iPad Pro 10.5+Apple Pencilをイラストを描く機材として購入して2ヶ月が経った感想

iPad Pro 10.5+Apple Pencilを購入して2ヶ月ほどが経ちました。
なんやかんやで外出して色々なところで使っています。

カフェや図書館、くつろいでいる時。
ホントに色々なところで手軽に使えるのがiPadの魅力ですね。
そして違和感もなく、なんとなくカッコいい気もします。
それではイラストを描く道具としての評価を書きたいと思います。

重さについて

まず、このiPad Pro 10.5、今まで使っていたiPad miniからするとかなり大きくなっています。重さは469g、ちなみに12.9インチバージョンは692gです。

最初は重いと思っていましたが、最近ではこれなしではいられませんね。
正直重さは慣れなのでここを気にしている人は一度購入してみるのも良いと思います。
バッグに入れてしまえばほとんど気にならないでしょう。

ただし10.5インチだからだと思います。
12.9インチだとかなり変わってくるはずです。

保護フィルムについて

iPad Pro アクセサリー 開封

僕のiPad Pro 10.5インチはツルっツルの透明な保護フィルムを貼っています。

お陰で傷もない状態…だと思います。
また、ペーパーライクのような描き心地を変化させる保護フィルムは貼っていません。
そのためにやはりツルッツルです。

でも正直慣れだと思うんですよね…

という思いで2ヶ月使った結果。

やはり慣れでした。

今ではもう貼らなくていいや。
という感じです。

でもまあ大抵の人は最初はかなりの違和感で絶対貼りたくなると思うし、無理せずに貼れば良いと思います。

そんなに普通の保護フィルムと値段変わらないですから。

しかし、Apple Pencilのペン先はゴリゴリ削れるようですので、そこが気になる人は一度ツルッツルで描いてみれば良いと思います。

たぶん慣れるでしょう。

iOS11について

最近最新版のiOS11が出ましたね。
僕もさっそく入れてみましたよ。

操作性は若干変化がありますがやはりiOSであることに変わりはありません。
扱いやすさは素晴らしいですね。

フォルダ管理が出来るのは便利です。
それにiOS単体で録画機能がついたのが僕的には嬉しいです。
絵を描いているところを録画出来るので録画してYouTubeに上げようかな。
という使い方も出来るのではないでしょうか。

Apple Pencilについて

やはりApple Pencilはかなり優秀なのは疑いようもありません。
反応の良さは一級品でしょう。
遅延はほとんどありませんし視差もほとんどありません。

ホントに紙に描いている感覚です。

ただし、録画して他のアプリ立ち上げてレイヤー作ったりしていると反応が遅くて描けない状況はありました。

複数アプリを立ち上げての重い処理には要注意ですね。
また右手を画面につけて作業するときに誤作動で右手でタップされることがあります。
これは僕の描き方を改善するかソフトのパレット位置などを変えたりする対応が必要かも知れません。

Apple Pencilの充電について

Apple Pencilの充電はlighteningコネクタに接続すればすぐに充電は出来ますが、特に描いていない状態でもBluetoothに接続している状態だけでバッテリーを消費しますので要注意です。
使っていないときはBluetoothをオフにしておいた方が良いと思います。
いざ使うときにバッテリーが切れていることがあるので。

ペン先について

ペン先は2ヶ月ほど使っても磨り減ったのが分からないくらいでとどまっています。
おそらく半年以上は使える気がします。
ペーパーライクのようなザラつきのある保護フィルムならおそらくかなり削れていたのではないかと思います。
経済的にはツルッツルの方が有利です。
ただもう少し色々なバリエーションも作って欲しいな。

iOSペイントアプリについて

ペイントアプリは色々とダウンロードして使っています。
人気のあるプロクリエイトやメディバンペイント、ART studio、sketchbookなどなど。

僕は今のところsketchbookで描いています。
鉛筆が一番馴染めるので、sketchbookです。
sketchbookの鉛筆はテクスチャもついていますし色々なデッサン用鉛筆も選択できます。
拡大するとボヤっとなりますが、傾き検出も違和感なく使用できています。

ブラシも豊富にありますしコピックも入っているのにはちょっと驚きました。
ただ右手を置いたときにレイヤーにアクセスしてしまうのが今の悩みどころ、今後はもっと工夫してみようと思います。

レイヤーに関してはPhotoshopでいうレイヤー効果などが使用可能でレイヤー機能は充実していると思います。
ただクリッピングマスクがないのか、分からないので今のところは使用していません。
クリッピングマスクがあればかなり便利なんだけどな。

着彩するときの下塗りはペイントブラシを使用しています。
Photoshopのブラシ同様変な癖もなく綺麗に塗れます。
また、影付けなどは今のところは光沢を使っています。
今後も色々と試してみようと思います。

処理能力について

iOS10の時点では爆速でとてもスムーズです。
ただiOS11になると若干重みを感じるようになりました。
これは複数アプリを立ち上げたり録画しながらとかなので普通に使う分には特に問題は無いと思います。
また単体録画出来るのとフォルダ管理はありがたい機能です。

ただ気になる人はiOS10で良いのではないかと思います。
絵を描くだけならバッテリーも持つiOS10の方が有利でしょう。

また絵を描いていると落ちるというのが以前の機種であったようですが、僕が使用している今の段階ではそのようなことは起こっていません。

メモリが4GBだからかも知れませんね。

カバーについて

僕はエレコムのiPad Pro 10.5 (2017)用ソフトレザーカバー(360度回転)
TB-A17360シリーズ
TB-A17360BKを使用しています。

iPad Proケース縦置き 角度調整機能

iPad Pro 10.5 (2017)用ソフトレザーカバー(360度回転)
TB-A17360シリーズ

これは3段階の角度調整機能がついており横置きだけではなく縦置きも出来てしまいます。

これは絵描きにとってはありがたいですね。
なんせ縦で絵が描けてしまうのですから。

今まで使ってきて特に不具合もありませんし耐久性にも優れていると思います。
ただ重みはありますのでそこは仕方がないでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
僕が2ヶ月間使ってみて一番の利点はその手軽さだと思います。

サッと開いてサッと起動してサッと絵が描ける。
これがやはり一番の魅力です。

手軽なので絵を描き始めるのもスムーズに行えます。
これがパソコンだと起動時間がかかったり、場所を机に移動しないといけなかったりと大変でしょう。

それが手軽に、しかも高性能のスペックで出来るというのが一番の恩恵だと思います。
10万円ちょっとの投資の価値は十分にあると思いますよ。

今後も色々とiPad Pro 10.5+Apple Pencilを引き続き使用してレビューを書いていきたいと思います。