仕事としてのイラストにアナログ画材を使用したり、そうではなくてもアナログでイラストや絵を描きたい、そしてネットで使用したいという方も多いことでしょう。
コピックを使ったり、カラーインクを使ったり、水彩や色鉛筆を使用して描いたりですね。
アナログイラストを同人に使いたいとか、ホームページで発表したいとか、ヤフオクに出品したいとかスキャンする理由は様々です。
今回はそんなアナログが大好きなあなたのために、また仕事で使用するために、アナログをデジタルにする方法や、クライアントに提出する際の方法を書いていきます。
デジタル作品はそのままのデータで納品も可能だったり、jpgやpsdなどで送付することが出来ます。
しかし、アナログ作品ともなればそんなに簡単なことではありません。
絵の具で描いたり、エアブラシで描いたりと紙に描くのが基本です。
仕事であったも売り物であってもアナログからデジタルにデータを移さなければならない場面は多くあります。
例えばクライアントに提出したり、ヤフオクで販売したり、ツイッターなどのSNSで配信したりなどです。
ではその方法を書いていきますね。
目次
スキャナーで取り込む
スキャナーで取り込むのがまず有力な方法でしょう。
ただ、A4サイズであればそこまで高額にはなりませんが、A3サイズのスキャナーになると結構なお値段になったりします。
スキャナーにはCCD方式とCIS方式とがありますが、
CISは小型にできる分、取り込む原稿の凹凸が苦手です。
CCD方式は凹凸があっても読み込めますし、スキャンスピードが速いです。
ですので仕事で完成物を取り込む目的であればCCD方式が良いと思います。
線画程度ならCIS方式でも問題ありません。
コンビニのコピー機でもスキャンは可能です
コンビニのコピー機もスキャナーが搭載されているので取り込みが可能です。
SDカードやUSBメモリに保存したり、直接スマホなどに保存することも出来ます。
スキャナーを購入する必要もないため、まずはこういうところを利用してみるのも手です。
取り込み解像度
取り込みサイズはカラー原稿であれば350dpiほどが標準です。
漫画のモノクロですと600dpiや1200dpiなどが使われます。
デシタル一眼レフで撮影する。
一眼レフで撮影する方法もあります。
意外とスキャナーで取り込むよりは発色が良かったり、RAW編集出来たりとデジタル補正の幅が広がります。
出来れば画質的に優れる単焦点レンズを使用するのが良いです。
一眼レフの価格はピンキリですが、安価なAPS-C機よりはフルサイズの方が画質的には優れます。
またカメラ側の画像解像度も確認しておきましょう。
1600万画素あればまず足りないということはないと思います。
最初のうちは安価な機種と安価な単焦点レンズを購入すると良いでしょう。
ただし、単焦点レンズはレンズの歪みをなるべく無くすために広角レンズは使用しない方が無難です。なるべくなら中望遠以上が良いでしょう。
しかし、撮影時は望遠レンズの場合はある程度の距離が必要になるので注意してください。
また後からソフト側でレンズ補正をすることも出来ます。
画像の補正について
補正は基本的に写真編集用のソフト、フォトショップで編集すると良いでしょう。
基本的には色味の調整や、コントラストの調整を行います。
またデジタル一眼レフのRAWデータで撮影していれば、さまざまな細かい編集も可能です。
RAW(ロウ)データとは
通常、デジタルカメラやスマホで撮影した写真って実は写したそのままの風景ではありません。
カメラメーカーによって編集された色がjpgとして出てくるわけです。
つまりCANNONのカメラであればCANNONの色になりますし、iPhoneのカメラであればiPhoneの色になってしまうのです。
しかし、中には自分で色味とか編集したいという人もいるでしょう。
そういう方のためにあるのがRAWというデータ形式なのです。
このRAWは何も編集されていない生の状態のデータなのでそこから自分好みに編集が可能なのです。
通常はデジタル一眼や高級コンデジにこのRAWデータを書き出せるカメラがあります。
納品データについて
納品データはクライアントの意向に沿うように提出しましょう。
PSDなのか、pdfなのか、jpgで良いの、しっかりと確認してください。
また最終的のはピクセル数など、画像サイズが適切かどうかも確認してから送付すると良いです。ちなみに万能なのがPDFやPSDあたりです。
まとめ
アナログ作品をパソコンに取り込む方法について書きましたがさまざまな方法があります。
もちろん、安価なのはスキャナーによる取り込みです。
A4サイズ機なら1万円代で購入することが出来ます。
ぜひアナログで描いた作品をデジタルにして保存しておきましょう。
そして色々と活動していきましょう。