絵を描く時間がないので会社を辞めたくなったら

新社会人になってゴールデンウィークも終わって会社を辞めたくなるという人も多いようですね。

新社会人になると今まである程度自由に時間を使えていた人が仕事に追われて自由な時間が少なくなったりします。

そうなるとやはり多くの人はストレスを感じるでしょう。
自由な時間が少なくなったり、まったくなくなったりする人もいるのでなかなか絵を描くというのがおっくうになったりそもそも時間が取れなくなったりすることもあるでしょう。

そこで考えてしまうのが会社を辞めるということです。
会社を辞めて一発絵師を目指すとかそういうことになる人も意外といます。

しかし、会社を辞めるということは今の日本の社会ではかなり大変なことです。
転職するとほとんどの確率で収入が下がりますからね。
また、転職を重ねると就職のしやすさの難易度も上がってきます。

ですので、絵を描くために辞めるなら戦略的に考えたり、そもそも辞める必要なんてあるのかをしっかりと考える必要があるでしょう。

働くということ

世間一般の常識ですとある程度の年齢になると仕事はしなければ生活していくことができません。

それはやはり絵を描く人も受け入れなければなりません。

どんなことであれ仕事をして収入を得なければ生活していくことが出来ないですからね。
まあ、お金持ちのお家だったら違うんでしょうけど。

やはり、会社員であってもフリーランサーであっても働いていかなければならない前提で書いていきます。

絵を趣味として会社を辞めない場合

仕事をすることを前提として考えるならば仕事以外の時間をいかに絵に活用するかが課題になってきます。
例えば飲み会など同僚や上司と行く時間があればそういうところを削る必要があります。
友人と遊びに行く時間が多ければそこを削っていきましょう。

そうなると、対人関係が希薄になるじゃん!
ということになると思います。

甘いです。
何かを得たいなら何かを削るということはやはり必要になってくるのです。

ぜひ、自分の余っている時間を整理してください。

将来絵を仕事にする場合

将来絵を仕事にしたい場合は2つの道があります。

会社を続けるか、辞めるかの2択です。

会社を辞める場合、専門学校などの教育機関に行くことを前提としています。
やはりプロになるためには人から学ぶのが一番です。
特にプロから学ぶのが良いでしょう。

専門学校に行くかは職種により投資効果が段違い

あまり若い人は意識していないかもしれませんが、
絵で稼ぐには専門学校にあるその職種にかなり影響されます。

就職のしやすい業種としにくい業種がありますし、就職する価値があるかも考えなければなりません。

例えばゲーム会社は希望が多くて就職はしにくい分野ですが、収入はかなり安定します。

アニメーターは就職というか個人事業主ですが、仕事は得やすいですが、最初の収入はかなり厳しいです。

漫画家はデビューはかなり厳しいです。在学中に担当がつけば良いほうだと思います。
卒業した後も漫画を描き続けてそれだけで食べていける人はまれでしょう。
収入をすぐに得たいならアシスタントという道もありますけどね。

ですので、一番のおすすめはゲーム会社です。
ゲーム会社は上場企業なら普通に年収500万円とかもらいながら絵を描くことが可能です。
しかし、自分の好きな仕事ばかり出来るわけではないですけどね。

もちろん売れれば漫画家はかなりの収入になります。
トッププレイヤーは億単位で稼いでいますからね。

つまりゲーム関係の就職を目指すのであればローンを組む価値はあると思います。
良い所に就職できればほぼ確実に回収できますからね。
しかし、就職難易度は高めです。

専門学校選び

専門学校次第でその後就職できるか就職できないか分かれてきます。
たとえ同じ学科であったとしてもそうなのです。

なぜならそこで働いている先生の力が大きくかかわってくるからですね。
教えるのが上手かったり熱心な先生であれば多くの生徒を就職させることが可能ですが、
悪い先生に当たってしまえば就職どころか絵が上手くなるのかも怪しいからですね。

ですので専門学校を選ぶのはかなり慎重に選んだ方が良いでしょう。

先生の良しあしはオープンキャンバスに参加するだけでは分からないことも多いです。
普段どういうふうに生徒に接しているのかを確認するにはその学校に通っている生徒に聞いてみるのが一番です。

会社を辞めない場合は

先ほどの仕事以外の時間を絵に充てるのと同時に自分で学べるところを探すのがおススメです。

会社員であれば都心であれば教室などもありますが、専門的に仕事としての絵を学ぶところは少ないです。
たいていが趣味どまりだったり同人活動をしてみよう。
というところがほとんどでしょう。

ですので仕事をすることを前提に探すのであればそういう趣味というよりは実践的な作品が作れるところを探しましょう。

例えばゲーム会社であればゲーム画面すべてを作れるだけのカリキュラムがあれば良いですね。
先生が優秀であればそういうことまで対応してくれる場合があります。

まとめ

このように、新社会人であればすぐに会社を辞めたいという人がいるものです。
ですが、ある程度の年れに達すると収入を得るために働かなくてはなりません。
それは一般の会社でも構いませんし、絵の業界どちらでも良いのです。

やはり一番リスクが少ないのは今の職場で働きつつ絵を描いていて行くほうが良いです。
それは確実に言えることです。

絵を仕事にするというのは簡単なことではありません。
それに専門学校に行けば年間授業料だけで安い所でも150万円ほどかかってきます。
それが2年だと300万円、また生活費も賄わなければならないので生活費に月15万円だと考えると2年間で360万円
ですので合計660万円くらいになるわけですね。

そしてその金額を回収するにはその投資が本当に効果的なのかじっくりと考えてみてください。
専門学校に行くのであればその業種はどういう業態なのか、収入はどうなのか、就職率はどうなのか、しっかりと調べなくてはなりません。

そして専門学校に行くのであればその費用対効果は十分なのか検証しましょう。
特に学費や生活費が足りなくてアルバイトをする場合は就職できない確率が跳ね上がるのでそこも注意してください。

また奨学金などもありますが、そのほとんどは返さなければならないローンである場合が多いですので
安易にお金がないからと借りてしまうと後々苦労することがあるのでその点も注意してくださいね。

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