努力が報われないことは普通?

いくら努力しても失敗するときは失敗する。
努力をしているだけで成功するなら全員が成功している。
そういう話を聞いたこともあるのではないでしょうか?

努力は裏切るのか?

努力は裏切るの?

はい、簡単に努力は無駄になります。
ただ努力をしているだけで成功できるならだれも悲しむことはないでしょう。

例えば

会社に入って会社のために頑張って働いても出世できないどころかサービス残業だらけの毎日になったり。

フリーランスでいくら仕事を一生懸命やっても結局その仕事から報酬を受け取れなかったり。

専門学校に行って勉強したのに結局就職できなかったとか。

いろいろとあります。

さて、努力っていったい何でしょうか。

一生懸命作業することでしょうか?
盲目的に相手を信頼して頑張ることでしょうか?

報われない努力は何も考えていない

報われない努力というのは盲目的に信じて何も考えずに行う努力のことです。

私はデザイナーなので絵の話を出しますが

例えば

絵描きになりたいとして絵を描けば描いただけ上手くなると思い込んでひたすら絵を描く。
これも何も考えていません。

また、何も考えずに模写をする。
とか
何も考えずに入学する専門学校を決める。
など

会社員の場合では
ただ単に会社に忠誠を誓いサービス残業してまで労働する。
これも何も考えていない例です。

最近の調査では日本の管理職の死亡率は欧州の1.5倍だそうです。
日本が長く不況だったこともあり、管理職に負担が集中しているようですね。
死因ではがんや自殺が多いようです。

この管理職は人手も足りないこともあって現場の仕事をしつつ部下の管理まで行い疲弊してしまうようです。
管理職なので残業代も出ないので会社としては使いたい放題ですね。
そこで働き方改革で若者が残業しない分を管理職にしわ寄せが行っていたりするようです。

これで自殺なんてすることになったら努力なんて報われないですよね。
まあ、自殺するくらいなら会社を辞めれば良い話ですけどね。

まず会社は利益を上げるために社員を雇っています。
つまり従業員は会社の利益のために働いています。
まあ当然ですよね。

しかしそれですべてが報われるなら問題はありません。
先ほどの例のようにがんなどで寿命が短くなっても定年まで雇ってもらえるのであればそれはそれで意味があるのかもしれません。
ひと昔の終身雇用制などがあった時代は会社と運命共同体としてそれもありでした。

しかし、当然ながら今はそんなことはありません。
終身雇用制も崩壊し普通に年齢を重ねて給料が増えてくるとリストラのリスクも高まっていきます。

そういう状況なのにただ何も考えずに努力していれば報われるなんてことは考えにくいです。

ですので会社で働くならその会社でどうやって成長できるのか、転職しても大丈夫なように自分の市場価値を高められるかを念頭に置いて働いていかなければなりません。
そうすることでスキルが上がるので社内の評価も上がっていきます。

特にその会社だけでしか通用しないスキルや仕事は要注意です。
他で通用しないということはその会社でしか生きられない人だということです。

この努力しても報われないというのはかなり多くのことに当てはまります。
だいたいが盲目的に努力することでその努力が無駄になることが多いものです。

努力が無駄にならない方法

では、どうしたら努力が無駄にならずに済むのでしょうか。

まずは自分がやっている事柄を客観的に評価しなければなりません。
それにはやはり外部の人に見てもらう必要性があります。

例えば絵の練習であればただひたすら描いてもどこが間違っているのか自分では分かりにくいです。
そこで客観的に見てくれる絵の先生や活躍しているプロなどに見てもらうと良いアドバイスをもらうことが出来ます。

ですので自分以外の出来るだけその道に精通している人からアドバイスをもらうと良いでしょう。

これがまず一つ

そして次に努力する方向性を間違わないように常に客観的に自分を判断できるようになること。

そのためにはいろいろな情報を取り入れて分析していく必要があります。
例えば会社員であれば上司を見ていればある程度将来どういう風な待遇になっていくのかが
分かりやすいでしょう。

例えば上司がほとんど退職していくような職場は要注意ですし、その理由もなんとなくわかるはずです。
その場合は転職するか独立するためのスキルを磨いた方が現実的です。

そして会社の環境が良かった場合は、仕事が出来て出世している上司がいるのであればそういう人とよく話をすることです。
そうするとなぜ出世できるかが理解できるようになっていきます。
そしてそのための努力であれば無駄になる可能性をかなり抑えることが出来ます。
またそういう出来る人の口癖も注意深く観察すると良いでしょう。

絵を描く練習の場合にしても出来ればプロなどの意見を多く取り入れることです。
雑誌にプロのインタビューがあえば片っ端から読んだりします。

そうするとなるほど、こういう風に考えて描いているのかという風に理解できることになります。
ただ絵描きは身近にプロがいたほうが良いのは言うまでもないでしょう。

このように先輩がどのように努力を実らせているのかを観察することは非常に重要です。

まとめ

努力する前に本当にこの努力は必要なのか。
まずはここを考える必要があります。

今やっている作業があるとしてそれが本当に実になるかどうかは本人には分かりづらい時も
あります。

そういう時は自分が目指している分野で活躍している人に意見を求めたり考え方を聞いたりすることで無駄を減らすことが出来ます。

努力は簡単に無駄になります。
だから努力する前に調査をすることも大事だと覚えておいてください。

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