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海の描き方 浜辺の海を着彩する
もう夏真っ盛り!
夏の風景と言えば、やはり定番は海!
そしてイラストを描く上でも多くの場面で海が登場すると思います。
浜辺であったり、または海の中であったりと場面は様々ですね。
水着のキャラクターの背景にはもってこいです。
ということで今回は海の描き方を行おうと思います。
中距離の海を描く
今回はド定番である空と海と浜辺のある中景の昼間の海を描いてみましょう。
レイヤーの塗り分け
まずはそれぞれのレイヤーを分けて空、海、浜辺の3色で塗り分けます。
一番上のレイヤーを空にしておくと後々水平線がしっかりと作りやすいです。
グラデーションをかける
次に海と空のグラデーションを作ります。
ここは使用色を最低限でも3色以上でグラデーションを作って行きます。
2色でグラデーションを作る人がいますが、明るい部分と暗い部分は色相が異なるので2色では作ることができません。
最低でも3色以上は必要です。
ツールはグラデーションツールで塗ります。SHIFTキーを押しながら引くと垂直にグラデーションをかけることが出来ます。
もちろんブラシでグラデーション着彩することも可能です。
深い部分と浅い部分を着彩する
次に海の色が変化しているところ、深い部分と浅瀬を作成していきます。
この写真を見てください。
深い部分は青い色が濃くなっているのが分かります。
そして浅瀬の部分、ここは砂浜の色が出ていますね。
海の深い部分と海の浅い部分をブラシで着彩していきます。
クリップスタジオでしたら「濃い水彩」、フォトショップでしたら「不透明度をかけたブラシ」で着彩すると良いでしょう。
海の深い部分は濃い青、そして浅い部分は砂浜の色を混ぜてあげます。
浅い部分は砂浜が透けて見えるんですね。
そして次に波の影を着彩していきましょう。
波の影は横方向に入れていきます。
浜辺の波を描く
次に浜辺に打ち寄せる海の波を描いていきます。
同時に波に白いハイライト部分を入れましょう。
海の反射光と波のしぶきを白で入れていきます。
波は波に沿って白を入れていきます。
砂浜は波の濡れている部分を描く
波は押したり引いたりしています。
そして砂には引いた後には濡れているので色が変わっています。
砂浜を描くときにはまずはこれを描いておくと掴みやすいです。
新規レイヤーを砂浜の上に作成して濡れている部分の色を作ってから水彩ブラシで着彩していきます。
海の中も砂浜の影の色を入れてあげます。
波のしぶきを描く
次に波のしぶきを描いていきます。
しぶきは円をいくつも描くような感じで入れていきましょう。
濡れている部分でも目には見えにくいですが、まだ波が残っている部分もあるのでそこにも波のしぶきを入れてあげるとよりリアル感が増していきます。
だいたいここまで出来上がると次は砂浜の影を描いていきましょう。
雲を描き込む
空も着彩するとこんな感じ。
新規調整レイヤーで明るさやコントラストを調整する
これで一通り塗れましたが、ここから新規調整レイヤーなどでコントラストや色味を調節します。
コントラストを調節するとこんな感じ。
この場合キャラクターなどがいる場合は色味やコントラスを合わせるようにする必要があります。
中距離の海が出来ました。
まだまだ夏真っ盛りなので水着の美女を描くときにも使えますね。
ぜひ浜辺の海を描く場合は使ってみてくださいね。