絵で稼ぐ方法の一つにヤフーオークションで手描きイラストを売るという方法があります。
え?ヤフオクでそんなに売れるの?
という方もいらっしゃると思います。
しかし、実際に見てもらえれば分かると思いますが、かなり大きなお金が動いています。
私もかつて販売していたこともありました。
今は海外にいるのでなかなか出来ないのが残念です。
ヤフオクでは自分の描いたイラストを販売できるのは以前紹介した通りですが、今回はそんなヤフオクを使ってイラストで稼ぐ方法を紹介していきます。
目次
ヤフーオークションは同人イベントの延長線上にある
ヤフーオークションは同人などのイベント会場でイラスト販売やオークションが行われている延長線上にあります。
ヤフオクで販売されているのはやはり同人などでよくある版権ものが大多数です。
やはり版権ものを扱うと売れやすいのは確かですね。
ここは同人なので変わりません。
ただ、やはり絵の技術が高ければオリジナルでも全然売れますので安心してください。
また、ジャンル的には特に男性向けは売れやすいのも変わりません。
版権とオリジナルのどちらが有利か
やはり版権ものは固定ファンがすでにいるので売れやすいのは確かです。
オリジナルはよほど上手いか上手に育てていかない限り難しい部分があります。
ただ、版権ものは著作権的にグレーゾーンな部分がありますので私的にはオリジナルで勝負の方がおススメですね。ヤフオクの規約などもありますので注意したほうが良いです。版権物は私は責任はもてませんので。
デジタルとアナログはどっち?
デジタルとアナログでしたら、やはりアナログで描くべきです。
ここでやり取りされているのは一点ものの価値です。
デジタルだと複製できるのでその意味は無くなるんですね。
例えば過去の例で言えばアナログ作品一点で50万円以上の値段がついたこともあります。
まさにイラストドリームですね!
画材は
画材は色々とあります。
よく使われているのがコピックなどのアルコールマーカーです。
コピックは画材を準備するのも簡単ですし、水彩絵の具のように水張りも必要とせず手軽に着彩を楽しめる画材です。
もちろんプロも使用していて指南書もいくつか出ています。
初めて挑戦するならコピックはおすすめの画材の一つです。
画材の種類
水彩
水彩はオーソドックスな画材で値段も安いものからあり手軽に始められる利点があります。
紙の白さを活かして白い部分は描いていきます。
できれば水彩専用の用紙に描きたいところですが、水彩紙は少々値段が高いのが難点の一つでしょう。
アクリルガッシュ
不透明水彩の一つです。
とにかく重ねたり、厚塗りなどに適してます。
重くなりがちなので重厚なファンタジーなどにぴったりの画材でしょう。
写真は私がよく使用しているTURNERのアクリルガッシュです。
アルコールマーカー
コピック
アルコールマーカーの一ブランド。
日本ではかなり有名な.Tooというメーカーの商品です。
本格的なコピックスケッチや手軽で安いコピックチャオなど商品形態も幅広く展開しています。
コピック↑
コピックチャオ↑
また専用のエアブラシセットを買うことによりエアブラシ効果も出すことが出来ます。
エアブラシ化できるキット。
これにコンプレッサーを繋げば缶を買い替えるコストを抑えることが出来ます。
コピック自体は値段はちょっと高いですが、一本買ってしまえばあとは追加用のバリオスインクを継ぎ足していけば長く使用できます。
バリオスインク↑
海外では韓国製のShin Han Artなどが似た商品を出しています。
海外ではこちらの方がメジャーな国も多いです。
ShinhanArtのTOUCH
100均のダイソーでもアルコールマーカーが売っている
アルコールマーカーはダイソーでも安く入手できます。
イラストマーカーという商品です。
100円で2本入っているのでコスパは最強ですね。
ただし発色など意見が分かれるところですし、色数はまだ少ないです。
アルコールマーカーは紙はコピー用紙やケント紙など幅広く使用できますが、紙によって着彩がかなり違いますので注意が必要です。
コピック用の色紙も売られています。
最初は自分が描くキャラの必要最低限の色をそろえていくと良いでしょう。
そうすればバリオスインクで使いまわせばコストをかなり抑えることが出来ます。
カラーインク
カラーインクは染料のついたインクを使用していきます。
発色が綺麗なのが特徴で美しく仕上げることが出来ます。
デジタルが流行る前はかなり人気の画材で多くのイラストレーターが使用していました。
一度ついてしまうと水には溶けませんのでパレットはプラスチックだと取れなくなりますので陶器を使用しましょう。
また日に当てていると劣化するので保管は暗所が良いです。
実際にはコピックと色鉛筆など複数を使用して制作されています。
ヤフオクの画材による値段差(落札価格)について
画材による値段差(落札価格)は若干あります。
例えば油絵など玄人向けの画材であれば値段が高くなる傾向はあり、色鉛筆などになってくると安くなる傾向はあるでしょう。
しかし、画材の価格を考慮するとちょっと悩みますね。
ファンがいるかどうかでかなり変わる
ヤフーオークションは狭い世界なので一部のファンを獲得している人は稼ぎやすい状態になっています。
ですので、新参者には少々辛い時があります。
しかし、新参者でもやはり絵が上手い人は売れるので心配はいらないでしょう。
ファンを獲得していく方法
定期的にヤフーオークションに出品する
定期的にヤフーオークションに出品していれば目につきやすく覚えてもらう速度も速くなりでしょう。
そして定期的に購入してくれる人が現れると売り上げも安定していきます。
ツイッターやブログを運営する
お客さんを集める方法としてSNSを使って宣伝していく方法です。
私もブログを運営しています。
そこで次に作成する作品などを発表したり、ファンとコミュニケーションを取っていくのが良いでしょう。
ブログがうまく育てば直接、イラストを販売することも可能になってきます。
最初はなかなか売れなくても当たり前
最初から上手くいけば誰も苦労することはありません。
やはりここは苦労するところでしょう。
何枚も何枚も描いていくうちにどんどん実力が上がってきますので、継続していけば売れる確率が高まっていきます。
最初は売れなくても継続して絵を描いて出品していきましょう。
ヤフオクの評価を高める。
ヤフオクには評価というものがあります。
買ったり売ったりすると評価が上がっていくのです。
この評価がある程度ないと信用がないので売りにくいです。
ですので、始める前に他人の商品を買ったりして評価を高めておくのも良いでしょう。
例えばヤフオクにはコピックなどの中古品が安く売っています。
そういうものを買っても良いかもしれません。
評価はやはり丁寧なやり取りや、梱包など注意していけば良い評価がつきやすいと思います。
トラブったら返金対応などを潔くした方が悪い評価はつかないでしょう。
しかし、念のためにサブアカを作って運営していくといざという時に使えると思います。
紙の苦労
紙ってその一枚をとってもかなり仕上がりに影響が出るし値段もバカになりません。
稼ぐという意味においてはランニングコストも考えていかなければならないのでその選択は非常に重要になります。
水彩紙ですと一枚で数十円などはザラです。
しかも失敗したら無駄になりますからね。
コピックの場合、意外といけるのがコピー用紙です。
コピー用紙は一枚1円以下ですのでかなり安いです。
コピー用紙は薄いのでコピックがすぐ乾かずに綺麗に塗ることが可能です。
ただ滲みやすいのではみ出しに注意が必要です。
それと薄いので高級感は少なくなりますので、高級感を出したいのであれば別の紙を使った方が良いでしょう。
オススメは厚紙のケント紙です。
また色紙も売れ筋の紙ですね。
デジタルはダメなのか
デジタルの作品ですと一気に値段が安くなるか売れないという傾向があります。
しかし、お絵かき依頼受付という形にしておけばある程度高く売ることが可能です。
ですので、そういう風に依頼受付で出しても良いでしょう。
発送方法
発送はヤマトか郵便局での発送になるでしょう。
発送は雨に濡れないように注意しなければなりません。
また作品が曲がらないように注意しましょう。
水濡れ曲がり対応
曲がらないようにするには厚手のダンボールで挟むか額を購入して発送する方法があります。
また作品は水濡れ対応のためにビニール袋に包んだ方が安心でしょう。
また発送の際には割れ物扱いにすると少し安心です。
まとめ
ヤフーオークションで絵を売るなんて聞いたことがないという人は多いと思います。
しかし、見ていただければ分かると思いますが、かなりのお金が動いています。
中にはそれで生活できるだけ稼いでいる人も多くいます。
ここで売りたいのであればまずは定期的にアナログ作品を製作してファンを獲得していきましょう。
やはりひとつの技術ですので上手くなるには時間がかかりますが、極めていけばそれだけで食べていくことも可能な世界です。
イラスト教室をやっています。よろしくね!