イラストに役に立つカメラ知識②
手ブレと被写体ブレ
みなさん、カメラで写真を撮った時にブレてしまって失敗したことはあるでしょうか?
例えばこんな感じに

手振れ
きっとありますよね、特に夜などの暗い場所では
いわゆるカメラ自体がブレてしまって全体がブレることを手ブレと言ったりします。
よくパニック映画などで撮影者が取り乱してブレた映像表現などがあったりします。

パニックのようなブレ
基本的にこの手ブレは好ましくなく、カメラをしっかりと構えたり三脚を使うなどしてブレをなくします。
そしてこのブレですが、カメラがブレていなくても被写体が高速で移動していれば当然ブレます。
例えば野球でピッチャーが投げた球や
ボクシングでボクサーが繰り出している拳とか
鳥が羽ばたいて飛び立つシーンとか

被写体ブレ
高速で動くものはブレます。
それをイラストで使ってあげれば良いんですね。
このブレ具合はカメラ側で設定することが出来ます。
つまりコントロール出来るんですね。
この設定はシャッタースピードで調整します。
シャッタースピードとは写している時間の長さのこと。
1/1000秒より1/10秒の方が長く写していることになりブレやすい。
つまりブレさせたくないなら1/1000秒のような高速でシャッターを切れば良いということなんですね。
例えば動きの一瞬を止めたい場合。

高速シャッター
水しぶきの水玉を見せたかったり…
ボクサーの拳がヒットして相手の顔面が歪んでいる一瞬を捉えたり…
ピッチャーが投げた球がバットに当たって変形していく場面…
などに使うことも出来ます。
このようにシャッタースピードという概念を活かしてイラストや漫画を描いていきましょう。