絵やイラスト制作のスキャナーの選び方とスキャンの注意点

鉛筆などで絵を描いてパソコンで着彩する場合、スキャナーでスキャンすると思います。
今回はそんなスキャナーとスキャンのお話。

スキャナーはどれを選べば良いのか

スキャナーと言っても色々とあります。

フラットベッドスキャナー、シートフィードスキャナなどがあります。

シートフィードスキャナー↑

イラスト製作で紙を読み込むのはフラットベッドスキャナーになります。

フラットベッドスキャナー↑

スキャナーの2大メーカー

フラットベッドスキャナはEPSONCANNONが有力なメーカーです。
どちらも十分な性能を持っていますので特に意識する必要はないでしょう。

EPSONのフラットベッドスキャナ(CCD方式)↑

CANNONのフラットベッドスキャナ(CCD方式)↑

読み込みサイズはだいたいA4サイズになります。
A3サイズもありますが、値段は半端ないです。

EPSONのA3対応フラットベッドスキャナ↑

スキャナーの方式は2つあります。

CIS方式

CIS コンタクトイメージセンサーと言います。

CIS方式は立体的なものは苦手です。基本的には平面の物にしか使えません。
イラストの場合など紙のみのスキャンであれば問題はありません。

また読み込みにCCD方式より時間がかかります。
またCIS方式の方がスキャナの本体の厚さが薄く軽いです。

CCD方式

CCD方式はCIS方式と違い立体的な物体までスキャンすることが出来ます。

また読み込みスピードも速いです。

2つの方式について

スキャンするのは紙なので正直どちらでも良いです。
特に立体物の読み込みが必要であったり、取り込み枚数が多くなるならCCD方式が良いです。

スキャナーは薄型の方が場所は取りにくい

スキャナーは大きくて厚いものもあれば薄くて軽いものもあります。
当然ながら薄い方が片付けがしやすく、場所を取りません。
ですので薄い方がおススメだと思います。

基本的にCIS方式がスキャナー本体が薄型でCCD方式が厚く重くなります。

ただし当然ながら性能は重く厚い方(CCD方式)が良い場合が多いでしょう。

EPSONの薄型フラットベッドスキャナ(CIS方式)↑

CIS方式の方が価格が安い

CIS方式の方が値段が全然安いです。
だいたい2倍以上違いますね。

ですので買いやすいのも特徴。
スペックも過剰にならずちょうど良いと思います。

CANNONの薄型フラットベッドスキャナ(CIS方式)↑

複合機

複合機もあるプリンターと一緒になっている複合機も存在します。
一つ買うだけで一石二鳥ですね。

EPSONの複合機↑

読み込み設定について

イラストで使う読み込みの指定項目はこの2つだけです。

解像度

解像度は読み込みをどの程度細かく取り込むかの設定です。
単位はdpiです。
数字が大きくなるほどデータが重くなります。

カラーイラスト用であれば300~360dpi
モノクロイラストであれば600~1200dpi
で読み込むのが良いでしょう。

カラー設定

カラー設定はカラーで読み込むかモノクロで読み込むのかを設定できます。

カラー写真
カラーで読み込むための設定です。
データが一番重くなります。

グレースケール
白黒で読み込みます。この場合256段階で白黒が表現されます。
データは軽いです。

モノクロ2諧調

白と黒だけで読み込む方式。2諧調しかないのでデータ量は激軽です。

大抵はグレースケール

イラストで使用するならグレースケールで読み込めば十分です。
鉛筆画なのでカラーは必要ないでしょう。

しかし、コピックや水彩などアナログ画材で着彩したものはカラー写真で読み込んだ方が良いです。とうぜんですね。

まとめ

スキャナーを買うなら安くて薄くて軽くて場所を取らないCIS方式の薄型のスキャナで十分です。
価格も1万円いかないくらいなので手軽でおすすめです。

最初からフルデジタルで描く人はもちろんスキャナは必要ありません。
その場合は資金をペンタブなど他に充てましょう。

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