イラストの構図について
よくイラストを学んでいる方にとって構図って聞くとなんか難しそうって考えたり、なんかはっきりした定義ってないのだろうかって、よく分からないもののように考えがちです。
しかし、はっきりとした定義もあるし、先人たちが磨き上げてきたものを吸収して知識を蓄えていけば構図を技術としてしっかり捉えられるようになっていきます。
さてイラストの最初の段階、ラフを描くときにみなさん構図ってどのように考えますか?
ただ闇雲にキャラクターを適当に配置していってもきれいな構図の絵ってなかなか描けません。
でも構図を勉強することによって、誰でもきれいな構図の絵を描くことができるようになります。
例えば下図のような物の配置。
バランスが悪いですよね・・・
ですがバランスを整えてみると。
こんな感じになります。
うまくバランスを整えることにより、イラストを美しく仕上げていけるようになります。
それが構図なんですね。
基本である黄金比や構図の種類を勉強していく必要が出てきます。
構図、始めの始め 縦構図と横構図。
まずみなさんイラストを描くときって画面を縦か横か決めなくてはなりませんね。
でも縦か横にするのってどうやって決めればいいか、わりと考えていない、という方もいらっしゃると思います。
でもそこにはちゃんと意味があるんですよね。
縦構図と横構図の使い分けを意識していきましょう。
・縦構図
縦構図だと、高さがあるので人物を見やすく配置したり、
物の高さや奥行きを表現できます。
縦に長いのでキャラクターがすっぽり入りやすいので、1人キャラクターメインの場合も使われます。
その他の意味では小説の挿絵や表示などの出版物関係に使われます。
写真だとこんな感じ
・横構図
横が広いので、風景や、多人数など
画面の広がりを表現できます。
例えば大人数での合戦風景を捉えたり、大人数のアイドルがダンスをしているシーンであったり、風景メインのイラストであったり。状況説明がやりやすいんですね。
その他の意味ではテレビやゲーム画面、漫画の見開きなどに使われます。
テレビやゲーム画面は横構図で見るのが通常ですからね。
写真だとこんな感じ
いかがでしょうか。
普段何気なく使っている縦と横ですが、その使い方まで考慮して決めてあげると効果的にイラストを見せる事が出来るようになります。
他にもカメラワークやカメラアングル、その他の構図テクニックと一緒に使ってあげればさらに効果的にカッコよく見せる事が出来るようになります。
その他の構図について
今回は縦と横の構図について書いてみました。
しかし、これは初歩の初歩なんですね。
この他にも多くの構図が存在します。
それらを使いこなすことによって美しくイラストの画面を設計することが可能になります。
イラストの構図に興味を持ってもらえたらと思います。
まずは縦と横の構図、みなさんもイラストを描くときは考えてみてくださいね!