1日で絵が上手くなる方法

1日で絵が上手くなる。

そんな魔法のようなことはあるのでしょうか?

基本的には絵とは何年も何年も練習してようやく描けるようになるものです。
それこそ基礎練習を何回も何回もそして修正して修正して理想の形に仕上げていくものという認識がほとんどだと思います。

正直それは本当ですし、実際にプロになるには約1万時間は必要とされています。
1万時間だと1日5時間やって5年と半年ほどです。
まあそれはプロを考えた場合ですので多めですけどね。

そんな絵の世界で1日で上手くなる方法があるのでしょうか?

今回は1日で絵が上手くなる方法を書いてみたいと思います。

1日で絵が上手くなる方法とは

絵が上達するには技術系と知識系の2つがあります。
技術系とは何回も何回も練習してようやく身につくものです。

例えば線もその一つですね。
最初はよちよちで何回も何回も修正してようやく引けていた線ですが、慣れてくるとビシッと一発で綺麗な線が引けるようになってきます。
これが技術系の特徴です。

またデッサンも技術ですので何回も何回も練習すれば上手くなっていきます。

これは何回も描くことによって脳の見方が変化していき、正しい物を徐々に描くことが出来るようになってきます。

先に目が上達してそのあとに技術が追いついてくるのです。

これが技術系の練習です。

それに対して知識系の技術があります。

知識があればそれだけで絵が上達するというのが知識系の特徴です。
つまり学んで覚えさえすれば絵が上手くなるんですね。
なんと夢のようなものでしょうか。

ぜひそれを覚えておいた方が良いでしょうし、覚えない手はありません。

1日で絵が上手くなる方法 その1
透視図法を覚え、活用する。

例えば下の四角、これは平面と立体的な四角です。

正面から見た四角は情報量も少なくあまりパッとしません。しかし

ちょっと工夫してあげれば立体的になり上手くなったように見えます。
つまり遠近法を利用して立体感をつけてあげれば絵が上手くなったように見えるのです。

これはキャラクターでも全く同じです。

若干パースをつけてあげると絵が上手くなったように見えます。


これは利用しない手はありませんね。

現在活躍しているイラストレーターさんは、このパースを勉強しているので絵が上手く見えるといっても過言ではないでしょう。

まずは遠近法の基本である1点透視図法、2点透視図法を勉強しましょう。
これさえ覚えればほとんどの絵に対応出来ます。
そして3点透視図法も覚えると極端なカメラ位置のアオリや俯瞰も描けるようになります。

1日で絵が上手くなる方法 その2

アタリの取り方を覚える

描く前に道しるべになる「アタリ」をとる勉強をしましょう。
アタリを取れば意図的に同じバランスにしたり逆に崩したキャラクターを描いたりと自由自在に出来るようになります。
また手の関節などの知識を得るとやはり描くイラストが変化します。

顔のアタリその4

顔のアタリを取る

手のアタリを取る

1日で絵が上手くなる方法 その3
ソフトを変えてみる

ソフトを変えることは意外に思うところですが、自分の描き方や画風を見直す良いチャンスになる可能性があります。
例えば今までは〇〇ソフトのペンブラシを使っていたけど、今回は別のソフトのペンブラシや鉛筆ブラシを使って見るのです。

そしたら描き心地が違うことに気づくでしょう。
もしかしたら、画風に変化が生まれて別の描き方を習得できるかも知れません。

これはiPadなどのアプリではより顕著になると思います。
iPadのアプリは安いですしね。

1日で絵が上手くなる方法 その4
イラスト集など好きなイラストレーターさんの画集を買って練習してみる

自分の好きなイラストレーターさんの画集を買うとモチベーションが上がりますよね。
ワクワクします。
そして絵柄を参考にして絵を描いてみましょう。

上手いイラストレーターさんの絵柄であれば短時間で上達すると思います。

1日で絵が上手くなる方法 その5

描く環境を変える。

描く環境を変えるのも一つの方法です。
今まで一人で描いていたのなら思い切って人が多くいるところで描いて見るのです。
カフェや図書館などですね。
人に見られていると思うといつも以上に力が出ることもよくあることです。

また、絵の上手い人たちに混じって描くのも良い方法です。

1日で絵が上手くなる方法 その6

色の彩度を抑える

初心者が陥るミスとしては、着彩して仕上げた際にやたらと彩度を高くしてしまう人がいます。

たしかに彩度をあげるとゴージャスになるし、いかにもアニメやゲームっぽくなります。
しかしこれは初心者に陥りやすいミスの一つ。
何でもかんでも彩度を上げれば良いというものではありません。
彩度を上げると子供っぽくなるし、落ち着かない印象になりがちです。
上手く目的と合わせて使用しなければなりません。

試しに彩度を落としてみてください。
特に大人っぽく落ち着いた絵にしたい場合は効果的です。
彩度が高い場合より上手く見えるはずです。

1日で絵が上手くなる方法 その7

構図を勉強する

知識系で忘れてはならないのが構図ですね。

構図をまったく勉強したことが無ければ1日で上手くなるチャンス。

構図には様々なバリエーションがあり、それを覚えておくだけでもラフ作成の時におおいに役に立つことでしょう。

代表的な三分割法や三角、逆三角構図、斜め構図、対比、シンメトリー、黄金比、放射状構図などなど様々あります。

ひとつずつ覚えていき実践で使えるようになりましょう。

逆にこれをやってもすぐに上手くならない方法

マシンスペックをあげる

機材を揃えることは最低限必要なことです。
それは絵を描く人にとっては必要最低限の投資です。

しかし、すでに描く環境を整えている場合。
無駄にマシンスペックや高級機材を導入してもすぐにうまくなるわけではありません。

無理して練習する

期限があるものを仕上げるためなら別ですが、徹夜して練習しても効率が悪いでしょう。
練習するならしっかりと睡眠を取った上で練習する方が技術も知識も定着しやすいです。
無理に徹夜してまでやっても意識が朦朧として上手く覚えることが出来なくなります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
1日で上手くなる。
それは絵描きにとっては夢のようなものでしょう。
ただ、たった1日と言ってもやはり努力なしでは上手くなりません。
しかし、絵は描いてなんぼという見方を少しでも変えることが出来れば少しは工夫することに頭を使うことも考えるキッカケになるのではないかと思います。
ぜひ1日で絵が上手くなる方法。
考えてみてください。

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