絵は一日1%上手くなろう

絵の練習というのは1日に1%上手くなれば上出来だ

絵を勉強するには上手くなることを前提に練習しますよね。
しかし、少しづつ上手くなるというのは多くの人たちにとってとても退屈なことのようです。
短期間に上手くなると思い込んで絵をはじめる人がとても多い。

あわよくば一日に200%くらいを目指している人もいることでしょう。
そして1か月後にはこのくらい。
とか1年後にはプロ並みだな。
というように考えている人は多くいます。
これを取らぬ狸の皮算用と言ったりします。

1週間にイラストを5枚仕上げる
とか
寝ないでイラストを描いて作品を貯める。
とか
一か月で就職活動できるように作品を作る。

というような無謀な発想をする人は実は多いのです。
思い当たる節のある人もいるのではないでしょうか。

気合で練習すればなんとかなる。
というように考える方に実際に何人も会っていますし、私が教えていた人たちのなかにも多くいました。

そのような1日に200%で上手くなることは確かに可能ですが。
果たしてそんなことがある程度の長期間持続できるでしょうか。
おそらく無理です。

こういう考え方は現実的な方法ではありませんので、僕のレッスン生にはこういうことを勧めることはまずありません。
確実に出来ることだけを練習させます。

一日1%上手くなれば5年と3か月で1億%になる

絵の練習はまず毎日練習することを目指します。
一日に200%も上手くなる必要はまったくありません。
そんな日ももちろんあるでしょうが、それが毎回起こるわけではないので期待するだけ失望の数が増えるだけです。

練習は日々1%の増加で十分効果があります。
それを毎日続けていくと5年と3か月で1億%になります。

これは複利で計算していくとこのようになっていくのです。
絵の練習もそうですね昨日よりも1%づつ上手くなれば長期で考えていけばこのように大きな差として表れてきます。

たとえですが100円のお金が5年と3か月で1億円になると考えると分かりやすいですよね。
つまりそれだけの効果があるわけです。

絵で重要なのはこの持続力です。
特に初心者の方はこれが分かっていないので、すぐに上手くならなくて辞めてしまうということがよくあるのです。
それは短期間に200%も上手くなれると思い込んでいるので逆に失望してしまうのですね。

絵をはじめておそらく8割の人が最初にやめるのはこういったことも原因です。
まあ、たくさんの方が絵を辞めてくれた方が絵描きにとってはライバルが減るので有利な点ではありますが…ゴホゴホ

ということでこの理屈を知っておくだけでも絵を辞める確率はかなり下げることが出来るし、自分の持続力を維持するのにも役立ちます。

絵は持続力だと心得て毎日毎日少しづつでも描いていきましょう。

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