地雷クライアントの見分け方と対処法

地雷クライアントの見分け方と対処法

地雷クライアント、これほど恐ろしい言葉があるでしょうか。
地雷クライアントにぶち当たるとイラストレーターにとって致命的な展開になっていくことが多いです。
そしてイラストレーターとしての意欲もそがれてしまう…
それは恐ろしいものです。

音信不通、料金未払いなどなど地雷クライアントがありますが料金未払いという最悪な状況も私は経験してきました。

そんな地雷クライアントはどういった特徴があるのでしょうか、今日は地雷クライアントをテーマに書きたいと思います。

地雷クライアントの特徴

イメージが固まっいていない
出来上がる商品イメージがクライアントの中にある程度固まっていないとそれにデザイナーは振り回されてしまいます。
最悪全部仕上がった後にやり直しが出ることもあるでしょう。
それで料金が増えるのであればまだ良いのですが、大抵は料金の割り増しはありません。

こういうクライアントの特徴は意見がコロコロ変わる。または特別なものを欲しがる。
と言った特徴があります。

意見がコロコロ変わる

デザイナーはクライアントと話し合いながらデザインを決めていきます。
そして何枚も何枚も描いてクライアントが決定していくことが多いでしょう。

しかし、クライアントのイメージがあいまいなままだと途中でデザインの方向性が変わったり、最悪また一からやり直しになったりと言ったことがよく起こります。

こうなってしまうと1つのキャラクターで複数の枚数のイラストを仕上げなければならない場合、今まで書いてきた枚数のイラストがすべて一瞬にしてダメになる場合があります。

まずは意見がコロコロ変わるクライアントかどうか、小さな仕事をしていきながら掴んでいくのが良いでしょう。
あまりに意見がコロコロ変わるようなら最低限の仕事だけ済ませて後は受けないようにしていくのが賢明です。

特別なものを欲しがる。

世の中にはデザインが星の数ほどあります。
イラスト、またはマスコットキャラクターにしてもかなりの数が日々生産されています。
しかし、そんな無数の世の中にあるデザインではなく、この世に一つしかないデザインを欲しがるクライアントもいます。
まあ、それは良しとしましょう。
しかし、そんな特別なデザインをアルバイトのような時給でやらせようとする人が多いのです。

そんな特別な世の中に一つしかないデザインを生み出すのは膨大な情報の取得とたくさんのラフ画を描いていかなければなりません。

それは途方もない作業です。

それをアルバイト並みの料金で請け負っていたら身がもちません。

それを当たり前のように要求するクライアントはこちら側が疲弊する可能性が極めて高くなるでしょう。
下手したら最低賃金よりはるかに安い金額になることも考えておかなければなりません。

そういう特別なものを欲しがるクライアントに対しては特別な価格設定で請け負うか、もしくはキッパリと断る方が良いでしょう。
特に最初のミーティングの時に相手の言葉に注意して耳を傾けてください。世界で一つしかない特別なもの、みたいな言葉が出てきたら注意してください。

料金を振り込まない

一番最悪なの料金を払わずにトンズラするクライアントです。
いえ、もはやクライアントではなく完全に詐欺師です。

僕も経験はあります。
数日間ミーティングに費やしや制作物まで仕上げたのに約束の料金を振り込まず音信不通になりました。
音信不通になるとこちら側がとれる手段は限られています。
少額訴訟を起こすにも少額な場合ではやること自体にあまり意味はないからです。

それを回避するためには前払いで請け負ったり、仕上げたら細かくお金を払ってもらうなどの対策が必要になってきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
地雷クライアントに当たると自分の生活どころかデザイナーとしての意欲さえも危うくなってくるのが分かるでしょう。

これは経験していく中で見分けられるようになっていったり、対策が取れるようになっていきます。
また、新人のうちは仕事が少ないので仕方のない部分もあるでしょう。
しかし、仕事をしていくうちに分かってくることが多いですが、ここであらかじめこういう傾向があるクライアントには注意できるよう今回は書いてみました。

もし仕事を受ける際には注意して仕事を受けていきましょう。

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