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絵の仕事はデザイン力も重要。デッサンが全てではない。
イラストレーターは絵を描く職業です。
クライアントが求める絵を形にしていかなければなりません。
そのためには色々なデザインが出来るようになることを求められます。
自分の得意な絵だけで食べていけるだけのものを持っていれば問題はないですが、色々な仕事をしていかなければならない時にはいくつもの絵柄で対応して行く必要があります。
例えば
LINEやFacebookMessengerなどのSNSで使用されるスタンプのような可愛らしいデザイン。
Tシャツで使われるカッコいいデザイン。
会社の資料でも使われるような真面目で万人受けしやすい絵柄。
ゲームで使用される可愛いキャラクター。
という具合にいくつでも対応できると受注できる幅が広がっていきます。
実際に僕も色々な絵柄を求められることがしばしばあります。
それはTシャツのデザインであったり、商品のキャラクターであったりとさまざまです。
まずは色々な絵柄に対応できるように色んな絵柄やデザインで練習してみることをお勧めします。
時には自分の意見をクライアントにぶつけてみるのも必要
クライアントが求めるものを提供する。
これが当たり前なイラストレーターやグラフィックデザイナーの仕事でしょう。
しかし、時にはクライアントが求めているものが間違っていることに気づくことも多くあります。
クライアントは絵に関しては素人な場合も多く間違った指示を出すこともよくあることです。
基本的にはクライアントの意向に沿うのが普通ですが、時にはしっかりとクライアントに意見を言うことも必要になってきます。
そうすることによって仕上がる製品がより良いものになれば最終的にはクライアントやそれを描いたデザイナーが得するのですから
それはやはり言っていく必要があるでしょう。
ですが、最初からあまりに言いすぎると関係がこじれる場合もあるのでしっかりと理論的に説明する必要が出てきます。
最初のうちは以降にそう形で作業してからですね。
デッサンの基礎を無視する場合
デザインをやっていると時には基本を置いておいて目的を達成するためにデザインすることがあります。
デザインを優先するあまり遠近法を無視したりすることもあるし、デッサン的な正確さよりもインパクトを重視したりすることもあります。
ただし、これは最初からデッサンが出来てからの話です。
何も分からないのにデッサン崩れしていたらすべておかしいことになりがちですのでまずは勉強することが必要となります。
デッサンを崩すなら理解している上でワザと。
これは鉄則です。
クライアントのペースに歩み寄る
クライアントの中にはあまりに急ピッチで進めるのを嫌がるクライアントもいます。
大抵は早く仕上げることが良いことです。
それは間違いありません。
しかし、クライアントが想定している以上の急ピッチだとクライアントの考える暇が無くなってしまうこともあります。
相手がどの程度のスピードで仕上げて欲しいのかを見極めるには普段からのやりとりで推察して行くほかないでしょう。
しかし、あまりに遅いのはNGなのは言うまでもありません。
クライアントのイメージを掴もう
クライアントのイメージをつかむのは大変なことです。
そりゃ他人なので仕方ありません。
しかもインターネットでやり取りするのはもっと大変な部分もあるでしょう。
注意すべきは相手の言動を注意深く聞くことです。
相手が作成してもらいたいものはおのずと言葉になっていて何回も繰り返し伝えてきます。
「楽しい」ものとか「大人っぽい」ものとかいろいろな言い回しをしてくるでしょう。
それをくみ取ってデザインしていくのもデザイナーの実力の一つです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
フリーランスと言えども色々と工夫したり悩んだりすることがいっぱいです。
数多く仕事をこなして距離感をつかんでいく必要があるでしょうし、多くの失敗を経験して自分で学んでいくことも多いでしょう。