絵描きの人生について

絵描きの人生について

イラストを描くことはとても面白い。
これはまぎれもない事実。
だが、そのままイラストレーターを目指す人はそう多くはない。

大抵は勉強を頑張ってそのまま大学へ行って一部上場の会社を目指したり、公務員になったりする人が多いでしょう。
そういう生き方が日本では当たり前だし、そのレールを外れるととたんに生きにくい国でもある。
そういう意味ではあまり日本は寛容な国ではないのかも知れない。

安定しているとは限らない

だからイラストレーターを目指すと言うと親御さんは心配になり、反対する。
当然と言えば当然。

イラストレーターになれるのはごく一握りの世界。
だが、それを目指す多くの人達を僕は見てきた。

親に反対されても努力を続けて説得する人。

あまり何も考えずにやりたいからやっている人。

社会人を経てやっぱりやりたいという人。

色んな人達がいるし、僕はみんなをリスペクトしている。

ごく限られた世界なのかも知れないが、確かにそこには人を惹きつける何かがあると思う。

あなたはどうだろうか。

人生の戦略としては

正直に言うと、イラストレーターを目指すのはあまり良い戦略だとは僕は思っていない。

人生経験のある親御さんの言う通り、勉強による競争を突破し、良い学歴を手にし一流企業に就職したり公務員になったりした方が有利に生きていけるし、結婚もしやすいのは言うまでもない。

仕事が自分に合うかはまた別の問題だけど。

それでもイラストレーターを目指すのはかなりリスキーだと言わざるをえないが、当然見返りもある。

イラストレーターの特権

第一に自分が好きな仕事が出来ること。
これが1番だろう。

誰も自分が好きではない、自分の性格に合っていない仕事をするのは苦痛だし、それを40年続けるというのも想像しただけで息が詰まるという人がいてもおかしくはない。
まあ、今は40年では済まない時代かも知れんが…

まあ他の特権としては
働く場所を問わない。
自宅でも作業できる。
煩わしい人間関係もあまりない。
何より自由。
替えのきく人材ではなくなる。

などなどあるだろう。

もちろん目指さない道も当然ある。

そういう人達も僕は多く見てきた。
やっぱり安定した職につく。
当然だ。

それに安定した職に就きながら絵を趣味として続けていくというのも良いだろう。
それはそれで僕は支持するし、美味しいとこ取りだと思う。

どういう人生を歩みたいのかは人それぞれ、だから面白んだと思う。
答えは自分で探すものだ。

何か困ったら俺に相談してくれよ