カラーデッサン上達法
画力の向上はデッサンが一番。
ということが絵描きの世界では当たり前のように言われています。
確かに絵を学ぶのに適しているのは間違いありません。
物の形や陰影を学ぶことが出来るのがデッサンの最大の利点です。
しかし、それがとても難しいというのも実際にあります。
日常、デッサンをしようと思ったら目の前に描く題材が無くてはありませんし、また鉛筆や紙などを買ってしまうとお金もかかってしまいます。
場所を取りますし、よしやるぞ!と気合も必要になるかもしれません。
また、最大の問題は学ばれる人たちの中にはデッサンがどういう風にイラストに応用できるのかが理解できないという人たちが多くいる現状があります。
これは私が学生の頃や学校で教えているときも数多くありました。
ですのでいくらデッサンを学んでもイラストが変わらないということもザラにあったのです。
デッサンをイラストに応用するにはやはりそれなりの期間練習してある程度の画力が無いと脳がイラストと直結させてはくれないのです。
そのためにデッサンの授業自体を放棄する友人も目にしたこともあります。
私もデッサンから画力を上げてきた一人ですが、実際にデッサンを根気よくやるのはかなり難しいと思うところがあります。
そこで、私はカラーデッサンを自分自身でやってみました。
そしてその効果はかなり効果がありました。
カラーデッサンの利点は実際のイラストに直結する画力を手に入れることが出来るということです。
カラーデッサンは昔では画材が高いことや画材を準備する必要があったため、なかなかできなかったでしょう。
しかし、現在ではデジタルの普及により簡単にカラーデッサンが出来るようになっています。
カラーデッサンを行うことによってイラストにも応用が直結出来るので画力が効率良く向上させることが出来ます。
使用する道具
デジタルであれば何でもできてしまいます。
私の場合はパソコンとPhotoshopでやっています。
Photoshopの場合
ブラシの設定などを調節して描いていきます。
ブラシはサイズと柔らかさを調節していきます。
女性の肌など広い面を塗るときには柔らかくしてあげると良いでしょう。
しかし、通常はだいたい50%くらいが塗りやすいです。
Photoshop Brushメニュー
画像のHardnessというところで硬さを調節できます。
また上図↑のOpacityの右横にあるペンマークにチェックを入れると筆圧に応じて不透明度が変化します。
CLIP STUDIO PAINTの場合
水彩の濃い水彩を使用すると似た感じに着彩出来ます。
ツールプロパティ内の絵の具濃度やブラシ濃度で濃さを調節しましょう。
CLIP STUDIO PAINTには元々水彩ブラシが豊富にあるのでそれほど困らないです。
ただやはりブラシが異なりますので、PhotoshopとCLIP STUDIO PAINTでは塗り方がかなり異なります。
まとめ
カラーデッサンで体や顔、そして物を描いていきましょう。
体を描く際に気をつけたいところはやはりシルエットと筋肉の凹凸を表現する陰影を上手くつけることです。
つまり体のカラーデッサンは筋肉や骨格を勉強するのと同様の効果があります。
雑誌や画像などを見て模写してみるのも良いでしょう。
カラーデッサンは私のオンラインレッスンで学ぶことが出来ます。