インクの種類には
油性顔料
油性染料
水性顔料
水性染料
の種類があります。
だいたいの人は聞いただけではなかなか分からないこともあると思います。
よくペンを買ったときに油性とか水性とか書いてありますよね。
でも、よくよく調べてから使うというよりはなんとなく使っている人も多いでしょう。
今回はそんな文房具や画材で使われているインクのお話をしたいと思います。
インクは溶剤と着色剤とに分けることが出来ます。
目次
インクの種類表
溶剤(油性) | 溶剤(水性) | |
着色剤(顔料) | 油性顔料 | 水性顔料 |
着色剤(染料) | 油性染料 | 水性染料 |
溶剤
溶剤とはいわゆる着色剤を溶かす液体のことですね。
まあ、顔料系は溶けないんですけどね。
この溶剤には油性と水性があります。
よくミリペンやサインペンなどでも油性とか水性とか描いてありますね。
油性は揮発性有機溶剤を用います。
水性は水を用います。
油性の揮発性有機溶剤は水性にくらべ乾きが早く、金属などにも書くことができるようになります。
水性の特徴としては滲みにくいことと紙の裏写りがしにくくなるという特徴があります。
油性の特徴
乾きが早い
金属などにも書ける
水性の特徴
滲みにくい
裏写りしにくい
着色剤
次に着色剤ですが
着色剤とは色を付ける素材になります。
例えば黒であったり赤であったり青であったりします。
これには染料と顔料とに分かれます。
顔料
顔料は溶剤に溶けない着色剤です。
耐水性に優れているために水やコピックなどのアルコールマーカ-でも滲みにくいという特徴があります。
そして顔料は水に溶けていないためにグラデーションが苦手です。
染料
染料は溶剤に溶けるものを言います。
そのために色を混ぜることも簡単に出来るため新しい色を作ることも簡単に出来ます。
顔料の特徴
耐光性に優れている
速乾性がありすぐに乾く
水で塗れてもにじみにくい
グラデーションが苦手
染料の特徴
発色が良い
グラデーションがきれい
価格が安い
ということになります。
画材に使われているインク
ミリペン(ドローイングペン)
ミリペンなどのドローイングペンに使われているのが水性顔料系インクです。
例えば
コピックマルチライナー
ピグマシリーズ
UNI PIN
などがあります。
カラーインク
カラーインクなどの画材は水性染料系インクになります。
例
ドクターマーチン
ウィンザー&ニュートン ドローイングインク
などがあります。
アルコール系の溶剤もある
溶剤にはアルコールを使用したものがあります。
それがコピックなどのアルコールマーカーです。
コピックは着色剤は染料を使用しています。
ですのでアルコール染料インクということになります。
アルコールマーカーの例
コピック
ネオピコ
TAUCH
などがあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
インクと一口に言っても様々な種類や特徴があるんですね。
自分が普段使用する画材の特徴にも直結していますので確認してみたり
購入するときの参考にしてみてくださいね。