イラストレーターが海外で活動することについて考えてみる その2

イラストレーターが海外で活動することについて考えてみる その2

住居編

イラストレーターが海外で絵を描くことについて考察するシリーズ、ついに第2弾。
海外に気軽に絵を描き、そしてリゾートでも大都会でも気分を変えて作業することが出来る。
というのを考察しています。
今日お伝えするのは住居編

月単位で滞在するにはやはり住む場所は欠かせません。
そして一番気になるのはその滞在費ではないでしょうか?
せっかく日本を出ても結局高くついてしまったらちょっとショックですよね。
そんな方々のために少しでもハードルを下げようと思います。
まず、海外で宿に泊まる種類はいくつかあります。
ホテル
ゲストハウス
カウチサーフィン
などなど

ホテル

まず真っ先に思いつくのがホテルではないでしょうか。
ホテルと言えばやはり個室でサービスも行き届いてい快適。
そんな空間でしょう。

ただ料金が他より高くなるのがネック
安くても都市部では1泊6000円~くらいではないでしょうか。
短期の旅行だったら全然アリだけど、長期だと少し考える必要があるかもしれません。

仮に6000円30日だと18万円になりますね。
これでは食費や移動費も入れると軽く20万円オーバーしてしまいます。
まあ、ものすごく集中したいなら選択肢としてはアリだと思います。
個室で静かに集中できますからね。

ホテルの良いところ

まずは確実なサービスを受けられる

まずこれは保証されるだろうし、何かあっても電話で対応してもらえます。
フカフカのベッド。そして身の回りのことをすべてやってくれます。
掃除だってやってくれるしシャワールームも綺麗。
ちょっとしたお手伝いさんを雇っているようなものですね。
それにルームサービスをる要すれば部屋から1歩も出ずに生活することも可能です。

リゾート気分が味わえる。

リゾート地ではプール付きは当たり前。
プールの隣でアルコールを楽しんでみたり…
ただこれは場所やホテルのグレードによりますけどね。

セキュリティ面では他を圧倒している。

様々なところに防犯カメラがあり、部屋はオートロックで鍵もしっかりしている。
スタッフもある程度は信用できる。
これはやはり重要ですね、特に初めての海外であれば安全を優先してホテルに泊まるのもアリだと思います。

カウチサーフィン

最近ではカウチサーフィンという選択肢があります。

海外の旅行者が無料で他の人の自宅に泊めてもらうサービスのことです。
基本的には相互の信頼関係で成り立つもので、簡単に言ってしまえばお互い相手を信頼して宿泊するサービスのこと。
そのためにサイトには相互評価やプロフィール、本人確認などがあります。
泊める人のことをホスト、そして泊まる人のことをサーファーと呼びます。
このサービスは泊まるだけではなく、食事や会って話すだけも可能です。

ただ、イラストなどの作業の場合はやはり他人の家よりはきちんとしたカフェなどの場所で行ったほうが良いでしょう。
で最後の選択肢が

ゲストハウス

ゲストハウスはホテルと同じ宿泊施設ですが、大きく違うのは値段です。
ホテルと比べると圧倒的に安く長期滞在にも向いています。

なんか安かろう悪かろうなんじゃないの?
という疑問が浮かんでくると思いますが、外国人向けのゲストハウスはかなり設備が整っていて綺麗です。
ただ、いろいろあるのも事実なので実際に部屋や設備を事前に見せてもらうのが確実でしょう。

ちなみに個室と相部屋の2種類が基本です。

個室はホテルのように個室ですが、相部屋(ドミトリー)は8人や10人などの人数で一緒の部屋になります。
大きな部屋にベッドがたくさんあるイメージです。
そのベッドもカーテンで仕切れたり出来るところもあります。

一見個室のほうが良いように見えるでしょう。

しかし、ドミトリーのほうが多くの人が利用するのでシャワーやトイレなどのレベルは個室より高め。
そして宿泊料は当然個室より安いです。

ちなみに私がバリのウブドで滞在したゲストハウスは1泊700円くらい…
安っ!
有名なクタビーチ周辺では800円くらい…
安っ!

という具合です。
これなら30日いたとしても24000円で済みます。

どうですか?
これならかなりハードル低くないですか?
オフシーズンなら1泊500円以下などさらに安くなります。

まとめ

宿の予約はここのBooking.comを僕は利用していますよ。


Booking.com


値段よりかは評価を見て決めたほうが良いです。
なるべく評価欄のコメントを見て共感出来なおかつ写真で綺麗めな設備のほうが良いでしょう。

イラストなどの作業が出来るゲストハウスの探し方

せっかく海外に出ても肝心のイラストが描けないと意味ないですよね。
ですので、ゲストハウスでもそういう作業が出来る場所があるのか検討する必要があります。

まずは作業できるテーブルがあるのかを厳しくCheck!

作業できる机やテーブルがあるのかをまずは予約サイトを見て検証します。
なるべく大人数で利用しても大丈夫そうなテーブルがあるのか、またはそれだけの数があるのかをチェックしましょう。

そして電源が利用できるのかも重要です。
なるべくなら1泊するか事前に宿の人に部屋を見せてもらうのが良いです。
見せてもらうには予約しないで直接見せてもらわなければなりませんけど。

ネット環境

次にネット環境も重要です。

ゲストハウスと言っても安かろう悪かろうではありません。
ネットももちろん付いています。
もちろん無料でWi-Fiが使い放題です。

速度は国や場所によります。
仮に作業できる机等が無い場合は近所のカフェを利用するなどの方法があります。
ちなみにバリ島の物価ではドリンク1杯200円しないくらいで利用できるでしょう。
日本なら600円くらいはしますからね。

どんな人が主に来るのか

さてさて、一番の心配事は他の人はどんな人が来るのかでしょう。
ドミトリーなどの場合、そういう人たちと一緒に寝泊まりすることになります。

これは国や場所によって大きく違ってきます。
例えばバリ島の場合はリゾート地ですので欧米人の割合が高いです。
ドイツ、ポーランド、イギリス、ハンガリー、ロシアなど。
あの金髪で長身の人たちですね。

そして他にも自国の人から日本人、中国人、韓国人、周辺国など多くの人たちとも会えます。

英語が出来れば大抵仲良くなれます。
そして色々な人たちと交流が持てて楽しいですし、良い気分転換になります。
自宅で悶々と孤独にやっているより楽しいかもしれません。

少なくとも私個人としてはこっちのほうが楽しいですね。

セキュリティはどうなのか?

色々な人たちが宿泊するゲストハウスですが、一番心配なのは荷物などが盗まれたりしないかということだと思います。
こればっかりは自分で管理するよりほかありません。

工夫する方法
ロッカーは素直に使わない
自分用のロッカーが割り当てられますが、正直信用してはいけません。
自分用の南京錠が使えるならば自分で用意したカギを使ったほうが良いでしょう。

基本的に貴重品は身に着ける

当然と言えば当然。
貴重品は肌身離さず持っておくべきです。
盗られても問題ないものだけ部屋に放置する。

身に着けられないものは仕方がないので部屋に置いておくしかないでしょう。
私は盗難などの被害にはあったことはありません。

それはしっかり気をつけていたからなのか、偶然かは分かません。
しかし盗まれたような話を聞いたこともまた事実。
また基本的に宿の従業員も信用してはいけません。

相部屋の欠点

もちろん大勢が一緒に寝れば様々な問題があります。

いびきがうるさい

いびき、うるさい人にあたるとこれは本当にきついです。
耳栓でも効果はあまりないので、素直にあきらめるか、共有スペースを借りるかですね。
そして次の日は部屋を変えるか宿を変えるか、さらに耐えるか…

付きまとう人に会うことも…

フレンドリーなのはウェルカムですが、あまりにもフレンドリーだと逆にうざいです。
多くの国の人たちが集まるので色んな人たちがいるんですね。

そういう人に出会ったら完全無視するのは気が引けるので近くに来たらイヤホンしてタブレットの動画を見たりとなるべく話さないようにしています。

あんまりしつこいようだと、宿を変えるか従業員に伝えるのが良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

世界には色んな宿泊施設があり、その中身も様々です。
中には観光地の標高の高い場所であったり、目の前がビーチというところもあり本当に様々で

ワクワクします。
そんな環境で絵が描けたら良い気分転換になりますね。
それに色んな人たちと話すのも視野が広がったり、中には海外のアーティストと出会う機会もあるかもしれません。

僕はポーランドのグラフィックデザイナーと出会いました。

面白いですね。
ただ、やはり海外なので身の安全を最優先したいところです。
しっかりと防犯対策だけは取るようにしましょう。