クリエイターなら自分の得意分野にフォーカスする

クリエイターなら自分の得意分野にフォーカスする

絵を学んでいる練習生にとってこの先本当に業界で活躍できるのか、いやそれ以前に就職が可能なのか、そう悩んでいる人もいるかと思います。
僕も絵を学ぶ練習生だった頃、ずっと悩んでいてその恐怖は計り知れないものだった経験があります。

それは多くの絵の練習生が悩み苦しむところだと思います。

大学や専門学校のカリキュラムではどれも平均的にカリキュラムが組まれており、みんながみんな平均的な授業を受けることになります。

それは少数の人のために授業をするわけにはいかず、全体的に無難なカリキュラム構成になってしまうことが原因です。

でもそれは大勢の人を抱えている学校であれば仕方のないことです。

ですが素直にそれだけを行なっていると全てが平均的に成長することになるでしょう。

だけど就職を前提として考える場合、これでは多くの人に埋もれてしまいます。

そこで考えてもらいたいことは自分が輝ける分野はどこなのか?

ということ。

あなたの得意分野

今現在のあなたの得意分野は何でしょうか?
ファンタジーのキャラクターでしょうか?
背景でしょうか?
特殊効果でしょうか?3DCG?
キャラクターのアニメーション?
アバターキャラクターの作成?

デザインやゲームなどの会社のグラフィックデザイナー志望であれば、このいづれの分野一つでもプロとして食べて行くことが出来ます。

でも、それぞれを平均的に鍛えても平凡な人にしかなりません。いわゆる器用貧乏というやつです。

これは就職活動では何もアピールすることが出来ないという事態に陥りかねません。

それよりは自分の得意分野にフォーカスするのも一つの方法です。
私の友人でゲーム会社に合格した人がいるのですが、彼はあまり画力がある方ではありませんでした。
しかし、業界に行きたいという希望だけは強い人でした。
ですが、画力がなければ業界へ行くことが出来ません。

どうしたのかというと
フォトショップでの塗りを強化しました。
塗りだけは負けまいとひたすら強化したのです。それは商品レベルまで上げたということです。
その結果見事に合格を果たしました。

線を描く人もいれば、塗る人もいるという分業制のところもあります。
そういったところではそれぞれに特化した人物が欲しいという場合が多いのです。
こういったところでは、何でも平均的にこなせる人よりは何かを究極的に鍛えている人の方が重宝されたりします。
つまり何でもできるという人は何も出来ないのと同じ意味なのです。

しかし、もしそういう専門学校に通っているという人がいたら、その色々あるカリキュラムの中からこれなら一番が取れそうだ。というものを選択して見てください。そしてそれを徹底的に鍛えるのです。

専門学校ではなく独学で学んでいる人も自分にはどんな適性があるのかをしっかりと考えてください。でも、ただキャラクターが上手いだけではそれで活躍したい人数が多いのでその分競争は激しくなるでしょう。その場合は突き抜けて上手くなるか、別の強みを加えるなどある程度戦略的に考えてあげると良いと思います。
自分の長所を伸ばしましょう。
この分野では誰にも負けない、一番だという長所を鍛えてください。

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