イラストに役に立つカメラ知識①
カメラ知識ってイラストに必要なの?
そんな意見が出てくることはこのSHIMA、重々承知しております。
まあ、私から言わせて頂ければ
え?カメラ知識無しで絵描いてるの?
大丈夫?
といった具合です。
というくらいにカメラとイラストは密接な関係にあるんですね。
カメラの設定で写真が変わります。
レンズ選びで写真が変わります。
レンズの画角と撮影距離によってパースのつき方が変わります。
ということはやっぱりイラストに活かせるということ。
被写体ブレって何?
被写界深度って何?
画角って何?
シャッタースピードって何?
構図?何それ美味しいの?
それらを学ぶことでイラストの説得力が増すんですね。
それでは今日のお題は
被写界深度について
被写界深度の表現は映画やアニメなどでもよく使われます。
こちらの写真を見てください。
![なだらかにボケる猫](https://i-love-illustration.com/wp-content/uploads/2017/06/DSCF3971.jpg)
なだらかにボケる猫
焦点が合っている部分はしっかりと写り、そこからなだらかにボケているのが分かります。
カメラの絞りの調整によってこのボケ具合を調整する事が出来るんですね。
よくボケるのを被写界深度が浅い、ボケず全体がくっきり映ることを被写界深度が深い
と言います。
カメラの設定では絞りの値
F値で変更します。
このF値の数字が小さければ明るくてボケやすい
そしてF値が大きければ暗くてボケにくい
という事です。
ですのでF1.4などの明るいレンズを使えばかなりボケる
F8まで絞って暗くすればボケにくいという事です。
ちなみに絞って(暗くして)全体をボカさずに写すことをパンフォーカスと言います。
覚えていざ使ってみるとカッコ良いですよ。
また画角で言えば
広角レンズほどボケにくい
望遠レンズほどボケやすい
という風になります。
つまり望遠レンズでF値が小さければかなりボケるんですね。
だからイラストでは望遠レンズで描いてボカしてあげる事で被写体をより強調して表現する事が出来るんです。
という風に知識があれば色々とイラストに役に立つわけです。
まとめ
被写界深度を使いこなすことによって印象的なイラストを描くことが出来ます。
被写界深度はカメラの知識があるとより詳しく学ぶことが可能です。
特に明るいレンズを使用することにより被写界深度を浅くしてボケを大きくすることができるんですね。
また、明るさだけではなく、焦点距離によってもボケやすさが違います。
広角レンズよりは望遠レンズがよくボケるわけです。
ですので、カメラをやることにより、より一層イラストの表現が豊富になるんですね。
ぜひみなさんも機会があったらカメラをやってみてくださいね。