLIP STUDIO PAINT であればGペンを使うとハッキリと強弱のある線を引くことが出来ます。
サッと引いて違ったらCtrl+Zで戻って何回も引いてみてください。
そうすれば自分の思い通りの線が引けるようになります。

また、無駄に筆圧をかけてしまうと太く汚くなってしまいます。
入りと抜きがキレイに出来るようになるまで練習してみてください。

まとめ

このようにイラストを描き始めの方はまずは目標を作り、道具をそろえるところから始めても良いと思います。

特にパソコンが自宅にあるのであれば、ペンタブレットとソフトを購入するだけですぐに始めることが出来るでしょう。

そして短期の目標をクリアしたらまた次の目標を作っていきましょう。
そうしてどんどんと成長していくのが良いと思います。

オンラインレッスンもよろしくね

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする