腕の骨と筋肉を勉強しよう!
今日は曲げた腕
作画はiPad Pro 10.5インチとsketchbook、早速iOSのお絵かきアプリを活用しています。
さて、今日のお話は曲げた時の腕の骨と筋肉。
腕を伸ばしている時とまげているときではやはり筋肉の見え方や骨の見え方が変わりますね。
まずは骨を見てみましょう
腕の骨は付け根にある肩甲骨(けんこうこつ)と鎖骨(さこつ)、そしてそれにつながる上腕骨(じょうわんこつ)を理解しなければなりません。
なんせ腕の骨に直接繋がっているのはこの骨だからですね。
だから腕の骨の練習をする時には鎖骨や肩甲骨も一緒に描いてあげた方が良いです。
ちなみにこの上肢(じょうし)と体幹(たいかん)の結合部のことを上肢帯(じょうしたい)という肩甲骨、鎖骨のことです。
そして上腕骨(じょうわんこつ)
文字通り腕の上腕部の骨だ。
そして肘から手までの前腕には橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃくこつ・しゃっこつ)がある。
ちなみに上腕骨から手の先までを自由上肢骨(じゆうじょうしこつ)と言う。
腕が90°回転できるのはこの橈骨と尺骨のおかげでもある。
ちなみに尺骨のひじの付け根の部分は肘頭(ちゅうとう)という。
筋肉を見てみよう
では次に筋肉だが腕の付け根の三角筋(さんかくきん)から上腕二頭筋、そして上腕三頭筋がある。
まず腕の付け根を見てみよう。
基本的に肩は僧帽筋(そうぼうきん)から三角筋(さんかくきん)の流れで出来ている。
そして三角筋の下からは大胸筋(だいきょうきん)に繋がっている。
そして大胸筋の下にはさらに烏口腕筋(うこうわんきん)が上腕骨に繋がっている。
脇の下には前鋸筋(ぜんきょきん)そして広背筋が(こうはいきん)が見える点にも注意しよう。
そして上腕部、ここで注意したいのは三角筋から内側に上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)、外側に上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)が見える点に注意しよう。
また前腕部には腕橈骨筋(わんとうこっきん)と尺側主根屈筋(しゃくそくしゅこんくっきん)があることに注意する。
皮を被せた腕
そして皮を被せた絵だが、肘の部分には肘頭(ちゅうとう)の骨の形が出る。また上腕では三角筋はかなり顕著に描いて、上腕二頭筋などの境目を描いてあげよう。
腕は曲げたり伸ばしたり回転させたりすることが出来るのでその描画は大変難しくなる。しかし、腕にどのような筋肉や骨があるのかを理解できればさらに説得力のあるイラストを描けるようになります。
毎日何回も描いて練習しよう。