イラストレーターを目指す前に知りたかった5つのこと

イラストレーターを目指す前に知りたかった10のこと

イラストレーター、一見華やかな世界や職業に思えます。そしてそれを目指す方々も大勢います。
特に最近ではライトノベルやソーシャルゲームの普及から多くのイラストの仕事が生み出されています。
またpixivをはじめ多くのクリエイターさんが気軽に自分のイラストを発表できる機会も多くあります。

将来はイラストレーターになるんだ!
という感じで目指している人も多くいます。

ただ勢いだけで決めてしまえるほど人生は単純では無いのも事実です。
イラストレーターを目指す前に知っておきたかったこと…
すでに学び始めている人にも参考になるでしょう。

今回はそんなイラストレーターを目指す前に知っておきたかった事を書いてみたいと思います。

フリーランスのイラストレーターの収入

フリーのイラストレーターの収入は大体200万円だ。
ラノベを何本もこなしている著名なイラストレーターであれば年収400万円程度。
超がつくほど有名なイラストレーターであれば年収1000万円程度になる。

大体ラノベ1本で20万円前後が相場です。それに外部の仕事を受けて生活して行
いく感覚になるでしょう。

しかし、ゲーム会社やデザイン事務所などの会社員になるのであれば年収300万円以上になります。
某有名ソーシャルゲーム会社では年齢にもよりますが年収700万円などになるでしょう。

イラストレーターはフリーランス、自分で営業しなければならない。

イラストレーターはフリーランスで個人事業主ということになります。
ですので、誰かが仕事を取ってきてくれるわけではありません。
自分から動いていかなければならなくなります。

よくピクシブやホームページを持っていればそこから来るだろうと思う人も多いでしょうが、そもそも著名なイラストレーター以外に発注する時点で低い報酬額を提示して来るでしょう。

そういうのが嫌であれば自分で売り込んで実績を積んで行くしかありません。
実績を見せて価格交渉もして行くコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力も必要になってきます。

プロになるためにはかなりの練習量が必要。

技術職ですのでプロになりためにはかなりの練習量と時間が必要になります。
遊んでいて身につくわけがありませんよね。

ですので、多くの時間を犠牲にしなければプロになることは難しいでしょう。

例えばゲーム時間。
ゲームは時間を最も多く奪ってしまいます。
ゲーム好きでイラストレーターを目指す人も多くいますが、まずはイラストレーターを目指すのであれば生活の全てをイラストに捧げるだけの覚悟と行動力が必要になってきます。

またやはり友人との遊ぶ時間なども犠牲になることもあると思います。

大体プロになるためには1万時間必要と言われています。
1日10時間描いたとして1000日。
つまり休まず毎日10時間描いて2年半は必要になってきます。
これがだいたいの目安です。しかし、先生に教わるなどしっかりと学んだ場合の数字です。
独学では10%程度の人しか達成できないでしょう。

機材への投資について

パソコンは永遠では無い
パソコンを一度買ってしまえば後は画材代かかんないよね。

そんなことをパソコン購入時には考えてしまいがちです。

しかし、パソコンの買い替え頻度は大体2年に1度。
我慢して使えばもっと長く使用することも出来ますが、ソフトがアップグレードすると結局パソコンスペックも上げざるを得ない。

結局数年に一回は買い換える予算を確保しなければなりません。
だいたい1回で12万円程度は必要と考えておきましょう。

競争相手が多い

イラストの業界は人気で競争相手が多いので大勢の人たちで数少ない仕事を奪い合うことになります。
特出した技術を磨かなくてはその他大勢に埋もれてしまうことになりかねません。
常日頃から自分の腕を磨くよう努力していきましょう。

だいたい専門学校でなら上位10%には入らないと仕事として成立させることは難しいでしょう。

だがもちろん、良いこともある。

場所や服装にとらわれない

実力があればどこでもやっていける、つまり場所にとらわれることはない。
会社に出勤する必要もありませんし、スーツを着用する必要もありません。
髪型も色も全部自由に出来ます。
これって結構他の職業では難しいことです。

頑張ったら頑張っただけ自分に跳ね返って来る

全て自分で仕事を行うことになるので頑張っただけ報酬が増えます。
それに一緒に名声もついて来るでしょう。

これは一般の会社員ではよほど優秀な人ではない限りここまで大きくは自分に跳ね返ることは少ないです。
なぜなら会社というところは利益をみんなで分け合うものだからです。
そのため生活は保障されますが、それ以上を望むことが難しくもなります。

やはり自分の好きなことだから頑張れる

これが一番大きな理由でしょう。
誰も嫌いな仕事はしたくありません。
例えば絵が好きな人であればそれで生活していきたいと思うのは当然のことです。
うまくいけば絵で生活できるようになります。

しかし、あまりにイラストに特化してしまうといざ職業を変えようと思ってもなかなか難しくなります。
つまりはつぶしが効きにくいということです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
プロのイラストレーターになりたいと言う人は多くいます。ただ、その先に何があるのかを深く考えている人は少ないように思います。

しかし、利点も欠点も考慮した上で対策をとって目指す方が良い戦略を取れると思います。

また最初から苦労が見えているなら他の道を取るという選択肢も見えてきます。

やはりフリーのイラストレーターになるためにはこれらをはねのけるくらいの強い意志が必要です。

またははじめからゲームや広告などの会社員を目指す方が良いでしょう。

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