会社員のイラストレーター・デザイナーは副業は出来るのか

会社員のイラストレーター・デザイナーは副業は出来るのか

最近はデザイナーなどに限らず日本全体でも副業する人が増えてきていますね。
会社だけの収入ではなくて自分で働いてお金を稼ぐ。
やはり複数の収入源があるとそれだけ生活が楽になります。

しかもデザイナーであれば副業は見つかりやすい職種でもあるでしょう。

デザイナーの副業の種類

個人でイラストなどの仕事を請け負う

これなら在宅でできるので副業しやすい仕事です。
いわゆる業務委託で仕事をしたりすることですね。
現在ではランサーズなど簡単に仕事を探せるサービスが整っています。

同人活動を行う

同人誌や同人グッズを製作販売することです。
有名なイラストレーターであればかなりの売り上げが上がります。
実際のイベントの他にもダウンロード販売などの販売方法があります。

ヤフオクで販売する

アナログ着彩された絵をヤフオクで販売する方法です。
本当にさまざまな値段が付きます。
色紙1枚に1万円以上になることもザラです。
過去には50万円以上になったことも…

このようにイラストレーター、デザイナーさんは多くの副業を行う手段がある職業といっても良いと思います。

副業禁止の会社が多い

しかし、会社によっては副業を禁止しているところも多くあります。
正直言って会社側としてはあまり副業はして欲しくはないでしょう。

本業に影響が出る

その理由としては本業に影響が出るからというものが多いそうです。
たしかに夜遅くまで仕事をしていて翌日遅刻するのは問題ですね。
それに就業中もウトウトしていると大変です。

何か問題が起こると会社のブランドに傷がつく

副業などで何か法律違反などをするとあそこの社員はこういうことがあった。
など会社のブランドに傷がつきます。大きな問題だと株価に影響を与えてしまうでしょう。
例えば有名イラストレーターを抱えていてもその人が作った同人誌なんかが著作権法違反で警察のお世話になったらかなり深刻な問題になるでしょう。
現在発売している商品が販売できなくなるかも知れません。

自社の技術が流出する

デザイン会社やゲーム会社にとってこれは大きな問題です。
作成しているCGがどういう風に作られているかは各社ごとに異なっており、その研究にも投資をしているからです。
それが写真の副業によって外部に漏れたら大変なことになるのは言うまでもありません。

社員を制約できる

社員に他の収入が無い方が会社側に有利です。
なぜなら会社員はその会社を解雇になると無収入になるので解雇されないように会社の意向に沿わなくてはならなくなります。

こうなってくるといくらでも会社の無理を聞くことにもつながって行きます。
日本全体で問題になっているブラック企業というものに繋がるのもこれが原因の一つ。
なぜなら他にいくらでも収入源があれば会社の無理に従わなくても良いからです。

イラストレーターであれば会社から独立されかねない

イラストレーター自身が会社で力をつけて独立するということは一般的にも多くあります。

例えば副業で小説の挿絵を描いたり同人誌で大儲けしたりすると会社側としては独立されかねない状況になってしまうわけです。

そうなれば会社側が不利になるのは明らかでしょう。

法律的には

そういう理由で禁止しているところが多いのですが、法律的には副業を理由に解雇になることはほとんどないそうです。

なぜなら法律的に民間人には職業選択の自由があるからです。
ですので会社がそれを制約することは出来ないのです。人権侵害になります。
ちなみに本職で身につけた技術を使って他で仕事をすることも可能という解釈なのです。
もちろん守秘義務は守らなくてはなりませんが。

このように会社側としてはなるべく副業は認めたくないといった事情も。

では実際に副業禁止規定があってもやってもいいのか?
ひとりの人間として生きていく場合やはりお金は必要です。

その手段として複数の収入があればそれだけ経済的に安定するでしょう。
それは確かです。

しかし、やはりメインの会社も重要な収入源の1つなので禁止規定にかかって不利な立場になることも避けなければなりません。

一番良いのは会社側(上司)に相談することです。
同人活動などは公務員でも認められているので交渉次第では可能だと思います。

それに副業禁止は職業選択の自由があるので禁止自体できるものではありません。
それで解雇されそうになっても裁判で勝てる可能性は十分あります。

ですがやはり社会人として会社との仲は保つように努力するべきだと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
副業、やはり現在の収入で満足できない場合、もしくはもっと大きな野望がある場合は考えてしまうものです。
特にイラストレーターやデザイナーであればなおさらでしょう。

しかし、会社に禁止事項があればそれをガン無視して副業をやってしまうのも問題があるのも確かです。やはり会社とは上手く付き合う必要があるからです。
ですので、はじめから副業禁止事項がない会社を選ぶか交渉して副業をするべきだと思います。

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