イラストレーターの仕事の生産効率を考えよう

今回はイラストレーターやフリーランスの仕事について考えてみます。

イラストレーターを目指す方でイラストで中には描き始めて3日には完成するからで、あれば一枚8万円なら3日で稼げるという風に考えがちです。

ですがそういう事はほとんどないでしょう。
仕事としてとらえることここら辺が分かってくると思います。

1枚のイラストを仕上げるのに色々なことに時間を使わなければならないりません。

今日はそのことについて書いてみたいと思います。

打ち合わせ

まずはクライアントと話してどういったイラストにしなければならないのか話し合わなければなりません。
いわゆる打ち合わせですね。

その打ち合わせでイラストの世界観の内容や、シチュエーションなどの指示を受けることになります。
これはすぐに理解できれば良いのですが、シリーズものだったりあまりに設定が細かい世界観ですとやはりそれらを把握しなければなりません。

ですので、それだけの時間をまずは考えなければなりません。

打ち合わせと資料を読み込む時間を考えておこう

ラフ画作成

ペン入れ
次にラフ画を数枚作成して提出します。
このラフ画は一発でOKになるかというとなかなかそういうわけにはいきません。

中には何回も何回もやり直しをする場合も多くあります。
特にキャラクターデザインであったりすると長期間におよぶ場合もあるわけです。
ここはシナリオライターやディレクターと話をしながら進めていきます。

作業工程ごとのチェックが入る場合、それぞれに待ち時間が発生する

ラフ画チェック、下描き、着彩、背景着彩などそれぞれの工程にチェックが入る場合は当然提出してから待ち時間が出来てしまいますよね。

しかもすぐに返事が来ればよいのですが、数日間ほったらかしということも十分考えられます。
その間仕事は進められないこともあります。

その場合は別の仕事をしたり、もしくはただ待つということになってしまいます。

リテイク、最後にどんでん返しもある!?

リテイクは日常茶飯事です。むしろ無い方が少ないと思います。
特に何回も何回もリテイクが出るとそれだけ多くの時間を費やさなければならなくなります。

もちろん最後まで仕上げてもそこから大幅な修正などもあったりします。
特に恐ろしいのが振り出しに戻るということでしょう。
そうなると大変ですね。さらに時間を使うことになりかねません。

お金が受け取れるとは限らない!?

これはありえないでしょう。
と思う人がいるかもしれません。しかし、フリーランス経験がある人は分かると思いますが、踏み倒しやバックレはザラにあります。

私も経験がありますが、そのまま逃げるクライアントはどこにでもいるんですね。
しかもちゃっかり作品は手に入れていたりします。

あまり信用できない相手にはランサーズなどの仲介業者を挟むのも手です。
仲介業者に登録すると手数料こそかかりますが、ほぼ確実に報酬を回収することが可能です。

なるべくなら一番手数料がかからないところか、評価を高めたい仲介業者を選ぶと良いでしょう。

という感じに一枚のイラストを作成するのにも多くの時間を費やさなければなりません。

打ち合わせで料金が発生するかというとほとんどの場合無料でしょう。
こういう状況があるのでこの分も含めて金額を決めないと生活していくのが難しくなっていきます。
効率を考えていきます。

営業

営業が必要なのでその分の収入は発生しません。
それは自分で会社にアクションを起こしたり、人脈作りも必要になってきます。

これはポートフォリオを作成したり、メールなのでの連絡のやり取りも含みます。

時間単位で管理しよう

やはりここはフリーランスであればなるべく自分の働く時間を時間単位で管理して時間当たりの給料を出すことです。
例えば時給2000円とかですね。

管理していかないとあっさり最低賃金以下になっていくことなんてザラです。

ということからフリーランスの行動すべてに収入が発生するということはまずありません。
直接お金が発生するポイントをキャッシュポイントと言います。

つまりそこでしかお金が稼ぐ機会がないならそこで他のすべての収入を確保していかないといけないんですね。
ですので一枚の単価をそれだけ上げていかなければなりません。

請求書の作成と郵送

請求書の作成と郵送もしなければなりません。
パソコンで作成して印刷して発送という手間がここでもかかります。

病気などのリスクもある

会社員であれば病気の時でも有休を使って会社を休みつつ収入を得ることができます。
しかし、フリーランスであればそういうわけにはいきません。
この期間分も考えて収入を得ていく必要があります。

また体調管理には十分に注意する必要があります。

まとめ

イラストをただ描いて収入を得る。
それだけのことでもこれだけ多くのことを考えて仕事を進めて行かないといけないんですね。

しかもすべての行動に収入が発生するわけではありません。
イラストを描いて納品して初めて収入を得ることが出来るのです。
これは会社員であればすべての行動に収入が発生するのと大違いですよね。

特に逃げられたりしたら大変ですしね。

それだけフリーランスの仕事は高単価で受けなければならないのが分かると思います。

ぜひこのことを考えて価格交渉をしてみてください。

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