イラストあるある症状
イラストレーターなど、絵を描く人達がかかりやすい症状をまとめてみました。
馬面病
症状
これはイラスト初心者に頻発する謎の奇病です。
描いたキャラクターの顔が面長になると言うもの。
特に男性イケメンがかかりやすく、かかった後の顔を見ると思わず吹き出したくなる。
恐ろしや…
症状が進行し重症の馬面病の場合はその発達した顎で人を刺し殺すことも可能になるかも知れない。また博打の能力が上がるかも知れない。
恐ろしや…
治療法
まずは正しい顔のアタリの取り方を学習し、何度も正しいものを見て練習しましょう。
ちなみに顎の長さの基本的なバランスは髪の生え際から眉毛そして鼻から顎が均等な割合になります。
左右非対称症候群
症状
これは、顔のみならず全身に発症してしまう恐ろしい症状。
よくあるのは目の位置が左右でずれてしまうこと。
また、目の縦の長さが変わってしまったりします。
治療法
左右対称で正確に描けるようにまずは正中線を引いてください。
描いた紙を後ろから透かして見たり、ペイントソフトの左右対称ツールで左右を入れ替えて見てみてください。
そうするとズレているところが分かりやすくなります。
またキャラクターの口はわざと内側にずらしたり、目の位置をわずかにずらす絵柄もあり、わざと使用している分にはこの症状には当てはまらない。
怪奇現象系 時空の歪み観測症候群
または
逆パース症
症状
これは物体がありえない見え方をする症状。
例えば正方形を描いても手前の面より奥の面の方が大きくなっていたりします。
まるで時空の歪みを目の当たりにし、それを観測しているのかのような症状です。
治療法
まずは透視図法の気品である、1点透視図法、2点透視図法、3点透視図法をしっかりと勉強しましょう。
また、描いた直後は客觀的に把握しづらくなるので、知識のある第三者に見せて意見を仰ぎましょう。
後頭部損失症
症状
横から見た際に後頭部がすり減っていたり、髪の毛のボリュームが足りない症状。
特に横はもちろん斜め顔でも頻発する人が多い。
治療法
前から見た顔と横から見た顔では比率が違います。
前は縦長になりやすいですが、横顔は正方形に近くなります。
それは後頭部が結構後ろにあるためです。
普段から意識して修正していきましょう。
全身棒状症候群
症状
全身の体の流れが消失しまるで棒が入っているかのような体になってしまう症状
手を挙げても肩が平行になったり、足の流れが無くなってしまったりしている。案外すぐに見ても気づかない場合多し。
治療法
自分で同じ動きをしてみて人間の関節は連動していることを確認しよう。
また、流れのある絵を模写してみるのも一つの方法だ。
片側角度症
症状
利き腕と逆方向の顔しか描かなくなる。
片ききの宿命。
治療法
頑張って逆向きも慣れさせるか、ソフトの左右反転、またはライトボックスを使って反転させる方法もある。
機体乗り換え症
症状
一度高スペック機材を使ってしまうと元には戻れない。
というかいつのまにか液晶ペンタブレットが自宅に届いてしまう病気。
もはや病気。
だが描く絵のクオリティはマシンスペックに依存しないため大差ない。(だがロマンは詰まっているよ)
治療法
クレジットカードにハサミを入れよう。
いかがでしたでしょうか。
この世界に携わっていると色々な症状に遭遇します。
多くの人にこんな症状があるかと分かっているとちょっと不安も和らぐというものです。
しかし、ほっておくと重篤な症状に発展しかねません。
その前に適正に対処する必要があります、
くれぐれもお気を付けください。