イラストレーターに仕事を依頼する場合の手順と注意点

イラストレーターに仕事を依頼する場合の手順と注意点

イラストレーターに絵を描いてもらいたい。
自分が作成している小説に絵を付けたい。
自分のお店のキャラクターを描いてもらいたい。
SNSのアイコンを描いて欲しい。
ゲーム制作を手伝って欲しい。

そんな人もいらっしゃることでしょう。

また会社では自社のゲームのキャラクターデザインをお願いしたい。
または雑誌の表紙イラストをお願いしたい。
という会社もあることでしょう。

まあ会社であればすでにマニュアル等あるかもしれませんが、初めての場合は参考に出来ると思います。

それでは今回はそんな絵師さんに絵を依頼する場合の注意点をお伝えしていきます。基本的なイラストレーターさんへの依頼と仕事の流れを解説しますね。

まずはホームページなどのサイトを見て仕事を募集しているか確認する

サイトで仕事を募集しているか確認します。
そこで募集していれば問題なく絵を描いてもらえるよう依頼できるでしょう。
しかし、あきらかに現在は募集していません。
という場合は潔く諦めたほうが良いでしょう。

よほど予算があれば相談することhs出来ると思いますが。

また最近のイラストレーターさん達はSNSも良く利用されています。
例えばpixivであったりTwitterであったりなどです。
こういうところでしか活動していない人も多いのでホームページを持っていない場合はこういうところからお願いするしかありません。

依頼する場合

まずは仕事を依頼したいという旨をメールや募集フォームに送ります。
初対面なのでしっかりとしたビジネスメールで送りましょう。

依頼する人がお金を出すから偉いと思っている人もいるようですが、決してそんなことはありません。
お互いがビジネスなので対等だと考えるべきでしょう。

なるべく明確な依頼内容を心がける

曖昧な依頼だと受けるほうも迷ってしまいますし、何より無駄な時間が発生してしまいます。
プロは無駄な時間を一番嫌うのです。

ですので明確な文章と依頼内容を心がけよう。

(例)

依頼内容
イラストA4 360dpi
女性魔導師の立ち絵

性格
高飛車な女魔導師

外見特徴
長髪 黒髪
長いドレスのような衣装に金色の刺繍が入っている

魔法を使うための杖を持っている

参考画像などがあれば添付しておく

などなどです。

希望金額もそえておいても良いでしょう。

料金:1枚 30000円
5枚 計 150000円

源泉徴収 10% 差し引いた金額を指定口座に振り込む

という感じでなるべく明確にイメージや作成してもらいたいもの、そして納期や金額などを明示します。

もしOKが貰えたら金額の話し合いや期限、納期を決めて行きます。

メールでやりとりがメジャーな方法ですが、スカイプなどのメッセージアプリも使用できるでしょう。

長期的に仕事を依頼する場合はスカイプなどの方がやりやすいと思います。

他にもチャットワークなども仕事向けとしては使いやすいでしょう。

業務委託契約書

業務委託契約書を交わす場合は別途契約書を添付してお互い確認しましょう。
契約書には著作権の項目はどうなるのかを明記することも必要です。
著作権の取り決めがない場合、依頼者は自由にその著作物を利用することはできません。

例えば商品としてイラストを使って販売する場合は、最悪依頼して料金を払っても訴えられることになりかねません。
特にデザイン業界に詳しくない人はやりがちなのでしっかりと著作権については勉強しておきましょう。

料金の交渉について

イラストレーターでホームページに料金を掲載していない場合
料金を交渉する必要があります。
しかし、相場はあれど人によってマチマチなので聞いてみることをお勧めします。
希望があればその金額をベースに交渉していきましょう。
当然ながらあまりに安い場合はメリットがなければ引き受けてもらうことは難しいでしょう。

アイコン一つを作るにしてもメールのやり取り、ラフ作成、下書き、着彩、サイズ調整など色々な工程が入りますので結構時間を使います。

ですので小さいアイコン一つでもそもそも500円や1000円では難しいことを理解しておきましょう。
ココナラではその値段でやっている人もいますが、あれは評価が欲しかったり副業でやっていたりするので出来ます。
本業の人はその値段ではまず難しいでしょう。
というか無理ですので生活できないような無理な価格交渉はやめましょう。

料金の支払いに関して

料金の支払いに関してはいくつか方法があります。

後払い

全ての仕事が終わった後に全額支払います。
依頼側の信用度が高い場合に使える手段です。
中には支払わずに逃げる依頼主もいるので最初は警戒されても仕方がありません。

前払い

仕事を始める前に料金を支払います。
依頼を受ける側、製作者の信頼度に依存します。
中には仕事を完遂せずに逃げる請負人も存在するからです。

前払いと後払い半々

前払いに半分支払っておいて、残りを後払いで支払う方法
どちらも安心できるので最初の依頼に最適です。

月払い

月単位で契約する場合に有効です。
毎月決まった日付に1ヶ月分を支払います。

というふうに支払いに関してはしっかりと明記しておいた方が良いでしょう。

納期について

納期は成果物を納める日を指定します。
ここまでに仕上げられなければならないというデッドラインです。

受ける側が一番怖いのはデザインのリテイクです。
デザインのOKがでなければ延々とその作業を繰り返すことになります。
しかし依頼する側もここは非常に重要でしょう。

ここをどうするかは実際にやってもらわないと分からない部分ではあります。

思い通りのデザインが出来なかった場合もスパッと諦めて依頼を取り下げる勇気も必要です。

つまり一人のデザイナーに頼んで仕事が出来る能力に無かった場合は早々に損きりしておいた方が良いでしょう。

作品が仕上がったら仕様通りかしっかりと確認する

仕上がったら確実に確認するようにしてください。

仕様と異なっていた場合は使用できませんからね。
これは重要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
仕事を依頼する側も勝手が分からないと緊張してしまいますよね。
しかし、イラスレーターさんも依頼主もお互い遠慮せずに依頼したり請け負ったりした方が活気付くと思います。

まずは気に入っているイラスレーターさんがいたらどんどん聞いてみるのが良いでしょう。

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