フリーランスとして独立する方法

専門学校や美術大学を卒業してからフリーランスのデザイナーになる方法を解説します。

まず学校を卒業してフリーランスのデザイナーになる方法はおおまかに2つあります。

1つ目は学校を卒業後制作会社に勤める

まず一つ目の方法がこれです。
やはり学校を卒業したばかりではある程度絵は描けても経験的に実務経験が不足しているために仕事の進め方や、連絡のやり取りの仕方などが分からないということが多いです。
また、一番大切であるクライアントがいないためにフリーランスとして生活していくことは難しいでしょう。

そこでいったん会社に就職してからそこで色々な実務経験を積んで経験を蓄積していくのです。

この経験はかなり大切です。
特に絵の業界はゲームであったりデザイン事務所であったり、イラスト制作会社であったりと様々です。

そこではやはり業界独自の仕事のやり方が展開されています。
同じ絵でも全然仕事の内容から進め方まで異なっているんですね。
専門用語も畑が違うだけで全然違うし、同じ言葉でも畑が違うだけで仕事の内容が変わったりします。

ですのでまずは業界の仕事の進め方を勉強する必要があるので、会社に行ってそこで学ぶのです。
お金をもらえてなおかつ仕事の進め方まで勉強できるのですからお得ですよね。
フリーランスになるころにはまとまった貯金も出来ていることでしょう。

それになにより実務経験があるというのはやはり最大の強みです。
それが信頼につながるので仕事も得やすくなるでしょう。

会社ではとにかく上司の信頼を得るべし

会社の仕事は全身全霊で取り組んでいきます。
これが後になって独立したときに役立つことになります。

会社で信頼を得ることによって仕事をどんどん任されるようになります。
そして独立したときにその仕事を外注してもらうようになれば独立してからも顧客が無いという事態を避けることが出来るでしょう。

このように会社から独立するのはメリットがいっぱいあるんですね。
ですので私はこの方法をよく勧めます。

ただし、面接で将来独立する予定です。
という風に答える必要はありません。
会社は従業員に長く働いてもらいたいものなのです。
ですので、面接であえて独立するとは言わなくても良いでしょう。

いきなり独立する方法

学校卒業から独立する方法です。
この方法はかなり難易度が高いので絵の実力が高い人向けです。

まず学校卒業してから仕事を探し始めるのでは遅すぎます。
在学中つまり最終年度である程度仕上げておかなければなりません。

クライアントを作って仕事のやり取りを学んで、仕事の流れをつかみます。
それを在学中からすることにより、何とか最初を乗り切っていくのです。

2,3年するころには収入は安定してくるでしょう。

まずは在学中に行うことはクライアントを見つけて仕事をこなし、少しでも経歴を付けておくことです。
まずはランサーズやクラウドワークス、スキロッツなどに登録して仕事を獲得することから始めてみてください。

最初はやはり安く仕事を請け負うことになるとは思いますが、それは勉強だと思って割り切って仕事をしていきます。在学中であれば生活費はもともとあるので積極的にチャレンジしやすいです。
そうすると評価も高くなり、卒業するころにはある程度仕事が回っていくでしょう。

また、実力がある方の中には在学中にコンテストなどで賞を取ったりする人もいます。

そうなれば仕事も回ってきやすいです。

フリーランスの先輩を見つけるのが早道

会社員からでも学校からでもフリーランスになるのであればフリーランスの先輩を見つけるのが良いです。

やはりフリーランスを経験しているのでどこに落とし穴があるのか、どうやったら仕事が回って来るのか。

ということを知っているのです。
とくに同じ業界であって認められれば仕事を回してもらえる可能性もあります。

フリーランスの方は普段は学生や社会人と同じ環境で生活しているわけではありません。
自分から会いにいかなければ知り合うことすらないでしょう。

フリーランスが出没しやすいコワーキングスペースやインターネットで探すのも手です。

ただしリアルな世界の方が信用しやすいです。

ポートフォリオは常に磨いておけ

ポートフォリオは作品集ですが、イラストレーターやデザイナーはこのポートフォリオで仕事を得ていきます。

ポートフォリオは紙媒体や、PDF、インターネット上でのホームページなどいろいろな媒体があります。

クライアント先に提出できるように最低でも常にPDFだけは準備しておくことをおすすめします。

借り入れについて

独立というと借り入れをするのかということも良く聞くと思いますが、特に借り入れは必要ありません。基本的にフリーランスのイラストレーターはパソコンだけで成り立つので大きな資金の借り入れなどはありません。

しかし、どうしても必要な方は銀行や国民政策金融公庫に借り入れをすることになります。
国民政策金融公庫は創業者向けに融資をしてくれるのでとても利用しやすいし低金利で融資を受けることが出来ます。

日本政策金融公庫 新規開業資金

しかし、これはもともと会社員であったり実務経験が多い人でないと難しいでしょう。

私も一度借りたことがあるのですが、事業計画書を描いて面接を受けて資金を借ります。
だいたい預貯金の2倍くらいまで借りられるようです。
私はすぐに全額返済しましたがなるべくなら借りないほうが良いし、借りる必要性もないと思います。

まとめ

フリーランスのなり方はこの2つがもっとも多い選択肢になると思います。
基本的には自分の営業力と仕事の制作能力の2つでどちらかの方法えお取るかが変わってくるでしょう。

自信がなければ就職という手が一番安全かつ有効です。
会社員になると確かに自分の好きな仕事ばかりだけはできません。
しかし、仕事が学べる学校だと思えば有効に活用できます。

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