液晶ペンタブレット一覧と比べてiPad ProとApple Pencilはお得なのか?
iPad Proの液晶ペンタブレットはコストパフォーマンスに優れているのか?
世の中にはお絵かきをするタブレットパソコンや液晶ペンタブレットがたくさん出ています。
特にWACOMの液晶ペンタブレットはプロも使用しているのでその信頼性と高性能は折り紙つきです。
ではたくさんある液晶ペンタブレットでiPad Pro+Apple Pencilのコストパフォーマンスは優れているのでしょうか。
液晶ペンタブレットは各社からたくさん出ています。
代表的なのがWACOMですね。これ以外だとMicrosoftのSurface ProやSurface Studio、VAIOのVAIO Z Canvasや中華産液晶ペンタブレットを出しているXP-PenやHUION、Ugeeなどでしょう。
さて、そんな中にあってお絵かきタブレットとしてのiPad Proはどうでしょうか?
まずはみなさん気になる値段で比較してみましょう。
液晶ペンタブレット 価格一覧
WACOM | 価格 | 大きさ | パソコン一体型 |
Cintiq 13 HD DTK-1301 | ¥77958 | 13.3インチ | × |
Cintiq Pro 13 DTH-1320 | ¥116633 | 13.3インチ | × |
Cintiq Pro 16 DTH-1620 | ¥159000 | 15.6インチ | × |
Cintiq 22HD touch DTH-2200/K1 | ¥214015 | 21.5インチ | × |
Wacom MobileStudio Pro 13 DTH-W1320L/K0 | ¥182800 | 13.3インチ | 〇 |
Wacom MobileStudio Pro 13 DTH-W1320M/K0 | ¥224800 | 13.3インチ | 〇 |
Wacom MobileStudio Pro 13 DTH-W1320H/K0 | ¥264000 | 13.3インチ | 〇 |
MobileStudio Pro 16 DTH-W1620M/K0 | ¥224800 | 15.6インチ | 〇 |
MobileStudio Pro 16 DTH-W1620H/K0 | ¥319851 | 15.6インチ | 〇 |
XP-Pen | |||
Artist 10S | ¥35699 | 10.1インチ | × |
Artist22 | ¥67998 | 22インチ | × |
HUION | |||
GT-190 | ¥42548 | 19インチ | × |
GT-220 V2 | ¥67999 | 21.5インチ | × |
GT-185 | ¥58094 | 18.4インチ | × |
GT-221PRO | ¥88188 | 22.1インチ | × |
GT-220V2 | ¥69999 | 22.1インチ | × |
Ugee | |||
UG-2150 | ¥62999 | 21.5インチ | × |
UG1910B | ¥41999 | 19インチ | × |
HK1560 | ¥45999 | 15.6インチ | × |
以下タブレット型 | |||
Apple ※Apple Pencilの購入が必要 | |||
iPad Pro 10.5インチ 64GB | ¥65900 | 10.5インチ | 〇 |
iPad Pro 10.5インチ256GB | ¥76726 | 10.5インチ | 〇 |
iPad Pro 10.5インチ 512GB | ¥94867 | 10.5インチ | 〇 |
iPad Pro 12.9インチ 64GB | ¥88491 | 12.9インチ | 〇 |
iPad Pro 12.9インチ 256GB | ¥103000 | 12.9インチ | 〇 |
iPad Pro 12.9インチ 512GB | ¥124956 | 12.9インチ | 〇 |
Microsoft | |||
Surface Pro ※Surface Penの購入が必要 | |||
Surface Pro FJR-00014 | ¥91997 | 12.3インチ | 〇 |
Surface Pro FJT-00014 | ¥109799 | 12.3インチ | 〇 |
Surface Pro FJX-00014 | ¥127300 | 12.3インチ | 〇 |
Surface Pro FJZ-00014 | ¥172359 | 12.3インチ | 〇 |
Surface Pro FKH-00014 | ¥213177 | 12.3インチ | 〇 |
Surface Pro FKK-00014 | ¥249680 | 12.3インチ | 〇 |
Surface Book | |||
Surface Book SV5-00010 | ¥214800 | 13.5インチ | 〇 |
Surface Book 95F-00006 | ¥258080 | 13.5インチ | 〇 |
Surface Book 96D-00006 | ¥283457 | 13.5インチ | 〇 |
Surface Book 975-00006 | ¥314767 | 13.5インチ | 〇 |
Surface Studio | |||
Surface Studio 42L-00013 | ¥410000 | 28インチ | 〇 |
Surface Studio 42Q-00012 | ¥477144 | 28インチ | 〇 |
Surface Studio 43Q-00013 | ¥568944 | 28インチ | 〇 |
やはりWACOMが圧倒的に高いですね。
長年のペンタブレットとしての信頼性と安定性が価格にも反映されているのでしょうか。
しかし、買っておけば間違い無いのがWACOM。まさに王道と言ったところでしょう。
そして値段で目につくのが海外勢のブランドXP-Pen、FUION、Ugeeなどの中華産ペンタブレット。やはり圧倒的に安いです。これはWACOMと比べても半額以下だったりします。だいたいが据え置き型の19インチや22インチになりますね。
それではAppleのiPad Proはどうかというと、一番安いのでもiPad Pro10.5インチが ¥65900、iPad Pro12.9インチが¥88491となっています。
画面サイズが小さいですが、値段的にはWACOMと中華製ペンタブレットの中間あたりとなっています。
ただしApple Pencilの価格を注意しないといけません。
では、次に重要な解像度や筆圧感知レベル、傾き検出を見てみましょう。
液晶ペンタブレット スペック一覧
WACOM | 解像度 | 筆圧感知レベル | 傾き検出 | 大きさ |
Cintiq 13 HD DTK-1301 | 1920×1080 | 2048段階 | 40° | 13.3インチ |
Cintiq Pro 13 DTH-1320 | 1920×1080 | 8192段階 | 64° | 13.3インチ |
Cintiq Pro 16 DTH-1620 | 3840×2160 | 8192段階 | 64° | 15.6インチ |
Cintiq 22HD touch DTH-2200/K1 | 1920×1080 | 2048段階 | 40° | 21.5インチ |
Wacom MobileStudio Pro 13 DTH-W1320L/K0 | 2560×1440 | 8192段階 | 64° | 13.3インチ |
Wacom MobileStudio Pro 13 DTH-W1320M/K0 | 2560×1440 | 8192段階 | 64° | 13.3インチ |
Wacom MobileStudio Pro 13 DTH-W1320H/K0 | 2560×1440 | 8192段階 | 64° | 13.3インチ |
MobileStudio Pro 16 DTH-W1620M/K0 | 3840×2160 | 8192段階 | 64° | 15.6インチ |
MobileStudio Pro 16 DTH-W1620H/K0 | 3840×2160 | 8192段階 | 64° | 15.6インチ |
XP-Pen | ||||
Artist 10S | 1280×800 | 2048段階 | × | 10.1インチ |
Artist22 | 1920×1080 | 2048段階 | × | 22インチ |
HUION | ||||
GT-190 | 1920×1080 | 2048段階 | × | 19インチ |
GT-220 V2 | 1920×1080 | 2048段階 | × | 21.5インチ |
GT-185 | 1920×1080 | 2048段階 | × | 18.4インチ |
GT-221PRO | 1920×1080 | 8192段階 | × | 22.1インチ |
GT-220V2 | 1920×1080 | 8192段階 | × | 22.1インチ |
Ugee | ||||
UG-2150 | 1920×1080 | 2048段階 | × | 21.5インチ |
UG1910B | 1920×1080 | 2048段階 | × | 19インチ |
HK1560 | 1920×1080 | 2048段階 | × | 15.6インチ |
以下タブレット型 | ||||
Apple ※Apple Pencilの購入が必要 | ||||
iPad Pro 10.5インチ 64GB | 2224×1668 | 非公開 | 非公開 | 10.5インチ |
iPad Pro 10.5インチ256GB | 2224×1668 | 非公開 | 非公開 | 10.5インチ |
iPad Pro 10.5インチ 512GB | 2224×1668 | 非公開 | 非公開 | 10.5インチ |
iPad Pro 12.9インチ 64GB | 2732×2048 | 非公開 | 非公開 | 12.9インチ |
iPad Pro 12.9インチ 256GB | 2732×2048 | 非公開 | 非公開 | 12.9インチ |
iPad Pro 12.9インチ 512GB | 2732×2048 | 非公開 | 非公開 | 12.9インチ |
Microsoft | ||||
Surface Pro ※Surface Penの購入が必要 | ||||
Surface Pro FJR-00014 | 2736×1824 | 4096段階 | あり | 12.3インチ |
Surface Pro FJT-00014 | 2736×1824 | 4096段階 | あり | 12.3インチ |
Surface Pro FJX-00014 | 2736×1824 | 4096段階 | あり | 12.3インチ |
Surface Pro FJZ-00014 | 2736×1824 | 4096段階 | あり | 12.3インチ |
Surface Pro FKH-00014 | 2736×1824 | 4096段階 | あり | 12.3インチ |
Surface Pro FKK-00014 | 2736×1824 | 4096段階 | あり | 12.3インチ |
Surface Book | ||||
Surface Book SV5-00010 | 3000×2000 | 4096段階 | あり | 13.5インチ |
Surface Book 95F-00006 | 3000×2000 | 4096段階 | あり | 13.5インチ |
Surface Book 96D-00006 | 3000×2000 | 4096段階 | あり | 13.5インチ |
Surface Book 975-00006 | 3000×2000 | 4096段階 | あり | 13.5インチ |
Surface Studio | ||||
Surface Studio 42L-00013 | 4500×3000 | 4096段階 | あり | 28インチ |
Surface Studio 42Q-00012 | 4500×3000 | 4096段階 | あり | 28インチ |
Surface Studio 43Q-00013 | 4500×3000 | 4096段階 | あり | 28インチ |
やはりWACOMは中華製ペンタブレットと比べて一歩リードしている印象です。
まず筆圧感知が驚愕の8192段階、解像度も3840×2160ドットの4Kをサポートしています。また傾き検出も搭載されておりさすがと言えるでしょう。
対して中華製ペンタブレットは解像度1920×1080ドットのフルHD、筆圧感知が2048段階が多いですね中には8192段階仕様の液晶ペンタブレットもあるようです。そして傾き検出には未対応です。
そして最近登場したSurface Studio。解像度は4500×3000ドットともはや4Kを超えています。そして筆圧感知も4096段階と十分な印象がありますし傾き検出にも対応しています。
Surface ProやSurface Bookもそれに続き侮れないスペックです。
そしてAppleのiPad Proはというと、10.5インチが2224×1668ドット、12.9インチが2732×2048と高解像になっています。それにリフレッシュレートが120Hzなので高速に表示できるため滑らかな描写が可能です。ただ、筆圧感知レベルと傾き検出は未発表。もちろんどちらにも対応していますし、傾き検出はかなり高性能です。
果たして液晶ペンタブレットを選ぶとき、スペックとの兼ね合いはどうでしょうか。
スペックを見る限りやはり中華製ペンタブレットはかなりコストパフォーマンスに優れている製品だと言えるでしょう。正直値段とスペックの兼ね合いを見ても予算少なめな方は中華製ペンタブレットで十分な気がします。たぶん僕が学生だったらかなり検討したはずです。筆圧感知も僕の経験上2048段階あれば十分だと思います。それに傾き検出もデッサンでもやらない限りそこまで不利に働くことも少ないでしょう。
そしてWACOMはほんとプロ向けな製品に仕上がっています。もはや最高品質を求める人向きですね。他に言うことはありません。そういう人は値段に目をつぶって買ってください。
そしてモバイル的に使う人はSurface ProやSurface BookもOS一体型なのでそこまでお値段高い印象ではないのでコストパフォーマンスは高いと思います。Wacom MobileStudioは性能抜群ですがやはりお値段高めです。
Apple iPad Proはどうかというと、中間的な立ち位置になっています。Wacom MobileStudioやSurface Proよりは安いのでそこまで高価ではなく良心的な価格設定でしょう。ただiOSですので、使えるアプリが限られるのが悩みどころです。ただし、ツールを使えばパソコンと接続出来パソコンのソフトも使用可能になります。
ということでiPad Proはお値段的にはそこまで高くはないお値打ち液晶ペンタブレットということになると思います。スペック的にも買って損はなしですね。
ただiOSなのでガッツリ派というよりは気軽にどこでも描けるという特徴があるのでそこを人によってどう評価するかが分かれ目だと思います。僕はこの点を重視して購入しましたので。
使いようによってはもちろんプロも使えるでしょう。
ただ仕事限定として考えた場合Windows搭載のSurface ProやWacom MobileStudioに利があるように思います。