背景の描き方 木と草を描こう
今回は草と木の描き方について説明したいと思います。
木って身近にあふれているのでイラストにも多く出てきますね!
公園であったりとか、学校であったり、並木道であったり。
また現実ではないファンタジーの世界でももちろんいっぱい出てきます。
もはや背景に必須と言っても過言ではない木。
まずは鉛筆で描けるようになりましょう。
背景を描くときの考え方に
近い方から
近景
中景
遠景
というふうに距離を分けて考えると良いです。
近景は最も近いので細かく描く必要があります。
そして遠景は最も遠いので葉や幹の細かい部分などを省略して描く必要が出てきます。
今回は比較的描くことが多い中景の木を描いてみましょう。
まず最初にアタリをとる
どんな絵でも最初はアタリをとるくせをまずつけましょう。
最初に木の幹を描いて、葉っぱを塊として描いて下さい。
アタリなので細かく描く必要はこの時点ではありません。
葉は枝ごとに密集しているので円で描きます。
アタリが出来たら細かく描いていく
そして葉を描いていきましょう。
葉はジグザグに描いていきます。
この時ランダムに描くのが一番良いです。
例えばジグザグが並んで見えたり、同じジグザグが続くと人工的になって不自然に見えたりするので注意が必要です。
少し雑さを意識してやると描きやすいですよ!
こんな感じになりました。
木にもいろんな種類があったりします。
今回は日本に多い広葉樹で応用が利くと思います。針葉樹はまた描き方が変わってきますので。
今度紹介してみたいですね。
自分でいろんな木を撮影してなるべく多くの木を描いていきましょう。
想像以上にいろんな形の木があり、勉強になるはずです。
草の描き方
草の描き方は色々ありますがここでは近距離での草の描き方をご紹介します。
ちなみに近距離なのではっきり描く必要がある場合です。
まずはダメな例です。
よく見かけますけど・・・ただ横に広がっているだけでは立体感がでません。
中距離の中景の場合はよいですが、近景の場合ではちょっとデフォルメしすぎですね。
近景では奥や手前に向いている草の葉っぱを描いてあげましょう。
すると立体感が生まれたと思います。
遠距離や中距離ではあまりここまでこだわる必要はありませんが、近距離などはこういうテクニックを使うことをおすすめします。
これは草だけではなく花や木の枝でも応用が利きます。
みなさんもイラストで活かしてみてくださいね。