イラストレーターの収入と相場について

イラストレーターとして収入を得ている人は多いですね。
ただ、その内容はピンキリになります。

 

多く稼いでいる人もいれば少ない人もいるでしょう。

今日はそんなイラストレーターの収入と仕事の相場を見て行きたいと思います。

 

結果から言えばイラストレーターの収入はだいたい年収400万円くらいになります。

 

しかし、これは稼げているイラストレーターですので大多数が占める初心者の方はこれほど稼げてはいないのが現状です。

 

しかし、それは初心者の分母が大きいので仕方ないでしょうし、そもそもプロではないのでイラストレーターとも言えないのでここは省いていきます。

 

 

イラストレーターの仕事

小説の表紙と挿絵について

一番に思いつくのが小説の表紙と挿絵ですね。

 

だいたい一冊の小説の表紙の挿絵はだいたい20万円くらい。そしてモノクロである挿絵の場合は1枚1万円～2万円程度になってきます。カラーの口絵で2万円から3万円程度です。

 

つまり小説一冊当たり、表紙1枚口絵1枚挿絵6枚の場合
35万円前後になってきます。

 

もちろん作家によって上下するのは言うまでもありません。

 

ランサーズなどの仲介業者

では、ランサーズやクラウドワークスなどの仲介業者で活躍されている方々はどうでしょうか。

 

ここではだいたい1件あたりの価格はかなり大きくブレがあります。製作するものによってかなり差があるんですね。

 

だいたいメインの表紙ではない一枚のカラーイラストですと2万5千円から4万円程度になってきます。

 

仮に一枚3万円で2日で仕上げたとして1ヶ月20日働いたとして月収30万円ということになります。

 

ランサーズなどは著名な作家さんはやはり価格は大きくなりますし、表紙など大きな仕事は1枚20万円ということもあります。

 

だいたいイラストレーターの年収で言えば400万円くらいと先ほど書きました。もちろん熟練の方でしたらこれ以上の収入になっていきます。

 

しかし、これは安定的に受注できた場合になります。

それと仲介手数料がここからかかりますので実際に手元に残る金額は少なくはなります。もちろん仲介手数料がかからないように後々ホームページやブログなどを育てる必要はありますしそうなるとさらに収入は安定します。

 

ランサーズなどは玉石混合の案件がいっぱいありますがこの基準より低い仕事はあまり価値は無くなってくるので初心者向けや会社員の副業向けの案件ということになり考えた方が良いです。

 

ソーシャルゲームなどのイラストの場合

ソーシャルゲームなどのイラストの場合は知名度によって大きく変わってきます。
有名なイラストレーターの場合、メインのイラストで一枚20万円～などになってきます。

 

有名ではなくて、そこまで重要でないイラストの場合1枚2万円から3万円程度になってきます。

 

 

仕事内容

仕事内容は多岐に渡ります。
小説の挿絵
雑誌の表紙や挿絵
ジャケット
スタンプ
ソーシャルゲームのイラストや背景
などです。

 

小説の挿絵

小説の挿絵を描く仕事ですが、出版社から依頼を受けることにより収入を得ます。
著名なイラストレーターが採用されたり、コンテストで上位入賞したイラストレーターを起用したりします。

 

雑誌の表紙になると

著名なイラストレーターへ発注される場合が多いです。
本は表紙で売り上げが変わることもあります。
自分が好きなイラストレーターだったら買っちゃいますよね。

 

ですので多くのファンを抱えるイラストレーターさんにお願いするのです。
ですので必然的に価格は高くなります。

 

ソーシャルゲームのイラストや背景

ソーシャルゲーム会社から依頼を受けて絵を描きます。
この場合価格の幅はやはり人気によって変わってきます。

 

採用に関してはpixivやホームページ、ブログででスカウトされたりする場合もありますし、自分から応募したり仲介業者を通して仕事が来る場合、または人の紹介なども多いです。

 

 

スタンプ

LINEなどのSNSで使用するスタンプの仕事もあります。
だいたい40枚セットなどで発注を受けたりするでしょう。

 

価格としては10～20万円くらいが相場になります。
これより安ければ割に合わなくなりやすいです。

 

 

契約内容にもよって変わる！？

仕事の契約内容によっても価格は変わってきます。

 

納期が短い場合も高くなりますし、特に著作権を譲渡する場合も価格が上がります。
特に著作権譲渡の場合の価格は考えたほうが良いでしょう。

 

また、キャラクターデザインなど考えなければならないような仕事も価格が上がる要素です。

すでにキャラクターがあれば作業時間は圧倒的に少なくなるので当然ですよね。

 

 

会社員という選択

イラストレーターと言っても会社に勤めればかなり収入も安定します。

 

例えばゲームクリエイターであれば大体月収にして30万円くらいです。

 

上場している企業であれば月収40万円くらいにはなるでしょう。
年収で言えば600万円以上にはなると思います。

 

そこで専属お抱えイラストレーターになれば安定して絵で食べていけることになるのです。

 

注意したいことは専属でイラストレーターを抱える企業は人気が高いですので、就職難易度はかなり高いですね。

 

 

まとめ

イラストレーターのだいたいの相場は年収でいうと400万円くらいとなります。

 

また知名度や経験年数でかなり変わってきますのでそこは注意が必要でしょう。
なるべく企業から信頼を得たり、良い作品を作って顧客を集めていく努力も必要になってきます。

 

または会社に就職してしまうなどの方法を取れば一般の会社員と変わりがありません。
その場合上場企業などに就職すれば年収600万円以上になります。

 

フリーランスの場合では人気度や熟練度が重要になってきます。
一人でも多くファンを作るためにSNSで公開していきましょう。

 

また、仕事履歴などをホームページにまとめていくと良いですよ。