イラストが上手い人たちの特徴10個

イラストが上手い人はどんな特徴があるのでしょうか。

ゲームやアニメ、漫画で描いている人たち、またはpixivやブログなどで描いている人たち、世の中にはたくさんの絵が上手い人たちが大勢います。
では、そんな人たちはどんな特徴があるのでしょうか。

私が今までゲーム会社やイラストの講師として経験してきたことの中から書いて見たいと思います。

絵を描くのがやたら速い

絵が上手い人は描くのが速いのが特徴です。
一枚の絵を、もう終わったの?
というくらいに速い。

これはすでに頭の中にイメージが出来ており、手もそれに連動して迷いがありません。
つまり何回も何回も練習してきているので素直にすぐに描くことが出来るんですね。

これが得意なのはやはり描く枚数が多いアニメーターさんですね。

すでに何回も描いているのでその分引き出しが多くあるんですね。

こだわりを持っている。

絵が上手い人はこだわりを持っています。
それも尋常じゃないくらいの執念です。
ええ、もはや執念と言っても良いでしょう。

例えば手を描いたとしても、多くの人はただの輪郭線だけで終わらせてしまうところをしっかりと肉と肉の間の皺や膨らみが考慮されていたり、特徴的な皺を入れることにより効果的に手らしく見せることができています。

これは何も手だけの話ではありません。
スーツ一つを描くにしてもしっかりとスーツについて調べ上げていたり、いかにシルエットを美しく描けるかを研究しているのです。

絵を学ぼうとしている方もぜひ参考にしたいところですね。

自分の実力を正確に把握している。

絵が上手い人達は自分の実力を正確に判断できています。
むしろ少し謙虚な方もいるかもしれません。

それに対して絵が下手な人は自分の実力を過大評価する傾向があります。
もちろん、会社に対して売り込みに行く時には自分を大きく見せる必要がある時はあります。
しかし、そうではなく自分自身を過大評価する部分があります。

これは学生に自分の実力表を記入させるとよく分かります。
いや、お前…マジか…

という具合になってしまいます。

また、必要以上に過小評価しすぎるのも問題です。
確かに下手ではあるがそこまで過小評価しなくてもいいんじゃないか。

そんなこともあります。

そうなると自分に対してどうせ勉強しても上手くならないし、そんな風になっていきます。
それでは上達しようという気概も失せてしまうというものです。
周りに対して自分はどの位置にいるのか、自分の得意分野は何なのか、自分の苦手としている部分は何なのか、客観的に把握できるようになれるよう他人の意見を聞いてみてください。

しっかりと自分に投資している。

まずはお金について

上手い人は手持ちのお金が少なくてもまずは自分が絵を描きやすい環境を整えようと努力しています。

例えばイラストを描く機材を購入すること。
パソコンを買ったりペンタブレットを買ったり、参考書などを買ったり。

また、自分に投資するというのは何もお金のことだけではありません。

時間

時間をかけることだって立派な投資です。

1日8時間は絵を描くことに割り当てる。
練習は必ずこの量をこなすなど、しっかりとした目標設定があります。

それに対して絵が下手な人は無駄遣いをしてしまったり、ゲームに時間を費やしてしまったり無駄なことにお金も時間も使ってしまいます。

やはり絵が上手くなるには何回も描く練習量が大事です。

自分には何が出来るのかをしっかり考えていきたいですね。

自分が出来る適正な作業量を把握できている。

絵が上手い人はどの程度の期間でどのくらいの作業が出来るのかを把握しています。
そして無理な作業量はムリとしっかり判断できます。

それに対して絵が苦手な人は無理を根性論で押し通そうとします。

1ヶ月にイラストを20枚仕上げる。
とか
上級者と同じスケジュールで作品を作って行くとか

第三者から見たら
いや、意気込みは買うけどさ、という風になってしまいます。

そりゃ苦手なうちは根性論で絵を学ぶ必要も出てはきますが、無理なスケジュールは結局自分は出来ないんだという意識を自分に刷り込んでしまうので悪循環にハマってしまう原因にもなります。その場合は確実に出来る作業量を計画するのが重要です。

上手い人の作品をクリエイターとして分析している

絵が上手い人は他人の作品をどういう風に作成したのか、またどういう意図で製作したのか分析しようとします。

ただかっこいいとか可愛いと言うだけで見ただけで終わってしまうユーザーではないのです。
どこがどういう風になっているからかっこいいのか、シルエットはどうか、とかとにかくどうしてそうなるのかを研究するのです。

これは可愛いキャラクターも同様だし、技法でも同じです。

そしてそれを見つけ出して自分のものにして行くのです。

数多くの作品に触れている。

大量の作品を見る
例えばインターネットでイラストを見たり、SNSを活用したり、映画やゲーム映像を見たり
とにかくハイクオリティのものをどんどん見て行く。
そうするとモノの良し悪しが分かってきます。

良いものを見たり悪いものを見たりしていけば自分の中でそれがどういうレベルのものかが把握出来るようになるのです。

いわゆる目が肥えた状態のこと。
あとはその良いものに自分の実力を追いつかせるよう目標を設定して努力して行くのです。

自分の描いたことがないものを積極的に描く

絵が上手い人は今まであまり描いたことがないものやジャンルのものを描こうとします。
前回の作品では目標とするテーマのものが描けたので今回はまだ描いたことがないジャンルのもを描いてみようという感じです。

いつもは特定の女の子ばかりとかいつも同じ構図のイラストばかり描いていては発展性がありません。
そこでいつもとは違うテーマに絞って違うイラストを描いて行くことをお勧めします。

絵が上手い人は素直に人の意見を取り入れる

絵が上手い人は人の意見を曲解せずに素直に受け取ります。
苦手な部分を指摘されても少しは傷つくこともありますが、素直にそれを認めて自分の作品に活かそうとします。
そういった素直さも学ぶ姿勢へと繋がるのでとても重要です。

絵が下手な人は苦手な部分を指摘されると、自分は間違ってはいない
など素直に受け止めきれないことが多いものです。

普段から人に意見を求め、それを素直に受け止め自分で消化し、成長していけるのも絵が上手い人の素養です。

実は必要最低限の機材で満足できる

機材など必要最低限の機材は必要だと書きましたが。
絵が上手い人ほどそれほど高性能機を欲しがるという傾向は少ないと感じます。
今までの経験から足るを知るという状態にあると言えます。
現状のスペックで問題なく描けているのにどうして買い換えないといけないの?
という風な感じです。

逆に絵が苦手な人ほど高性能な機材で腕を補おうとするのです。
正直必要最低限の機材があれば絵が上手い人はやっぱり上手い絵を描くし、どれだけ高性能な機材や液晶ペンタブレットを揃えても下手なものは下手なのです。

絵が上手い人達はどこに力を入れれば良いのかを理解していると言えるでしょう。

まとめ

絵が上手い人達はやはり、考え方も絵が下手な人達とは違ってきます。
普段から絵を学ぼうとしている人達にも参考になることばかりだと思います。

普段から自分に対して投資をしているのか、考え方が偏ってしまっていないか。
考える機会になればと思います。