パースの分割、増殖について

パースの分割、増殖について

パース上にて面を割ったり増やしたりする必要が出てきますね。
例えば壁に窓を描いたりとか、、、
床に畳を敷いたりとか、、、
椅子に人物を座らせたりとか、、、

分割

特にちょうど中心を割り出す必要は多々あります。
それをこの分割や増殖を使うことで描くことが出来るようになります。
分割は四角の面の対角線を引くと割り出すことが出来ます。

2分割

まずは2分割法をやってみましょう。

この四角を2分割してみようと思います。

まずは対角線を引きます。

対角線が交わったところがちょうど半分の位置になります。

ここに線を引きます。

するとちょうど2分割が出来ます。

パースをつけてみるとこうなります。

3分割

3分割法は先に2分割する必要があります。

2分割にさらに対角線を引きます。

そしてもともとの四角の対角線を引いて交わったところ。

ここに線を引いてあげると3分割が出来ます。

パースがついているとこんな感じです。

増殖

増殖は今ある面を増やしたいときに使用する方法です。
これを利用することで等間隔に物を配置したりすることが出来るようになります。

増殖はまずは元となる面を用意します。

 次に対角線を引いて半分を割り出します。


次に消失点(VP)から半分の位置に線を引きます。

奥の辺と半分の位置の線が交わった部分を通るように線を引きます。

突き当たった部分が奥の面の辺になります。

これで面が増えました。

まとめ

この分割と増殖は透視図法を学ぶ上で基本中の基本です。
透視図法は1点透視図法、2点透視図法、3点透視図法を学びますが、それと同時にこの分割を覚えておかなければパースを使いこなすことは出来ません。

物を配置したり、人物をある空間に立たせたり、また部屋などの空間を作ったりなど様々な使い方があります。
その際、半分の位置を割り出したり、1/3の場所を割り出す必要も多々出てくるでしょう。
パースがかかっていると定規で正確に割り出すのは困難になりますからね。

最近では背景を作成するのに3DCGなどの素材も出てきました。
確かに便利ですぐに背景を作成することは出来ます。

しかし、そこにもやはり自分でオリジナルの物を配置する必要が出てきたり、まらキャラクターを配置する必要も出てくるでしょう。

ですので、どうしても自分のイラストや漫画などを製作するのに、このパースの知識は必要になってきます。

ですので、しっかりと透視図法、そして増殖やこの分割を覚えて使いこなせるようになっておきましょう。

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