イラストレーターの信用力

イラストレーターの信用力

イラストレーターとして活動するにはいったい何が大切でしょうか?
画力でしょうか?仕事の速さでしょうか?
色々と思いつくと思いますが、やはり大切なのはその人がいかに信用できるのかと言うことです。

イラストレーターであってもクライアントでもその信用力で仕事を引き受けられたり、逆に仕事を受けてもらえなかったりします。

信用力は会社では無い個人で活動するイラストレーターにとっては必要不可欠です。
信用力が無ければ仕事が来ることはまずないでしょう。
ですので信用力を高める努力をしなければなりません。

ではどうやって信用力を高めれば良いのでしょうか。
今日はそんな信用力についてのお話です。

信用力を高める要素 その1 過去の経歴

過去に仕事をした経歴があればその人の信用力は高まります。
流石に何も仕事をしていない人に仕事を任せるのは難しい部分がありますからね。
仕事をしてきた経験からやりとりもスムーズに進みます。

つまりもたついたりして時間をロスする確率が少なくなります。
また今まで仕事をしてきた経験からある程度の事案に対しての知識もあります。
ですので失敗やリテイクも少なくなるのですね。
もし仕様通りのもので無ければ作り直しになったりと大変な手間がかかるのです。
これはお互いにとっても良く無いことです。

それに経験からくるデザインに期待することも出来るでしょう。
デザインもやはり経験に左右される部分が大きい要素の一つです。
ゲームであればゲームでどのように使用されるのか、またはラノベでよく受けるキャラクターデザインなどその経験から得たデザイン力は期待されることでしょう。

それに一度は仕事をした経験があるということは最低限の画力はあるという証拠になります。
ですのでホームページやブログ、SNSなどで自分の経歴を紹介していくのが良いでしょう。

経歴を紹介する場合は相手側に許可があれば自分の仕事として公開するのも良いでしょう。
良いアピール材料になります。

信用力を高める要素 その2 メールの返信などの連絡が早い

仕事はインターネット上でやりとりされるケースが非常に多いです。
そこで実際に顔を合わせずに仕事が始まるということも多くあります。
ですので住所などを公開していない場合、相手に連絡する手段が限られてしまいます。

連絡手段としてメールは一般的ですが、クライアント側が恐れているのは途中で連絡がつかなくなることです。
大事なプロジェクトが進まなくなる恐れはなんとしても避けたいものです。
ですので連絡がつかなくなることはとても恐ろしいのですね。

ですのでなるべくこまめに連絡が取れるようにしておく方が良いでしょう。

最近はスカイプやフェイスブックのメッセンジャーなどのチャットサービスなどもあります。

スマホにインストールしておいて外出先でも確認しておける状況にしておきましょう。

信用力を高める要素 その3 途中で投げ出さない

当然といえば当然。
しかし、それも出来ない人がいるのも事実です。
まだ出来ないと一言連絡入れるならまだしもいきなり忽然と消えてしまう人もいるのです。

仕事を途中で勝手にキャンセルされるとクライアント側もかなり困ります。
そりゃそうです。
プロジェクトのスケジュールがいきなりピンチになるのですから。
例えばゲーム開発であればその遅れが致命傷となることもあるでしょう。

納期が間に合わなかったり、依頼内容が過酷な場合もあるでしょう。
しかし、そこはクライアントさんと相談しながら解決していく必要があります。

しかしそれをすっ飛ばしていきなり仕事を中断してしまう人は言語道断で信用がなくなります。
ですのでしっかりと仕事を受けたからには終わらせる。
ということを徹底する必要があります。

信用力を高める要素 その4 締め切りを守る。

引き受けた仕事は締め切りを守る。当然のことですが、いざやってみるとそれが難しいのも事実です。

リテイクが多かったり使用の変更で作り直しもあったりします。
しかもクライアントの意見が変わるなんて日常茶飯事です。
そんなスケジュールが変動する日々では締め切りを守るのも一苦労なのです。

ですのでなるべくなら最初の話し合いで余裕を持たせておくべきです。
出来れば2倍、3倍の日数で出来るような仕事の方が理想です。

ですがそんな都合の良い仕事ばかりではありません。
やはり徹夜をするような仕事も中にはあります。
しかし、それでも締め切りは守らなければなりません。

ですが、どうしても間に合わない場合もあるでしょう。
そういう時はなるべく判明した時点からクライアントに相談するようにしてください。
連絡が遅くなればなるほど状況は悪化していきます。

間に合わないことが問題というよりはそこにどれだけ責任を持てるのかが信用力に影響します。

信用力を高める要素 その5 しっかりとホームページやブログ、SNSを運営している。

自分の作品をしっかりとホームページで公表していきましょう。
作品が上手ければそれだけで信用力になりますし、また数も必要になってきます。
自分のサイトはまさにポートフォリオと言っても良いでしょう。
まさにクライアントが望む作品があるかどうか、しっかりと作品を作ることが出来るかどうかの指標になります。

またお問い合わせであったり、メールであったりとクライアントと直接連絡がとれる窓口の役割もあります。

またSNS等でこまめに更新していたり、質問に丁寧に答えていくと信用力が高まっていきます。
ネットの世界は匿名が多いのでそこのやりとりで誠実に対応している人は信用力も高くなります。

また有名サイトに取り上げられたり、書籍などで紹介されると一気に顧客が増える可能性があります。

それに長年運営していればそれがブランド化するひとつの要因にもなっていきます。

信用力を高める要素 その6 ビジネスマナー

フリーランスのイラストレーターと言えども社会人。
やはりビジネスである以上最低限のビジネスマナーは抑えておくべきなのです。

例えば名刺ひとつ渡すにしてもマナーがありますし、メールのやり取りにしてもマナーがあります。

そして実際にクライアントにお会いしたりした場合にもしっかりとした言葉遣いが出来る必要があります。
社会人の大人としての教養とマナーは身に着けておく必要があります。

クライアントにもちろん信用力は大事

ここまで請負のイラストレーターのことを書いてきましたが、もちろんクライアント側も同様です。

特に多いのが金銭面のこと。
お金は多く持っていればそれ自体に信用力が発生します。
しかし、ただ多くを持っていれば良いのかというとそうでもありません。

一番よくないのがお金を出し渋ることでしょう。
クライアント側がなかなか支払わなかったり、支払いが遅れたりといったことはかなり多いです。
ですので支払いを受けるまではイラストレーター側も疑心暗鬼で仕事を進めなければならないということもあります。
そうなっては仕事の意欲も半減するというものです。
そうならないよう前払いや、こまめに支払うなど金銭面に関して十分に配慮する必要があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

信用力はビジネスの基本です。
この信用力で仕事が今後来るかどうかが左右されていると言っても過言ではありません。

自分の仕事のことは責任をしっかりと持つ。
これが重要です。

その責任感が一番信用力を高める方法の一つなんです。

ぜひ、日頃から信用されるように行動しましょう。

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