スーツとジャケットのシワ解説

今日はスーツのシワを解説するよ

今回は中肉中背のスーツのジャケット、そしてかっぷくの良い男性の2パターンを用意しました。

この2つの絵からシワについて学べることが多くあります。

中肉中背の男性のジャケット

まずは1枚目のスーツの絵から

まず一枚目の絵からですが

上腕部分のシワ

まずは腕の部分に3つの特徴的なシワがあります。
まずは上腕部分を見てみてください。
上腕部分に内側に入り込むシワがありますね。
ここにシワが入りますが、普通にシワを斜めに引くよりも、腕の立体感を意識してその厚みを表現するようにシワを入れてあげましょう。

そうすると、立体的なシワになります。

曲げジワ

そして次に肘を曲げたところにシワがはいっていますね。
ここは曲げジワと言います。

曲げた時に出来るシワです。
有名なのでみなさんもここにシワを入れていると思います。
特徴としてはひし形のシワが入るということです。

かなり特徴的なので腕を曲げた絵には積極的に入れて行きたいシワですね。

手首に出来るシワ

そして腕の先になる手首のあたりから出来るシワです。
ここは裾が手首の部分に引っ張られるシワが出来るんですね。

ですので反対方向には袖口にスキマが出来たりします。
このシワはわりと上のほうにまで出来るので中して描いていきましょう。

そしてお腹のあたりのTシャツに肩方向からシワが入ります。
それがTシャツ全体に及んでいますね。
体をひねった時に良く出来るシワです。

たまりジワ

そしてお腹のベルトの上には布が余って折り重なって出来るシワです。
特に座ったり前かがみになるとできやすいシワです。

かっぷくの良い男性のスーツ

そして2枚目です。

2枚目は筋肉質でかっぷくの良い男性のスーツ姿です。
この人物から出来るシワを勉強してみましょう。

引っ張られるシワ

まずシャツですが胸板が厚いので横に引っ張られています。
わりとぴっちり目のシャツで起こる現象ですが、わりとこういうほうが上手く筋肉を表現することが出来ます。

特にボタンは引っ張られるパーツですので、特にシワが顕著に入ります。
そしてボタンとのボタンの間の合わせ目が浮いていたりします。

スラックスのシワ

次にスラックスですが、ここは頂点から出来るシワに注目しましょう。

特に股間部分と、膝を頂点としたシワが入ります。

これは結構長めに入り、特に足の後ろ側のシルエットまで影響を与えます。

これを描くとスラックスは割と良く見えるように描くことが出来ます。

足元のシワ

次に足元にあるシワです。
ここには靴の上に布が溜まって出来るたまりジワがあります。
これは布が折り重なるので横方向にシワが出来るのが特徴です。

まとめ

このように体形や姿勢によって出来るシワは変わってきます。
理屈さえわかれば迷わずに描けるシワです。

ぜひ覚えて自分の絵に活かしてみてくださいね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする