お絵描きを始めるのにいつからでも良いのか、社会人は不利なのか、年齢は?

お絵描きってはじめた年齢でやはり有利や不利なんてあるのかな

とか
もう年だしこれから始めても覚えが悪いんじゃないかな

という不安ってあると思います。

お絵描きを始めるタイミングって色々とあると思います。
やはりボリューム的に多いのが高校生あたりからだと思います。
中にはやはり小学生から、など幼少から描いている人ももちろんいます。

そしてやはり早くから描いている人ほど絵が上手くなる年齢もそれだけ早くなる確率は必然的に上がります。

では、果たして社会人や中年など年齢を重ねてから始める場合はどうでしょうか。
これはよくある質問で多くの人が心配している内容です。

よくある話で大人や中年になったら物覚えが悪くなるというものです。
例えば運転免許は若いうちに取っておかないと大人からでは苦労するとか。

年齢を重ねてしまってもう無理なんじゃないかな。
という思いでなかなか、取り掛かれないとか踏み出せないということもあるでしょう。

では、実際にそうなのでしょうか?

私はイラストの講師として10年以上多くの方に絵を教えてきました。
そこで言えることは若い人よりもむしろある程度年を取っている人の方が成長するということです。

その理由をお話ししていきます。

それは覚悟の違い

覚えるスピードってよく耳にすると思います。
若い人の方が頭が柔らかく、すぐに覚えるとかですね。

ですが覚えるスピードって実は絵にはあまり関係ないんですね。
それは漢字を覚えるとか、年表を覚えるとかには役には立ちますが、絵の学習ではそこまで重要ではありません。
それよりも覚悟と絵を描く時間を捻出する方がはるかに重要です。

若い人は絵を描く時間を確保できない

今の若い人は学校こそありますが、社会人よりは自由にできる時間が多いのは確かです。
学校が終わった放課後や夕食後もある程度時間がありますし、休日もあれば夏休みや冬休みなどの長期の休みもあります。

社会人の場合は長期の休みなどありませんし、残業などで仕事が終わった後も時間が取れないことも多くあると思います。

では学生の方が絵がうまくなるのかというと実はそんなことはあまりないんですね。
中にはもちろんうまくなる人もいますが、多くがそうならない現状にあるのです。

学生は誘惑が多い

学生は時間が社会人と比べて多くありますが、時間の使い方が下手です。

まず、多くの人がスマホによって時間を奪われています。
例えばスマホゲームをついついしてしまったり、YoutubeやTwitterなどのSNSをしたりしてあっという間に時間が過ぎ去っているのです。

学生の場合は時間が多くあるのでついついそういう娯楽に使ってしまうのですね。

では、社会人の場合はどうでしょうか。
社会人の場合は時間を作り出さないと時間を確保できない場合が多いでしょう。

例えば同僚の飲みを断ったり、友人と遊ぶ時間を削ったりしなければなりません。
そういう事情もあり、社会人は時間の大切さというのが身についています。

一度社会人を経験した人が専門学校などに入ると周りの人よりも人一倍努力するのはこの時間が限られたものであることを分かっているのです。

またスマホが時間を奪うというのも経験的に理解しています。
時間がそもそもないので徹底的にそういうものを排除するので絵を描く時間が必然的に増えていくのです。

社会人は集中力がそもそも高い

普段仕事をしているとやはり結果を求められます。
そういう仕事を普段やっていると集中力が自然と養われていくのです。

ですので、いざ絵を描いていても集中力が持続しやすく絵が身につくスピードも速くなります。

また効率的に作業することも考えられるのでいかに絵を描くことにおいて効率化できるのかも常に考えているのです。

学生は意欲が少ない

絵を描く意欲はだれにも負けない!
学生であればそう思いがちではあります。

しかし、それは広い世界を見たわけでもなくただ頑張っていると錯覚している人がほとんどです。
しかし社会人は本当に限界を超えている人を見たりする機会があるわけで本当に頑張っている人、意欲がある人を学生より理解しているのです。

また学生って時間があるのでとりあえず始めようという人も多いです。
ですので全体としての人数がかなり多いんですね。

そうなると中には順調にうまくなる人ももちろんいるのですが、思い通りに上手くならずにすぐに飽きてしまう人も大勢います。
時間が多くあるというのもいろいろチャレンジできるのは利点ですが、逆にすぐに飽きて辞めてしまうという欠点もあるでしょう。

社会人の場合はそもそも自由になる時間自体が少ないので、時間の価値が全然違います。
ですので無駄なことには時間を裂けないわけです。

ですので、始めるにしてもそれだけ学生と違い社会人の方が覚悟があるわけです。
そうなると少しの時間も無駄にしませんし、一生の趣味や仕事にすることを覚悟して初めていきます。
ということもあり、学生と社会人はそれだけ覚悟が違うと言えるでしょう。

社会人は資金がある

学生の場合は絵を学ぶにしても学校に通ったりすることがなかなかできません。
それはやはり金銭的な理由が多かったり、勉強しなければならないので、それだけにお金を使うわけにはいきません。
基本的に働いているわけではないので、常に金欠状態です。

しかし、社会人の場合は収入があるので学生の何倍も自由に使えるお金があるわけです。
そのお金を好きなだけ絵を学ぶことに使うことが出来ます。
ですので専門学校の夜間に通ったり、教室などに通って最初から正しい方法で学ぶことが出来ます。
つまりそれだけ近道ができるんですね。

これができるのとできないのとではかなり大きな差になってきます。

まとめ

社会人で絵を始めようと思っていても無駄だと考えている人は多くいます。
実際も私が相談を受ける内容もやはり年齢のことに触れる場合が多いです。

しかし、このような理由で社会人でも十分に絵が上手くなることが可能なのです。
社会人で絵を始めることをためらっている人はまずは時間を確保できて練習できるのであればチャレンジする価値は十分にあります。

まずは常識的に年齢を重ねると習得しづらいと考えてしまいがちですが、実際にはそんなことはなく。
むしろ社会人の方が真剣に考えている分しっかりと取り組むので絵の上達もそれだけ早くなるのです。

絵を学びたいのに年齢を理由にして立ち止まっていてはもったいないです。
十分に絵が上手くなることは可能なので、頑張って絵を描いていきましょう。

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