絵の師匠を探す

絵の師匠を探す

誰しもが早く、そして確実に絵を上達させたいと思っています。
しかし、そうであっても独学で優秀な絵描きになれる人はごくわずかです。

そこで必要になってくるのが師匠という存在です。
絵も技術の一つなので直接指導してくれる人がいれば有利なのは間違いありません。
個人だけだとガイドがいないのに険しい山道を登るのと同じです。

絵を上達させるなら教えてもらえるような人。

師匠を探すのが最も近道の方法です。
特にイラストやデザインの分野でお金を稼いでいる人ならなお良いでしょう。

どうやって師匠を見つける?

師匠と言っても直接教えてくれる人を探すのは容易ではないでしょう。
身近にそんなプロがいれば苦労なんてしませんよね。

でも現在であればインターネットさえあれば見つけることも不可能ではありません。
ブログやホームページなどでいくらでもアクセスできますし、SNSで友人になることも出来ます。
自分から発信している人は多くのフォロワーや友人を持っているのでそれはとても有利です。

気に入った人が見つかったらコンタクトを取ってみるのも一つの方法です。
ここまで積極的な人なら絵が上達するのも時間の問題でしょう。
しかし、教えて貰えるかというと無料で教えてもらえるかというとさすがにそれは不可能だと思います。
ですので、何か交換できるものがあるとより良いです

交渉材料が何もないのに教えてもらえることはないと考えたほうが良い
絵が上手い人。
特にプロであれば忙しいです。
ですので時間があまりないという人が大半でしょう。

プロは生活がかかっているので時間単位で自分の価値を理解しています。
例えば自分の価値は時給2500円だとか4000円だとか決めて作業していたり仕事を進めているのです。
ですのでその人の時間を奪うことはお金を取っているのと等しい行為になってしまう恐れがあります。
安易に面白半分でコンタクトを取ることは慎むべきですし、いたずらだと思われれば返事すら返ってこないでしょう。

友達の場合

最初からそういう人が友人にいるならかなり有利です。
お互い知っていれば教えてもらえることもあるでしょう。
しかし、長期的に絵を教えてくれるかはまた別の問題です。

友達というだけで教えてくれる人もいるかもしれませんが、それはあなたにそれだけの信用がある場合のみです。
多くの場合、時間を割いて教えてくれることなんてまず有り得ません。

逆に考えれば相手に与えるものを持っている場合は絵を教えてもらうことが可能でしょう。

一番有効なのはやはり仕事として依頼する方法です。

大抵の人がプロであれば仕事を募集しているでしょう。
ですので、おもいきって仕事として依頼するのが良いと思います。

教えてくれるかは人による。
教えてくれるかどうかはもちろん人によります。
自分の技術を教えたくないという人もいるでしょうし、そもそも教え方が分からないという人もいます。
そういう場合は無理に交渉することはやめましょう。

やはりここは交渉になります。
ここは個人個人の契約になるのでケースバイケースになります。

出来れば契約書を交わすのが一番安全です。

師匠から学ぶべきこと

師匠を上手く見つけられて、教えてもらえることになっても相手は教えるプロというわけではありません。

ですのでセオリー通りに教えてもらえるか分からない場合もあります。

専門学校や私などの講師の場合はカリキュラムがあるのでそれにそって教えるので割とすんなり進んで行くでしょう。

ですので、個人契約の場合ほっておいたら自分の教えて欲しいことを教えてもらえないということもあります。
受け身になるのは良くありません。
自分から話を聞いてもらったりする必要が出てきます。

自分の問題点などをしっかりと話し合うべきなのです。
基礎画力が足りなければ、基礎画力を。
応用が必要なら応用を学んで行く必要があるでしょう。

なるべく師匠の作業風景をそばで見せてもらう。

もし、自宅が近い場合師匠の作業風景を見せてもらうことも出来るでしょう。
その場合その傍で自分も作業を進めていくと良いでしょう。
すると師匠はこういう風に作業しているんだな、というのが分かってきます。
しかし、守秘義務の仕事の場合はまた別です。

定期的に自分の絵を評価してもらう

なるべくなら作業の途中途中で自分の絵を評価してもらいます。
例えばラフ画作成、そして下書き、ペン入れ、着彩、仕上げ、この工程ごとに師匠にチェックしてもらうと良いでしょう。
間違いがあれば早く治したほうが、有利になるのは間違いありません。

おかしいところはその場で修正

指摘された場所はなるべくならその場で修正してもらうようにします。
後から自分で修正して勝手に進めることはしないようにしましょう。
出来るだけ見せて評価してもらうのです。

なるべく師匠の技を体現できるようにコピーする。

せっかく師匠から技を教えてもらえるのでそれのみに集中するのがベターです。
師匠が使っているソフト、それからレイヤーの使い方、ブラシの使い方などを学んで自分のものにしましょう。
分からないところどんどん聞いて技を盗んでいってください。

出来れば専門学校などと両方通った方が、基礎と業界の人達からの意見をもらうことが出来ます。
プロになるには専門学校では多くのクラスメイト達と同じような授業になりがちです。
こういった個人で教えてもらうとより深いところまで理解できるようになります。
家庭教師みたいなものですね。

このように師匠を探すという行為はなかなか一般的なものではありませんが、自分に必要であればこういう方法で教えてもらうという方法もあるでしょう。

しかし、教えてもらうというのも一つのビジネスであり契約であることを忘れてはなりません。
個人個人違うのでケースバイケースになりますので、あらかじめ内容を詳細にまで決めておいた方がトラブルが少なくなると思います。

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