ファーバーカステル水彩色鉛筆比較 アルブレヒト・デューラーvsウォーターカラーペンシル

水彩色鉛筆として有名なファーバーカステルの水彩色鉛筆の比較をやってみました。
ファーバーカステルの水彩色鉛筆は主にプロアーティスト向けのアルブレヒト・デューラーと入門者向けのウォーターカラーペンシルズの2種類があります。

ウォーターカラーペンシル

ファーバーカステルとはドイツの筆記具メーカーです。
そしてこの水彩色鉛筆はどちらもファーバーカステルの製品です。
世界中で入手できるのでそれだけ知名度も高い画材でもあります。

もちろんお値段も全然違うわけですね。
入門用のウォーターカラーの場合は12本セットで実売570円前後
プロ用のアルブレヒト・デューラーは12本セットで2350円前後です。
かなりの値段差がありますね。


まず外見の比較ですが、アルブレヒト・デューラーの方が太いです。
そのために中に入っている芯も太いものになっています。

では、早速比較していきましょう。

着彩比較

まずは着彩比較です。

両水彩色鉛筆の12色セットになっている色を隣に塗っていきます。
なるべく近い色を採用しています。

それぞれ塗ってみました。

ここでかなり塗りに差が出来てきます。
まずプロ用のアルブレヒト・デューラーはかなり塗りやすいです。
力を入れずとも簡単に着彩出来てしまいます。
色乗りが良いですね。

それに対してウォーターカラーペンシルの方は薄くしか塗られませんので
力を入れたり塗る回数を増やさなければ濃く着彩することが出来ませんでした。
まずこの時点で差があるのが分かります。

次に水に溶かしてみました。


水に溶かしてみるとアルブレヒト・デューラーはかなり濃い色が出ます。
それに発色もきれいですね。

それに対してウォーターカラーペンシルの方は薄い色になってしまいます。

これはやはり濃く塗れるアルブレヒト・デューラーの方が水に溶かしても
濃くなるのか、もともとの塗料に由来するものかその両方なのかあると思います。

こってり濃く塗りたいのであれば間違いなくアルブレヒト・デューラーを選ぶべきでしょう。

消しゴム比較

次に消しゴム比較です。

消しゴムはMONOの消しゴムとMONOZeroという消しゴムで消していきます。

まずはMONOの消しゴムで左側を消して

次にMONOZeroで右側を消していきます。

消しゴムかけについてはどちらもそこそこ消えるようですね。

グラデーション比較

次にグラデーション比較です。
青と黄色でグラデーションをかけてみました。

プロ用のアルブレヒト・デューラーの方が濃く塗れることが影響しているかもしれませんが
色も簡単に混ざります。

入門用のウォーターカラーペンシルの方は上手くグラデーションをかけるには
何回も塗り重ねたりする必要が出てきます。

描いてみる

最後にリンゴを塗ってみました。

一目で発色の良さや濃さが分かりますね。
これだけの差が出るというのはやはり価格なりということでしょうか。

ステッドラーの水彩色鉛筆とは大違いですね。

まとめ

プロ用のアルブレヒト・デューラーは色の乗り、それから発色がかなり良かったです。
それに対して入門用のウォーターカラーペンシルの方は色乗りが悪くそのために発色も薄いものでした。
やはり価格差なりの差があるのが現実なようです。

お金に余裕があるのでしたらプロ用のアルブレヒト・デューラーがだんぜんお勧めですね

動画で見たい方はこちらです。

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